2015年10月、書肆子午線から刊行された古賀忠昭(1945~2008)の第6詩集。装幀は田代しんぺい。
本詩集の著者・古賀忠昭は二〇〇八年四月十四日に亡くなっている。亡くなる直前までの二年間に書き連ねた詩篇を編集して、生前の二〇〇六年十二月には『血ん穴』(弦書房)が、二〇〇七年十月には『血のたらちね』(書肆山田)が公刊されているが、本書はその三冊目となる。古賀の足跡に添えば第六詩集にあたる。(「覚書/稲川方人」より)
目次
- 古賀廃品回収所
- テロリスト風スキヤキ会
- 天皇の穴
- 焼き肉と思想
- 紙クズと鉄クズ
- 見えない戦争
- エヘヘヘヘ
- たった一つの日本語
- 初雪
- 妊娠
- 見えない便所
- 汲取り口
- ものがたり
- 鬼が生まれた日
- イナイ、イナイ、バア
覚書