2018-03-23から1日間の記事一覧

座談関西戦後詩史 大阪篇 

1975年6月、ポエトリー・センターから刊行された関西戦後詩に関する座談会記録。編纂者は福中都生子(1928~2008)と犬塚昭夫(1942~)。 目次 一、詩誌「詩文化」と反骨精神 「詩文化」「豚」「花」「コスモス」「詩と真実」など 二、詩誌「山河」の時代 …

貸しビル 谷澤辿詩集

1994年7月、潮流社から刊行された谷澤辿(1931~)の第6詩集。飾絵は竹中郁。 目次 溽暑 土用 鹿 釣忍 シャンソン ビヤ・ガーデン 碁会所 読書のすすめ 葦の海 褻のうた 象のはなし 蕎麦屋へのアプローチ ひとすじの味 天ぷら屋は語る 休日 八丁みそ 台所の…

戦後詩壇私史 小田久郎

1995年2月、新潮社から刊行された小田久郎(1931~)の詩壇回想記。装画は瀧口修造。第22回大佛次郎賞受賞作品。 目次 序章 口語の詩から日常語の詩ヘ――萩原朔太郎から谷川俊太郎へ 1993 「萩原朔太郎賞」と「世間知ラズ』の詩人 「霧」のなかから「ぼんやり…

懐情の原形―ナラン(日本)への置き手紙 ボヤンヒシグ

2004年10月、英知出版から刊行されたボヤンヒシグのエッセイ集。装幀は古田修。 目次 居場所 石の重み 風の四季 二十年前からのプレゼント 故里 時計の前にいつも 天衣有縫 非日常性 梅雨から杏南へ 夢 書物の中を 通称金閣寺 チンギスハーンはノマドだった …

白い嘘 和田誠句集

2002年6月、梧葉出版から刊行されたイラストレーター・和田誠(1936~)の句集。 英語に「ホワイト・ライ」といふ言葉がある。直訳は「白い嘘」だが、「他愛もない嘘」の意味を持つさうだ。日本語の「真っ赤な嘘」が「けしからん」と感じさせるのに対して、…

幸福の部屋 畔柳二美

1957年10月、東方社から刊行された畔柳二美(1912~1965)の短篇集。装幀は谷内六郎。 目次 幸福の部屋 くすり指 うしろ姿 冬の海 少女の瞳 母の正月 恋文 春の陽炎 白梅の香り NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

絶唱 大江賢次

1958年5月、大日本雄弁会講談社から刊行された大江賢次(1905~1987)の長篇小説。 目次 第一章 山鳩の小雪 第二章 湖畔の記録 第三章 葬婚歌 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

近代詩十章 菅谷規矩雄

1982年10月、大和書房から刊行された菅谷規矩雄の評論集。 ここにまとめた十章のうち、金子光晴と尾形亀之助をのぞいて、いずれも、詩をよみはじめた少年時からの、なじみの詩人である。ごらんのように、一冊が近代詩論としての形をなすためには、ひとりの、…

アルスのノート 昭和二年早春 野溝七生子

2000年展望社から刊行された野溝七生子の恋愛日記。解説は川本三郎。 目次 Ⅰ 昭和2年1月5日 Ⅱ 昭和2年2月6日 永遠の少女が夢見た戀愛 川本三郎 NDLで検索Amazonで検索

幻想飛行 柴田忠夫詩集

1970年9月、思潮社から刊行された柴田忠夫(1918~)の第3詩集。制作は宮内洋。 私にとって詩を書くということは、かつてこの上なく楽しい仕事であった。私の詩は、甘美な抒情性と、ガラス細工のように繊弱な青春の光沢を持っていたようだ。ところが年が経つ…

花後の想い 渋沢孝輔

1993年3月、小沢書店から刊行された渋沢孝輔のエッセイ集。裝画は柄澤齊。 久しぶりにエッセー集を編んでみてあらためて気付いたことは、近年の自分の書き物に故郷や植物に触れたものが多くなっていることである。いくらかは年のせいかもしれないものの、本…

思考の思考 渋沢孝輔

1977年8月、思潮社から刊行された渋沢孝輔の評論集。装画は日和崎尊夫。 〈現代詩〉という言葉はぼくもあまり好きではなく、できればすべて〈詩〉で済ませたいところであるが、今日の詩をその時代的な特殊性に即して語る必要がある場合に、いつも〈今日の詩…

高橋新吉研究 平居謙

1993年4月、思潮社から刊行された平居謙による高橋新吉研究書。 目次 研究篇 ダダの上陸――新吉のダダ受容・辻潤・萩原恭次郎 高橋新吉の原点――『まくはうり詩集』論 ダダの観念――「断言はダダイスト」・小説「ダダ」 危機へ――『1928年集』に見られる危機意識…

壺 伊藤正斉詩集

1971年12月、コスモス社から刊行された伊藤正斉(1913~)の第3詩集。装幀は中武久。 目次 炎天 炎天 いまもあなたを待っている 訪問者 空をかける馬 ミイラとり 呪文 蛆 すべる ほれっぱなし 土 正月 クラゲ 嘘 壺 空 哺乳類 みみず こじゅけい 空と地下と …

沖縄にささげる歌 萩原実詩集

1976年8月、アポロン社から刊行された萩原実(1921~)の第2詩集。装幀、カットは木尾悦子。 目次 序章 陣没した少年少女たちに 特攻のひとびとに 生き残ったひとりの兵士に 風土に 跋詩人萩原実について 桑原啓善 あとがき Amazonで検索日本の古本屋で検索…

さるやんまだ 佐々木安美詩集

1987年4月、遠人社から刊行された佐々木安美(1952~)の第3詩集。装幀は十川雅典。第37回H氏賞受賞作品。画像は2刷。 目次 さるやんまだ キューピー 朝のしたく ハト・ハト・ハト ヒトの草 独特な音 だらにの釘抜き 柱はまんなか 観音 旧暦 かみなみと言っ…