1984年1月、視点社から刊行された草野信子(1949~)の第1詩集。装画は立原あゆみ。第13回壺井繁治賞受賞作品。
表現するということは残酷な一面を持っています。衝撃力のない批い私の詩でもへ言ってしまったということだけでい つも誰かを傷つけてきました。それなのに なお、私は書くことによって屈託を捨て、その時々の 自分を支えるというわがままを繰り返してきました。
今回まとめるにあたってもいくつもの無 理を通してきました。無理することで乗り越えたい何かが、捨てたい自分があったからです。
(「あとがき」より)
目次
- いぬ
- 月見草
- 命名
- 琵琶湖行
- 通夜
- レストランにて
- 風の吹く日
- 保健室にて
- 葬儀のあと
- 冬の動物園
- 地下鉄にて
- カタログ
- 立っていよう
- 伸びる腕
- 旧国道にて
- 別れ
- 声
あとがき
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