リサ、リサたち サキ、サキたち 下村康臣詩集

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 2000年3月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の長篇詩集。

 

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ビッキの外れ 下村康臣詩集

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 2002年12月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の詩文集。

 

目次

  • ビッキの外れ
  • 展望台
  • 魚の名前
  • K・N・S・G・M・Mへの手紙

(エッセイ)

  • 誘惑論
  • ダリ展
  • 不在のレトリック
  • 言語崩壊

 

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黄金岬 下村康臣詩集

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 2002年10月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の遺稿詩集。著作権継承者は妹の松本多美子。

 

 今年の二月、無事、北大の慰霊塔に納骨することができました。真冬だというのに札幌の町は全くといっていいほど雪がありませんでした。ホテルから時計台をそして兄の働いていた薄野の町を歩くと、冷たい風にのって懐かしさと優しさの匂いがするのを感じます。中島公園豊平川・町を走るキックボード・角の金物屋・クレープを焼く異国の人そしてバッカスビルの小さな事務所・山盛りの大根サラダ、思い出が私の中を通り抜けていきます。兄はちょこんとまあるい帽子をかぶって笑っています。

 私は私の存在に対して筋を通したように感じています。不幸の感情はありませんので、どうか安心してください。                  

下村康臣

 このたび仲山清様のお力をいただき『鰐組』の発表作品をまとめることができました。兄が「ぽくの希望として、可能ならば」といっていたものです。三冊という大きなものになってしまいましたが、これが下村康臣の最後の本になると思います。

 二〇〇二年九月 妹 松本多美子

(「詩集出版にあたって」より)

 

目次

  • 北見家の人々
  • 泣くこと
  • 冬の女
  • 触れるための
  • 河床
  • 地上
  • 北見家の娘
  • 公園から来る男
  • 庁舎の池の傍で
  • 猫その他
  • 海の町で
  • 黄金岬
  • 半島
  • 小樽駅下る
  • 八木邸のガーデンパーティ
  • 小田急
  • 江の島
  • 竹芝桟橋
  • 4丁目プラザ前の夕暮れ
  • 人生
  • ラソンの日
  • 海・横浜・もう一歩
  • 敢て料理のようにという
  • 黒い袋
  • 人を殺す唄
  • 水の唄

詩集出版にあたって 松本多美子

 

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黒雲の下で卵をあたためる 小池昌代

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 2005年11月、岩波書店から刊行された小池昌代(1959~)のエッセイ集。初出は「図書」(「川辺の寝台」「家について」は書き下ろし)。装幀は佐藤篤司。

 

目次

  • 鹿を追いかけて
  • 道について
  • 川辺の寝台
  • くぼみについて
  • 彫像たち
  • 花たちの誘惑
  • 虎と生活
  • 雑踏の音楽
  • 日々のなかの聖性
  • 川から来る風‘
  • 水の悪意
  • 蝉と日本語
  • 樹木のある風景
  • 杖をめぐって
  • 黒雲の下で卵をあたためる゛
  • 黒い瞳
  • 連詩の時間
  • かたじけない
  • 詩の不可侵性
  • ちーくーみーまー
  • 蠅がうなるとき、そのときわたしは
  • 縫い目と銀髪
  • 家について
  • 死者を食う蟹
  • 背・背なか・背後

あとがき

 

書評等

詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

 

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列島詩集 1955

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 1955年11月、知加書房から刊行された「列島」グループのアンソロジー。編集は関根弘

 

目次

作品

  • 河邨文一郎 詩人の脳 汚れた手
  • 吉田美千雄 新聞の片隅から 青い娥 運河
  • 福田律郎 オルグ 細胞の指
  • 花田英三 鼻くそ 出発 いつのまにかまた 扉
  • 井出則雄 富士山麓 死者も未来も 風景
  • 木原啓充 詩について 忘却の街で 1955年夏
  • 木島始 時事詩二篇 わが詩劇のなかの小市民の愛の唄
  • 小海永ニ 風 しやこ 生誕 弾性
  • 黒田喜夫 空想のゲリラ おれは間違っていたのか
  • 御庄博実 沼 目刺し 靴磨きと靴釘
  • 村松武司 人間の橋
  • 瀬木慎一 砂 夜から夜へ 逆転風景 ぼくは吐いた血を
  • 関根弘 行ってみたことのない海に 夜の文明 信頼
  • 菅原克己 ぼくらの年代から・五編
  • やまだ・はつお ヘイ・ユウ 運河 讃婚歌
  • 伊藤正斎 粘土と火 稲雀
  • 河合俊郎 みえない流れ 侯鳥の夢をも
  • 滝腰昇 鞄
  • 浜田知章 恐怖の誕生日(バースデー)カード 動く湖
  • 谷川竜生 パウロウの鶴 特許局にて 舞踏病
  • 井上俊夫 明和七年四月某日 二次
  • 松本一哉 硬貨計算機
  • 湯口三郎 暁に死する者 ノートから
  • 浅井比呂志 紡績工場 夢の部屋
  • 山田かん 伝説から未来へ

詩論

  • 現代詩の衰頽と再建
  •  夢のない夜〈関根弘
  •  時間を忘れた時間〈花岡次郎〉
  •  雑炊の未来派木島始
  •  批判から実践へ〈福田律郎〉
  • サークル詩の現状分析
  •  サークルの詩〈関根弘
  •  安静度表の中から〈福田律郎〉
  • 日本プロレタリア詩の歩んだ道
  •  アヴァンギャルドとリアリズム〈瀬木慎一〉
  •  日本前衛詩の出発点〈木島始
  •  首まつりの意識〈関根弘
  • 現代詩人論
  •  象徴主義終結木島始
  •  抒情は変革されたか〈御庄博実〉
  •  雲にのったリアリズム〈花岡次郎〉
  •  永遠のクラゲ〈関根弘
  •  詩の行方〈瀬木慎一〉
  • 技術と表現における現代の課題
  •  リズムについて〈木島始
  •  直喩について〈井出則雄〉
  •  記録について〈瀬木慎一〉
  •  比喩について〈関根弘

あとがき

 

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魚の口 鈴木漠詩集

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 1963年8月、海の会から刊行された鈴木漠(1936~)の第2詩集。著者自装。第14回H氏賞候補作。


目次

魚の口

  • 魚たち
  • 誕生
  • 眠らない馬
  • 壷のなか
  • 光あれ
  • 絵本

  • 父母伝説
  • 探偵
  • 使者
  • 墜死
  • 雨季
  • ペルセウス
  • 喪の種族
  • 卵について
  • あこがれる
  • 謝肉祭
  • 人参果樹
  • 眠る森醒める森

ノオト


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我が山脈 藤村雅光詩集

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 1978年10月、銀河書房から刊行された藤村雅光の遺稿詩集。編集は山本博文。表紙絵・カットは下高原龍巳。

 

目次

序 小野十三郎

1 雑草の花

  • 雑草の花
  • 一枚の花片
  • 青ちさ
  • 桔梗
  • 熊野
  • 石楠の花
  • 黄色い薔薇
  • つゆ花
  • 虫は字を知らない
  • 曼珠沙華
  • 紫陽花
  • 向日葵
  • 雪むすめ ―小島美奈子によせて―
  • 新聞
  • 一本の雑草 ―伊東静雄の霊に―
  • 夜の密林

2 蝙蝠

  • 蝙蝠
  • 葉鶏頭
  • 台風
  • 薔薇

3 クールソン教授

  • クールソン教授とリュックサック
  • 宇川博士と角力取り
  • 坂西志保と婦人運動

跛 三木英治
編集のあとに 山本博文
あとがき 藤村青一

 

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