2005年11月、岩波書店から刊行された小池昌代(1959~)のエッセイ集。初出は「図書」(「川辺の寝台」「家について」は書き下ろし)。装幀は佐藤篤司。
目次
- 鹿を追いかけて
- 道について
- 川辺の寝台
- くぼみについて
- 彫像たち
- 花たちの誘惑
- 虎と生活
- 雑踏の音楽
- 日々のなかの聖性
- 川から来る風‘
- 水の悪意
- 蝉と日本語
- 樹木のある風景
- 杖をめぐって
- 黒雲の下で卵をあたためる゛
- 黒い瞳
- 連詩の時間
- かたじけない
- 詩の不可侵性
- ちーくーみーまー
- 蠅がうなるとき、そのときわたしは
- 縫い目と銀髪
- 家について
- 死者を食う蟹
- 背・背なか・背後
あとがき
書評等