2019-06-08から1日間の記事一覧

夢の跡 大木實詩集

1947年7月、臼井書房から刊行された大木実の第6詩集。 目次 藪椿 早春 夕餉 寝顔 祕密 夏帽子 妻 こほろぎ フライパン 朝 ゆめ 穉な妻 家のなか 歩く 太郎の手 太郎 子供と桃の花 日向 母と子 買物 厨の物音 家族 月夜 月のひかり 跫音 この冬も 糸玉 火 朧…

私の道のうえに 除村ヤエ詩集

1984年10月、ベルデ出版社から刊行された除村ヤエの第2詩集。除村は、ロシア・ソビエト文学者・除村吉太郎の妻。 一九四五年八月一五日、私は病んで、群馬県の生家で寝床の上にあった。母が例によって私のお昼を運んできたが、お膳を下に置くなり、体ごとの…

極みを歩くもの 武井京詩集

1982年4月、黄土社から刊行された武井京の第5詩集。 目次 Ⅰ 極みを歩くもの 極みを歩くもの ひとりはひとり 濯ぐものは 無題 北極圏 阿字が浦にて 雨滴 根が在ることを ベレー帽の下に 病棟に雨を聴く ありがとう Ⅱ 民話 民話 焼きむすび 寒鮒の味噌汁 忘却…

猫談義 崔華國詩集

1984年9月、花神社から刊行された崔華國(1915~1997)の第2詩集。装幀は林立人。第35回H氏賞受賞作品。 日本語での第一詩集、『驢馬の鼻唄』(詩学社)以降四年間に、「詩学」の他、同人誌「四海」「風」「西毛文学」「東国」等に寄せた作品をまとめたのがこ…