2020-10-03から1日間の記事一覧

福井詩集 一九七九年版

1979年12月、福井詩の会から刊行されたアンソロジー。発行は則武三雄、編集は杉本直。表紙画は雨田光平、抄紙は岩野平三郎。 一九七七年版を出してだからこれは隔年版になる。でもやはり小さい記念になったことが思われる。一年々々、ひとは年齢を加える。二…

コップの中の水 千葉吉弘詩集

1989年1月、東京出版から刊行された千葉吉弘(1945~)の第3詩集。現代詩叢書4。 ここに収めた詩は、詩集『しずかな小路』(兄晃弘との共著)『象の国』以降のここ十年以内のものである。 「人生は短かく芸術は長い」という言葉がある。確かに人生は短かい、僕…

草の人 松岡政則詩集

2006年6月、思潮社から刊行された松岡政則(1955~)の第4詩集。 目次 ・草の人 痛点まで 聲の者ら これがこの夏の歩くです 草の夜 草の人 草の雨 草に倣う エネルギー 1母の細胞、その突破力。 2箕作りの音、躰癖 手紙 雑草(あらくさ)まで 目笑 遅れる …

錯綜とした道 伊勢田史郎詩集

1968年11月、国文社から刊行された伊勢田史郎(1929~2015)の第3詩集。 目次 ・景色 いつも遅れてくる男 驟雨が 一滴の酒 秋 港にて 海へ 雑録・夏から秋へ 幻影の都市 夕ぐれの 不吉な 風 まっかな 月 が 白鳥 ふるい記憶をたどりながら 景色 景色 景色 モ…