1944年1月、三國書房から刊行された鷹野つぎ(1890~1943)の随筆集。
目次
序
- 出生地
- 私の家族
- 二人の兄
- 形を心とするころ
- 紙とペン
- 新事業家
- 夏休みの訪問
- 馬車の道中
- 愉快な雰圍氣
- 庭の廣場
- 日數を忘れる
- 少女談話會
- 日露戰爭
- 興亡の決戰
- 祖母と母
- 日和下駄の遠足
- 次兄の結婚
- 寫眞にのこる影
- さびしき移動
- 戰捷國の民
- 女の靴
- 文明の步み
- 實益は風靡する
- 國事を思はざるなし
- しみいる響き
- 戰捷のあと
- 年始の囘禮
- 琵琶を聽きに行く
- 世の中は學校である
- わが家は靜けし
- 學藝會
- 餘興に移る
- 學期末の休日
- お針仕事
- 靑空へ歌ふ
- のんきな會話
- 幼い羽搏き
- 幼稚な大人ぶり
- 弓削かな子
- こみいつた話
- おのづからの動向
- 視野といふもの
- 內氣な性分
- 娘の童話