2018-04-15から1日間の記事一覧

MELOPHOBIA 安川奈緒詩集

2006年11月、思潮社から刊行された安川奈緒(1983~2012)の第1詩集。写真は著者。附録栞は福間健二「映画日記、安川奈緒『MELOPHOBIA』のための」と和合亮一『優美で暴力的で華麗で過激で繊細で猥雑で未来的な詩人が隣の車両で虹になる』。第12回中原中也賞…

わがよわいの日の 片瀬博子詩集

1967年12月、思潮社から刊行された片瀬博子の詩集。 目次 月 生誕 夜の樹 秋のリード 伝令 出発 夜明け 鳥と木 分娩 愛するものに 使徒 F師 雲Ⅰ 雲Ⅱ マリヤ マグダレーナに あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

痕跡 三隅浩詩集

2002年5月、草原舎から刊行された三隅浩(1928~1994)の遺稿詩集。 目次 序 斎藤正敏1石のめざめ 砂上のこと 八月 そしてシャガール――恋人たち 雨降って 霧に入る 透視図 見舞いの道 電車行 古い患者 見なれたとき あかあかと……落ちる……線路はなれて 眠り…

だれもいそがない村 岸田衿子詩集

1980年12月、教育出版センターから刊行された岸田衿子の詩集。絵は中谷千代子。ジュニア・ポエム双書。 目次 丸木船にのって 木の影 地球星にて その日まで あかるい日の歌 忘れた国 花のかず 夏のかげぼうし さがしてきます 丸木船にのって 雨の日の 足おと…

春夏秋冬 鷹野つぎ

1944年3月、山根書房から刊行された鷹野つぎ(1890~1943)の遺稿随筆集。装幀は三谷一馬。 目次 刊行に際して 山根謹一 一、春 培ふたのしみ 摘草 窓のつる草 新緑 二、夏 青紫蘇 子供に題す 夏の家居 雷鳴を聽きつつ 三、秋 花 秋のこころ はつ秋 秋を聽く…

九月の日差し 堀内幸枝詩集

1997年9月、思潮社から刊行された堀内幸枝(1920~)の第9詩集。 まだ少女とまでに成長しない私に、祖父はこんなことを言った。 この世の中はね困ったものだね。男が夢中になれるのは危険と遊びであるんだから」と。この私にとって恐怖と眩暈が起きそうな言…

不思議な時計 堀内幸枝詩集

1956年1月、書肆ユリイカから刊行された堀内幸枝の第2詩集。表紙カットは池田龍雄。画像は函欠本。 この詩集には「紫の時間」以後一九五三年――一九五五年の間「パンポエジー」「近代詩猟」「作家」「詩学」「葡萄」「新論」に発表した作品を収録しました。 …

流氷 武田隆子詩集

1973年6月、詩学社から刊行された武田隆子の詩集。絵は武田敦史、箱絵はたけだとしこ、装幀はワシオ・トシヒコ。 わたしは、とくに「流氷」という作品を好む。その想像力の複雑な屈折や、多彩な起伏に先ずおどろいた。そして彼女の温雅な人柄のどこに、こん…

夕焼が落ちてこようと 堀内幸枝詩集

1964年9月、昭森社から刊行された堀内幸枝(1920~)の第4詩集。挿画は堀文子。 詩書を開くと、すぐ目につく「プロセス・メタフォア・デフォルメ」など、など、それ等知的分析を拒み、それ等の方法論からのがれて、たえず不可解な剰余を残して私の中にくすぶ…

夜明け1時間前の5つの詩他 飯島耕一詩集

1967年3月、昭森社から刊行された飯島耕一(1930~2013)の第4詩集。装幀は三木富雄。 一九六五年十月のある夜、ぼくはとつぜん詩を書こうという自然な気持にとらえられた。その日の夜あけ前の二時間に、ぼくは第一の詩をほとんど一行の書きかえも行なわず書…

妻 田中純

1966年8月、田中純短篇集記念刊行会から刊行された田中純(1890~1966)の遺稿集。1920年の新潮社版『妻』に追悼録、年譜を加えたもの。 目次 智恵の果(み) 雪解けの夜 五月の朝 和解 花田女史の贈物 厩舎の悲劇 妻 故人を偲ぶ田中純年譜 NDLで検索日本の…

慰める者 江森國友詩集

1975年10月、吟遊社から刊行された江森國友(1933~)の第2詩集。 目次 閑語・序Ⅰ 郷を想う 白馬短唱 初めの海 秋山行 地方 内海に恋う Ⅱ 秋 (慰めるもの) 田圃の収穫 追魂 哀悼傷身 (父の死) 六月 (近づくものを…) Ⅲ (迅速の花) 水行乗船 野行曲路 水 Ⅳ 飼…

オシャマンベのイカメシ 加藤温子詩集

1990年7月、思潮社から刊行された加藤温子の第3詩集。付録栞は清水哲男「うすみどりの荒技」。 私は駅がすきです。ただ、ぼんやりと人々の忙し気に行き交う姿を見ているだけですが、ここからなら、どこへでも行くことが出来るという、なにかしらの解放感にひ…

探偵遊び 岩崎美弥子詩集

2001年12月、ふらんす堂から刊行された岩崎美弥子(1962~)の第2詩集。挿画は加納光於。 目次 Ⅰ 探偵遊び ナカツ川 坂道 間違えた蝶々 赤い納屋 草の寓 月の光 スノウ マン Ⅱ 夜のペダル 小鳥を返す ぼくはそれを名前で呼べない 「黒い光」事件 空の凪 プラ…

詩人たち 粟津則雄文学論集 1966-1967 粟津則雄

1969年8月、思潮社から刊行された粟津則雄の評論集。装幀は田辺輝男。「現代の批評叢書」5。 目次 詩人 詩人Xへの手紙 つまりこの世は地獄 小林秀雄『ドストエフスキー』 聖セバスチァンの殉教 ボードレールについて 詩法の形成 散文詩への志向 詩の言語 寺…

水の反映 岩崎美弥子詩集

1991年9月、点点洞から刊行された岩崎美弥子(1962~)の第1詩集。表紙画は百瀬寿、装幀は高橋昭八郎。 この小さな詩集を作るために考えたことは次のようなことです。まず、できるだけ私の思い込みや肩の力を抜いて、詩だけがそこにあること。二十一篇の詩が…

詩的快楽の行方 戦後詩の状況とその詩人たち 渡辺武信

1969年8月、思潮社から刊行された渡辺武信(1938~)の評論集。装幀は田辺輝男。「現代の批評叢書」3。 目次 ・ぼくたちの状況について 風の中から 書くことの位置づけの試み 1(世界はときどき美しい。) 2(死、それは罪以上だ。あやまちだ。) 3(いついかなる…

詩の読みかた詩の作りかた 中桐雅夫

1980年3月、晶文社から刊行された中桐雅夫(1919~1984)による現代詩入門書。 目次 1 詩とはなにかその一2 詩とはなにかその二3 比喩についてその一4 比喩についてその二5 比喩とイメジ6 イメジと想像力7 想像力と記憶8 形式と内容9 詩と社会・政…