1955年11月、地球社から刊行されたアンソロジー詩集。カバーは嶋岡晨、扉絵は豊福知徳。
目次
Ⅰ 作品
- 森から來た 丸山豊
接近 森から来た 稲妻 - 火の記憶 木下夕爾
冬の噴水 SHANSON D'AMOUR 死者 遠い眺め 座席 稲妻 倒れる樹 火の記憶 - 渦の中の小さな歌 緒方健一
その角を曲ると 密告しない彼 渦の中の小さな歌 my foolish heart 月の娘 - 死の潜む世界 嶋岡晨
遺書 死 乳搾りの少女 - 存在の切点 松田幸雄
WADAN WRÆGLASTAS 落ちた小鳥の歌 夜の庭 存在の切点 - 孤独な出發 新川和江
生について 死について 孤独な出発期 期待 ECH0 - 笑 大野純
鳥 微笑 - 飢渇について 青柳信房
彼について 夏の夕暮について 梅雨について 声について - 像 粒來哲藏
使徒 門 射程 雅歌 像 - 旅の終り 中村隆子
果樹園 霧のなか 旅の終り 植物時代 風葬墓地 - 狂鳥 野澤郁郎
狂鳥 答のある入江の日暮 屋根 今日 貝の歌 - 歌う花辯 小野連司
薔薇の歌 xの詩 マジック・ジャーニー 小さなバンド - いまはしい落果 駒澤眞澄
牛と製粉 いまはしい落果 りんご - 海辺のイマジネイシヨン 宮澤肇
光りはぼくを拒む かけがえのない風景が 船あと 夏の顔 - 「時」の習作 岡田兆功
ペイパア・ムーン 懐郷 焚く日 午後へ 劇は - 扉のなかの秘史 長谷目源太
碇について 化石について 扉のなかの秘史 痛手について - 「夏の日」まで 清水高範
菊一 菊二 三滝墓地で 重たい海 屋上 十年 夏の日 - 月夜のうた 前田邦博
夜の窓辺で 秋の中で 音楽 海 月夜のうた 眠られぬ夜 - 白い斧 松永伍一
白い斧 八月十三日 夏中郵便 海の紅 ゆうひ - ぼくのうた 菊地貞三
ぼくのうた 夜道 白い建物のなかに どうして忘れよう - 夏の歌 赤井喜 一
夏の歌 手 - 現代の神話 秋谷豊
降誕祭前夜 蛾神
Ⅱ 詩論
- 一つの條件 杉本春生
- われわれはいかに詩を書いてきたか 唐川富夫
後記 秋谷豊