1944年10月、青磁社から刊行された歴程同人のアンソロジー詩集。編者は土方定一。画像は裸本。
目次
・突端に立つ他五篇・高村光太郎
- 講演會で讀んだ詩
- われらの死生
- 突端に立つ
- 戰歿報道戰士にささぐ
- 三十年
- 朋あり遠方に之く
・六つの歌・尾崎喜八
・歴史他五篇・逸見猶吉
- 黒龍江のほとのりにて
- 人傑地靈
- 大いなるかばね
- みどりちみどろ
- 烈々として猛鷲なり
- 歴史
・天眞爛漫の世界のなかで・草野心平
- 大東亜の新年を迎ふ
- 新しい行進
- 大青天
- 雲仙普賢
- 行々子の挽歌のなかで
- 黒富士
- 中華民國の藍に就いて
- 天眞爛漫の世界のなかで
・父の肩他四篇・藤原定
- 父の肩
- 明るい氷磐
- 純粹
- 言葉
- 黄塵の下
・シンガポオル挽歌他二篇・馬淵美意子
- あさがほ
- 海を彈く濱畫顏
- シンガボオル挽歌
・マニラ麻の思ひ出・伊藤信吉
- マニラ麻の思ひ出
- 贈答の歌・大江満雄
- 贈答の歌
・雨ニヌレタ黄色・尾形龜之助
- 雨ニヌレタ黄色
・新しい頁・山本和夫
- 新しい頁
- 朝日
- 前用閣下の靈に捧ぐ
- 南の戰友に
- 淡彩の風景
- 敵前渡河に成功し日軍ビルマを進撃
- カウカレイ街陥落す
- 粉碾く驢馬
・最終への檄・平田内藏吉
- 最終戦への檄
- 國初
- 世界の母
- 神神への祈り
- 若鷲に贈れる
- 耐寒行軍
- 冬夜巡察
・舊詩抄・土方定一
- とことこが來たといふ
- 磐城平の
・槍ケ岳・赤木健介
- 槍ケ岳
・わが秋の歌・菱山修三
- わが秋の歌
・濕原詩集・小野十三郎
- 葦のなかの小さな水たまり
- 地平を見てるると
- 人と機械との距離
- 海の方へ
- 倒しまになつてるる影
- 未發逹的段階
- 小島たちの風景の記憶について
- 物質の原にて
- 河口に
- ある風景
- 同じく
- 痕跡
・虎の習作他五篇・岡崎清一郎
- 虎の習作
- 殻物について
- 役
- 山水
- 海洋歌
- 氷雨
・眞理・高橋新吉
- 朝やけ
- 不滅の生
- 命
- 本當
- ほんと
- 僞り
- 目的
- 眞理
- 佛教
・ねずみ・山之口貘
- ねずみ
- 天から降りてきた言葉
- チエロ
- 兄貴の手紙
- 應召
・洪水他一篇・金子光晴
- 洪水
- 鬼の兒放浪
・現代詩の基礎・藤原定
- 現代詩の基礎
- 高村光太郎論
- 野口米次郎論
- 技術
・日本詩はじめ・平田内藏吉
- 日本詩はじめ
・現代詩の古典性・伊藤信吉
- 現代詩の古典性
・編纂覺畫・平田内藏吉