自虐的終章 北村均詩集

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 1973年1月、炎社から刊行された北村均の第1詩集。挿画は新田稲美、装幀は三上雅弘。

 

目次

  • 残り火
  • 異邦人
  • 学内風景
  • 黒い系列
  • らんぷ
  • 水晶の墓
  • どこへ
  • 夜の夜のたゆたい
  • 羞恥
  • 愛の言葉
  • 自虐的終章
  • 花言葉のフーガーあるいはブルースカイ喪失
  • 花言葉スケルツォあるいは零歳の記憶
  • 花言葉のラプソディーあるいは振り向かないで
  • 雪明り
  • 木魚
  • 砂丘から砂丘
  • 一人の風景
  • 通過列車

あとがき


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フィズの降る町 吉沢巴詩集

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 1990年4月、白地社から刊行された吉沢巴(1956~)の第2詩集。装本は倉本修。附録栞は「ONとOFFの夢幻劇」(吉田文憲)。新鋭詩叢書10。


目次

  • コカコーラ・クラシック
  • フィズの降る町
  • テーブルの上に満月が流れていくのを発見した夜
  • 惑星
  • 売り物のない店
  • 象が踏んでも壊れない

  • TAKE OFF
  • 豚の木
  • 自転車
  • 卵商人
  • 喪失
  • 鳥の道

  • キクラゲが店先で
  • ありふれた町
  • サングレアスール島の空
  • 冬の起重機
  • キリンのいる構内
  • マリィの海
  • 罐詰の日々
  • 骨を下さい

あとがき


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手紙のち雨 平田俊子詩集

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 2000年10月、思潮社から刊行された平田俊子(1955~)の第7詩集。装幀・装画は毛利一枝。

 

目次

  • タイトル会議
  • 鳩パン
  • ちから
  • 夜会草
  • 日々遠のいていくポスト
  • 尾行類
  • 邪魔な朝
  • パーツ
  • 水を運ぶ
  • 心中屋
  • 二個の旅
  • バス屋の娘
  • 環七
  • 鳩の一族
  • 巡回歯医者
  • うわさ
  • ゴキブリ注意報
  • TP
  • ミニヨン便り
  • 幻聴コード
  • 蛾がどこかにいってしまって


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童笛を吹けども 室生犀星

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 1947年5月、弘文堂書房から刊行された室生犀星(1889~1962)の長編小説。アテネ文庫18。

 

「童笛を吹けども」はあたらしく書き下ろしたものである。作者は何を捉へようとして書き綴つたかは、自ら語るの後には肯つけるやうに思はれる。私は自分の文學的な生ひ立ちに向つて敬禮していいいかどうかも、やはり未解決のままにして置きたいのである。

(「跋」より) 

 


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ぼくの現代詩入門 北村太郎

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 1982年7月、大和書房から刊行された北村太郎(1922~1992)の詩論集。装画は田中靖夫。装幀は菊地信義(1943~)。

 

詩の詩 若い読者に

 

まず第一にたいせつなのは
背すじをすっきり伸ばすこと
そうしなきゃ見えてこない
詩の

つぎに忘れてならないのは
底なしの憂愁、輝く快活
それがなくては見えやしないよ
詩の

三番目、これこそ必須
あらゆる音楽をうたがうこと
でなきゃぜったい見えません
詩の

四番目、これが決め手か
つねに新鮮な罵詈雑言をくふうしたまえ
それでこそ初めて見えてくる
詩の

最後にひとこと
以上すべての条件をみたしても
なんにも見えないことがあると思え
詩の
うすら笑いのほかには

 

目次

  • 1 現代詩とは何か
  • 2 若い荒地の詩
  • 3 若い現代の詩
  • 4 詩の作り方のヒント

あとがき
作者別作品索引


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魂の行為 岡庭昇詩集

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 1971年7月、マニフェストから刊行された岡庭昇(1942~)の第2詩集。

 この詩集に収めた作品は、第一詩集『声と冒険』の後、一九六四年から一九七一年にかけて、「詩学」「現代詩手帖」「ユリイカ」「マニフェスト」「三田文学」などに発表されたものである。私はいっかんして完結した詩的情緒も、言語に依る美の構築も、詩を書くことのなかには求めなかったので、これらの作品は、いきおいばらばらな断片へ自らを追いやりつつ、幻影としてしか現前しない自己の信念の表明にとどまっていることであろう。だが私にとって詩のことぼとは、ひっきょうそのような生を生きるものであり、不確定なこの世界にむけてばらばらに飛び散り、飛び散りつつつき刺さる幻想の刃を担おうとするところにしか存在し得ない。(「あとがき」より)


目次

  • 城砦
  • 白鼠よけっして
  • オフェイリア
  • 波止場
  • 叫び声
  • ジューン ブライド
  • ざらし
  • 休息しない男のバラッド
  • 一九六八年六月十五日
  • 立像
  • 泥と風車
  • 南からきた人よ
  • 恐怖論
  • 幻想の時代のなかで
  • 影の物質
  • 場と幻影
  • 友よ
  • 巨樹について

あとがき


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台風孤児 出岡実詩集

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 1979年11月、国文社から刊行された出岡実(1929~2001)の第4詩集。著者自装。


目次

  • 疼くもの
  • 顔のない人形
  • 古地図
  • 挨拶
  • 扁平足
  • 目脂
  • 心臓
  • 心臓をよこせ
  • 胃袋
  • こうもり傘みつけた
  • 空中ブランコ
  • 問答
  • 習慣
  • 喉仏
  • 肋骨
  • 煙草に火を
  • 爪の毒
  • 歯型
  • 指の博物館
  • 水掻がほしい
  • 額縁
  • 鉄砲水
  • 脈搏
  • 靴塚附近
  • 声帯
  • 疼痛

 

伊勢湾台風 Ⅲ  あとがき

 

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