2023-11-13から1日間の記事一覧

開かれた眠り 利岡正人詩集

2020年3月、ふらんす堂から刊行された利岡正人(1976~)の詩集。装幀は和兎。著者は高知県生まれ。 目次 閉ざされた時の中で 剥き出しの地 立ち会うとき 真夜中に 枯渇した川 その先にも うちの猫 無について 一日の影 空咳 内部の危うさ 帰り道 苛まれる家…

歳月、失われた蕾の真実 吉野令子詩集

2003年12月、思潮社から刊行された吉野令子の詩集。第37回日本詩人クラブ賞受賞作品。 『秋分線 ritornello』から八年を経てここにようやく『歳月、失われた蕾の真実』を上梓する。この本に存在するのはその間の歴史的現実とのたたかい。振り返ると、じりじ…