2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

機部屋三昧 上林暁

1944年8月、地平社から刊行された上林暁(1902~1980)の短編小説集。装幀は青木茂。第8作品集。 目次 機部屋三昧 童女像 大學構内 外套譚 二階の歌 青空 鴨のいたづら 家郷 赤襯衣の屋臺 ふるさとびと 晩年 龍舌蘭の友 妻の身 1 蔦の鉢 2 詩人先生 童謠 …

現代詩の方法 杉本春生

1959年7月、思潮社から刊行された杉本春生(1926~1990)の詩論集。写真は鳥居良禅。著者は岩国市生まれ。 目次 戦後詩の成立 戦後文学と戦後詩 詩の方法 暗喩と想像力 詩と短歌 疑問符による断章 立原道造試論 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋…

望郷 小田嶽夫 芥川賞作家シリーズ

1964年9月、学習研究社から刊行された小田嶽夫(1900~1979)の短編小説集。シリーズ装幀は伊藤憲治、撮影は小塩寿夫。 目次 望郷 書下し 冬の訪問 書下し 城外 受賞作 黒い服 あたたかい夜 道化踊り 曠野 佗のある話 続佗のある話 ばら色のおかあさん 二つ…

自撰 一戸謙三詩集

1965年6月、津軽書房から刊行された一戸謙三(1899~1979)の詩選集。 大正八年(一九一九)から断続して昭和三十九年(一九六四)まで私は詩を書いて来たからその数は五、六百篇になってゐるであらうしかしそれらは習作に過ぎないものが多く、この詩集には六十…

冬の旅 大屋典一

1956年1月、河出書房から刊行された大屋典和(1916~1988)の長編小説。カバーは高橋忠彌。大屋は一色次郎の本名。第22回直木賞候補作品。 目次 右手 下流から下流へ 土砂降り 冬の旅 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

丘 舘脇操歌集

1929年9月、東京詩學協會から刊行された舘脇操(1899~1976)の歌集。著者は横浜市生まれの植物学者。刊行時は北海道帝国大学農学部の学生。 目次 銀杏の葉蔭 陽炎 丘 馴鹿 島 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

望ケ丘の子供たち 長島愛生園編

1941年8月、山雅房から刊行されたハンセン病児童文学アンソロジー。編集者代表は長島愛生園長の光田健輔。 目次 序 光田健輔先生 序 下村海南先生 生活記録篇 童謠及自由詩篇/187 短歌篇 俳句篇 附録(其の一) 附録(其の二) 附録(其の三) 卷末附記 内田…

水銀109 神尾和寿詩集

1990年3月、白地社から刊行された神尾和寿(1958~)の第2詩集。装幀装画は倉本修。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

魂の手まり唄 香川紘子詩集

1964年5月、思潮社から刊行された香川紘子(1935~)の第2詩集。装幀は清水俊彦。 目次 Ⅰ 晩秋 繭の夢 小さな祈り 魂の手まり唄 レコード 眩暈の記憶 ローマの噴水 乾いた夏 暦 十二月 首飾 パドウドウ 家の外の階段にいる子供 雙生の場所 Ⅱ 人質 カミナリ族…

神聖である 神尾和寿詩集

1984年7月、文童社から刊行された神尾和寿(1958~)の第1詩集。装本は倉本修。刊行時の著者の住所は京都市左京区。 目次 神聖である 扉 レイ・ブラッドベリは 物語りのはじまり インドの話 ヒコーキ祭り 青い空には誰もいない ハワイ旅行 尻の周辺 絵の時間…

花市場 野口清子詩集

1955年12月、JAPの会から刊行された野口清子(1930~)の詩集。 目次 序文 赤木健介 序文 野口清子 跋 菅原克巳 跋 飯岡亨 ・一九五五年 詩 ヤロビの村 墓地 あの子 風景 獄中からの便り 水とほのほ 信じあうということは 冬 おかあさんへ せいじと私 みんな…

絵本と詩を抱えて あすか文庫と共に 井野口慧子

2001年10月、みもざ書房から刊行された井野口慧子(1944~2019)のエッセイ集。装幀は河野勝重。著者は広島県生まれ、刊行時の住所は東広島市。1981年から自宅で「あすか文庫」を運営。絵本と詩の仕事を中心に活動。 目次 風の子守り歌 まえがきにかえて Ⅰ …

だから街づくりに参加しよう 佐々木悠二詩集

1984年1月、書肆犀から刊行された佐々木悠二の詩集。装画、装幀は岩井哲。 目次 だから街づくりに参加しよう 夏まつり 不安な歩行者 メモ 信号機 コート 新幹線の通らない街 清掃 横断禁止 提案 雇用条件 銀行 低気圧 ワードプロセッサ ジョギング ユリの木 …

白い稜線 佐々木悠二詩集

1984年1月、書肆犀から刊行された佐々木悠二の詩集。装画、装幀は岩井哲。 目次 单独行 出発 トラバース 赤いヤッケ 地図 結水 コーヒー 飯豊 ルンゼ 登攀 雪崩 夏の終焉 西黒尾根 谷川岳 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

深い永遠の中へ 詩が生まれる場所 井野口慧子

2009年12月、メディクスから刊行された井野口慧子(1944~2019)のエッセイ集。著者は広島県生まれ、刊行時の住所は東広島市。 目次 未明の庭に(巻頭詩) 川のほとりでわたしは生まれた――広島県三次市 水源の森から――東広島市豊栄町 みどりの谷よ――安芸高田市…

夕空晴れて 井野口慧子

1996年2月、みもざ書房から刊行された井野口慧子(1944~2019)のエッセイ集。カバー装画は三岸節子。著者は広島県生まれ、刊行時の住所は東広島市。 十年ほど前だろうか、テレビドラマの中に、女優の樹木希林が「夕空晴れて秋風吹き月影落ちて鈴虫鳴く…」と…

花芯 瀬戸内晴美

1959年10月、三笠書房から刊行された瀬戸内晴美(1922~2021)の短編小説集。 「花芯」は、昭和三十二年、十月号の「新潮」に、六十五枚の短篇として発表しました。 それまでに、私は短篇集をようやく一冊持っていましたが、それに収めた作品は、私にとって…

その前夜 井口時男

2022年8月、深夜叢書社から刊行された井口時男の第3句集。表紙写真はStas Muhin。写真・装幀は高林昭太。 目次 一 句帖から 二〇一八年 二〇一九年 二〇二〇年 二〇二一年 二〇二二年 二 連作から 三 旅の句帖から ・エッセイ 追悼句による室井光広論のため…

一作家の歩み 江馬修

1957年6月、理論社から刊行された江馬修(1889~1975)の自伝。 目次 まえがき 一章 一 どうして文学を志したか 二 自然主義文学運動の洗礼 三 大観先生を知る 四 青春の狂気(その一) 五 青春の狂気(その二) 二章 一 処女作が世に出るまで 二 森川町一番…

風の吹く町 森万紀子

1977年3月、集英社から刊行された森万紀子(1934~1992)のエッセイ集。装幀は赤坂三好。 目次 Ⅰ 王者の誕生を願って 暗い部屋から 消えた一番星 新しい町に住んで 雨戸の向こう 古本屋めぐり 遠い日のこと わたしの悪い夢 都会の中の海鳴り 個と大衆――私の…

三好達治氏と私 則武三雄

1982年6月、北荘文庫から刊行された則武三雄(1909~1990)の随筆。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

日常生活の冒険 大江健三郎

1964年4月、文藝春秋から刊行された大江健三郎(1935~2023)の長編小説。装幀・カットは朝倉攝。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

そこに蛇がいる 山本道子

1968年10月、思潮社から刊行された 山本道子(1936~)の短編小説集。装画・装幀は鈴木悦子、レイアウト・扉構成は桑山弥三郎。 目次 乾燥させたカイガラ草を詩人にあげるまでのこと 暗闇で耐える遊戯がどれだけ困難であるかをつくづく考えるまでのこと 詩人…

笑い月 粒来哲蔵詩集

1994年9月、書肆山田から刊行された粒来哲蔵の第11詩集。装画は鴨居玲。 目次 ・鈴 蜻蜻 蟻 鈴 少女が鳩を嫌がるので ・跳ねる男 宙ぶらりん 担う男 攀じる男 跳ねる男 笑う男 ・蝸牛 茴香 蝸牛 榾火 蝸牛 女人磔刑 聖音 ・笑い月 鄙歌 終幕論 笑い月 水の反…

心果つるまで 日本の戦犯にさせられた四人の台湾のお友だち 福永美知子

1995年5月、水晶工房から刊行された福永美知子(1930~)の児童書。表紙装画は高野カヨ。 目次 ・第一部 はじめに 鄭火山さん亡くなる 台湾の歴史 日本の植民地 皇民化教育 太平洋戦争始まる 俘虜取り扱いに関する国際法規 戦陳訓 俘虜収容所 俘虜監視員募集…

花もわたしを知らない 中野鈴子詩集

1955年9月、創造社から刊行された中野鈴子(1906~1958)の詩集。装幀は松浦喜美枝、扉字は中野鈴子。 目次 詩に添えて 鍬 味噌汁 わたしは深く兄を愛した 春 冬 心は愛に満ちている 一片の花瓣 あわれな時に かつて少女の日に 山の奥の部落と彼女 時待たず…

塩こおろこおろ 加藤千香子詩集

1999年3月、思潮社から刊行された加藤千香子(1932~)の第2詩集。著者は松阪市生まれ、刊行時の住所は松阪市新町。 第一詩集『ギプスの気象』以来、あっという間に年月が経っていた。しばらく書けない時期があり、パリ時代の一九七三年頃から現在まで、「三…

極東の仕事 阿部恭久詩集

1995年10月、思潮社から刊行された阿部恭久(1949~)の詩集。装幀は日比野充希子。 目次 世界 生業 カフェ者 車上 作物 気持の整理 おない年 ロックンロール 背広 冥利 真夏の夢 大西洋 千秋 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

語る 久保田万太郎

1934年1月、四篠書房から刊行された久保田万太郎(1889~1963)の随筆集。 目次 雷門以北 廣小路 仲見世 觀音堂付近 淺草学校 「古い淺草」と「新しい淺草」 吉原附近 續吉原附近 夏のおもひで あやめ團子 澤村源之助 伊井蓉峰のこと その一 その二 いまは亡…

水の底 續人譽幻談 伊藤人譽

2008年1月、龜鳴屋から刊行された伊藤人誉(1913~2009)の短編小説集。 目次 溶解 水の底 ふしぎの国 肌のぬくもり 落ちてくる 鏡の中の顔 夜の爪 われても末に あとがき魔賊の囁き 松山巌 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索