2018-03-10から1日間の記事一覧

夜の果への旅 タニール・ワシリースキーの書・第壱 鷲巣繁男詩集

1966年9月、詩苑社から刊行された鷲巣繁男の第6詩集。 目次 夜の歌 夜の果への道 夏と予言者 アンチゴネーの夜 オレステースの出発 オレステースの旅 オレステースの夜 テーセウスの夜 サムソンの夜 アッシリアの夜 ネストリウス風の夜 インテルメッツォ 死…

海町 岩佐なを詩集

2013年5月、思潮社から刊行された岩佐なをの第7詩集。銅版画は著者。 目次 海町 仙人掌仮面 「狩り」がえし 窓 今昔 伝奇の朝 ゆめ 記憶なんか 飛行 さんかく ゆら X そほ 御案内 すぎさり 下弦 ラヂオ 土塀 後生 カキオキ わざ 黙礼 またね。 仕事はじめ …

とうとう来なかったものへ 北川朱実詩集

1983年3月、詩学社から刊行された北川朱実(1952~)の第1詩集。装画は高木雅彰。 私は暮色に包まれた風景が好きである。その中でポツンポツンとつき始めた家々のあかりが好きである。道を急ぎながら私はいつも、あかあかとした暖かい部屋を窓越しに覗いてみ…

放曠 加島祥造詩集

1990年12月、書肆山田から刊行された加島祥造(1923~2015)の第2詩集。装幀は青山杳。 目次 + 雪解の水のように 春の裏表 山中の礼譲 兇事願望 愁いの路は 聞えない声 若いコオロギ となりにいない友に 林のむこうに ++ 淋しい魚の眼 お前のまだ生れないこ…

童顔 山口哲夫詩集

1981年8月、書肆山田から刊行された山口哲夫(1946~1988)の第1詩集。 目次 風雲録 修羅つくり 志ん版 修羅つくり 私家版 大字報 ちりめん野史 辛句短句 あれの抄 黃鐘調四谷版 辛句短句 男衒命題 王蕙茹考 辛句短句 続あれの抄 蕩詩 辛句短句 狂草十三夜 …

詩的漂流 清水哲男

1981年4月、思潮社から刊行された清水哲男の詩論集。装幀は浅井慎平。 気恥かしいのですが、二冊目の詩論集」です。二十代の文章を入れたことで、私という人間の 硬直的な思考がはっきりしたと思います。失礼な暴言もそのままにしたことでは、私の一生の後悔…

流れもせんで、在るだけの川 若尾儀武詩集

2014年6月、ふらんす堂から刊行された若尾儀武(1946~)の第1詩集。装幀は稲川方人。 目次 序詩 Ⅰ 車窓のきみに 音 槿 つつじ径 漂流 停まらない電車 いつにしろ ここに ただにゆるゆると 地図 名前 水切り 木瓜の咲く道へ Ⅱ 桃色の豚 改名 半鐘 はるの椅子…

話は逆 井坂洋子

1983年1月、気争社から刊行された井坂洋子(1949~)の第1エッセイ集。装幀は芦澤泰偉。 大学を卒業してこのかた、文章を書く習慣もなく、二十代も終わりにきた、ある日、小説の書評の依頼がきた。そのあとも原稿を書く機会を与えられた。本書はその半ば以上…

場所 高良留美子詩集

1962年12月、思潮社から刊行された高良留美子(1932~)の第2詩集。装幀は粟津潔。第13回H氏賞受賞作品。 これらの詩、ことに最近二、三年のあいだに書いた詩に、直接的な感動を求めるひとは、あるいは失望するかもしれない。自分が物になる危険をおかして、…

スクラップ、集まれ 小長谷清実詩集

1983年3月、れんが書房新社から刊行された小長谷清実の第4詩集。ブックデザインは宮園洋鬼界。 目次 1癌細胞、他八篇 癌細胞 血のしみたシーツ 凌辱の日々 摘みくさに行く ほぼ等身大の うなぎ、のたくる チクチクの声 猫撫声のすぐ傍で ニューアポカリプス …

ベーゲェット氏 阿部岩夫詩集

1988年10月、思潮社から刊行された阿部岩夫の第10詩集。装幀は加賀美勣。第19回高見順賞受賞作品。 この詩集に収めた作品は、一九八五年八月から一九八六年八月までの間に「ベーゲェット氏」(語らぬはずが)として書いたもので、全て「淼」(びょう)に発表した…

草すなわちポエジー 野村喜和夫詩集

1996年9月、書肆山田から刊行された野村喜和夫(1951~)の第7詩集。装幀は亜令。 目次 産巣 照葉 早蕨 久美泥 一帯雪余白 発疹(発信?) 飛狭根 淡島 韋牙 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索