1942年10月、建設社から復刻された千家元麿(1888~1948)の第1詩集。装幀は岸田劉生。元版は玄文社版(1918年発行)。「1918年」を序文・自序共「皇紀2578年」に改変。
目次
序文 武者小路実篤
自序
- 車の音
- わが兒は歩む
- 闇と光
- 朝
- 夜
- 野球
- 幸福
- 或る時
- 創作家の喜び
- 初めて子供を
- 道端で
- 自分は見た
- 葉書
- 飯
- 眠れぬ者の歌
- 白鳥の悲しみ
- 白犬よ
- 二人の癈人
- 雨
- 小景
- 立ち話し
- 或る朝の印象
- 白犬よ
- 臆病な魂
- 空中の詩
- 彼は
- 或る夕暮
- 子供の動作
- 朝飯
- 夕暮
- 星
- 往來で
- 白い温室
- 三人の子供
- 默劇
- 眞夜中の宴會
- 三人の子供
- 往來で
- 樹木
- 或る夕方
- 小景
- 地球の生地
- 櫛
- 自分は見た
- 子供の首
- 或夜
- 散歩する人
- 乳
- 人形
- 眼
- 赤ん坊
- 北風
- 雪
- 子供
- 靴を買ひに
- 無題
- 無題
- ドーミエを思ふ
- 小さき金魚
- 三人の親子
- 夕刊賣
- 或夜
- 貧しい母親
- 納豆賈
- 蘇生の思ひ
- 冬の朝
- 夕暮の一時
- 雀
- 夜の太陽
- 冬
- 猿
- 冬の日の入り
- 電車の隅で
- 或る夕暮
- 五月の朝
- 落葉
- 挌闘
- 朝
- 夕暮
- 春の夜
- 雁
- 景色
- 初春の日
- 小景
- 春
- 雪の日
- 鶯
- 秘密
- 月の光り
- 泣いて行く子供
- 子供
- 我儘な男
- 夢のシイン
- 若い母
- 雨上り
- 鶴
- 太陽と櫻と月