このブログについて

 

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bookface=本の顔=表紙=書影=装幀=装丁=装釘=装本=装画。所有している本や新たに購入した本の備忘録。新刊本よりも古書が多い。感想文を書くことがあるかもしれないが、基本的には表紙(裸本の場合は扉)と目次と書誌情報。第○詩集という記述には不正確なものもある。

櫛 藤井千鶴子

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 1959年12月、八雲書店から刊行された藤井千鶴子(1909~1991)の長編小説。第42回直木賞候補作。「明らかに文学作品だが直木賞には無関係と思った。」(源氏鶏太)」、「その描写から女性心理からひどく変っているところをとるが、やはりよみにくい。俳句をつなぎ合わせたような文章は、むしろ芥川賞作品であろう。」(木々高太郎)、「文学的であるかも知れないが、多分に青臭くて、無駄が多い。」(村上元三)。

 

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冠雪富士 池井昌樹詩集

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 2014年6月、思潮社から刊行された池井昌樹(1953~)の詩集。装幀は高貝弘也

 

 三十五年間勤続した本屋が閉業を迎える。二十六歳から半生以上を同じ本屋で働かせてもらえた。有難いことだった。しかし詩はそれよりも遙か以前、中学二年の十三歳から書き始めていた。六十六冊の大学ノート清書稿をこの機に最初から読み返すうち、私の詩は、十三歳で詩を書き始める以前、詩的未生以前から噴出していることに気付いた。爾来ほぼ半世紀に渉る間断ない営みその悉(ことごと)くが、一篇の例外もなくそうであったことに。かつての高校受験落第から今日の勤務終焉に至るまでにも様々な四苦八苦を様々に体験したが、四苦八苦に沿うてのみ詩は粛々と奔流し続けた。詩を知る以前、四苦も八苦もないあの暗黒の未生領域から。何もかもお見通しのように。
(「不思議 あとがきにかえて」より)


目次

  • 千年
  • 一夜
  • 秋刀魚
  • 手の鳴るほうへ
  • 草を踏む
  • 幼心
  • 喜望峰
  • 柳河行
  • この道は
  • 蜜柑色の家
  • 兜蟹
  • 内緒
  • 秋天
  • 冠雪富士
  • からたちの花
  • 産土行
  • 侏儒の人
  • 異装の月
  • とんちゃんのおうどんやさん
  • 肩車
  • 揚々と
  • 夢中
  • 弥生狂想
  • 運命
  • 未来
  • 千両
  • 白洲
  • 企て
  • 人事
  • 星空
  • 赦されて
  • 日和
  • 人類
  • 野辺微風
  • 草葉
  • 雲の祭日
  • 夕星
  • 晩鐘
  • 封緘
  • 寒雀

不思議 あとがきにかえて

 

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異界の祝祭劇 現代文学の21人 小笠原賢二

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 1986年11月、沖積舎から刊行された小笠原賢二(1946~)の第2著作集。

 

 私は、週刊読書人編集部に勤めながら、記者として多くの文学者たちへの探訪記を書き続けてきた。そのうちの相当量は、四年前に刊行した『黒衣の文学誌』に収めたが、本書はその後、引き続き同紙に断続連載してきたシリーズ「現代文学の〈創作工房〉」十八回分を柱にまとめたものである。私の二冊目の著作になる。
 本書に登場しているのは二十一人だ。いずれも、作品の徹底性において共感できる文学者ばかりである。さまざまにレベルが異なりはしても、生き方やその作品空間の形成において、彼らはすべて「越境者」もしくは「異界」の住人とでもいうべき存在である。その点に、とりわけ私は魅かれたのである。むろん、文学は多かれ少なかれ既成の枠を破り出るのであり、そこに「異界」が現出するのも当然のことだろう。が、彼らにおいてのその度合いはかなり顕著であり、また異色だと私には見えたのである。
(「あとがき」より)


目次

I 作家たちの〈工房〉

Ⅱ 詩人たちの〈工房〉

Ⅲ 歌人俳人たちの〈工房〉

Ⅳ 文学の現在を語る

  • 小川国夫 「中世的世界観」への溯行
  • 日野啓三 「廃墟」からの帰還者
  • 後藤明生 「二色刷り」の時間と空間

清岡卓行
あとがき


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海と夜祭 斎藤恵子詩集

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 2011年7月。思潮社から刊行された斎藤恵子(1950~)の第4詩集。

目次


海の見える町
球形
夏の家

うら山
夢虫
往来
船日


影の犬


A4の柩
坂みち
鉄橋
夜の母

風の夜
機織
小舟の女
渦巻くもの
女湯

子どもの悪夢 あとがきに代えて


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詩という場所 井上靖・高見順・野呂邦暢・村山槐多 瀬戸口宣司

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 2014年8月、風都舎から刊行された瀬戸口宣司(1945~)の第2評論集。

 

目次

井上靖の詩――詩と孤独と

  •  美しさへの思い
  •  揚がらぬ凧に
  •  詩にみる哀しみ
  •  井上靖散文詩―『北国』の性格
  •  詩への執念―井上靖の意識
  • 「かりそめ、仮初、苟且」―詩集『傍観者』の孤独

高見順――詩をめぐる断想

  •  詩への想い
  • 『樹木派』の成立―「日記」から見る
  • 『死の淵より』へ
  •  高見順の表白

野呂邦暢と詩――遺された一冊の詩集

村山槐多の詩――いのちの炎

佐藤泰志を記憶に
佐藤泰志の詩
『古田豊治詩集』への手紙――植えられた木の成熟
何を書くかということ

 

引用・参考文献
あとがき
初出一覧


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集光点 齋藤恵美子詩集

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 2012年10月、思潮社から刊行された齋藤恵美子(1960~)の第4詩集。挿画は清宮質文。第4回鮎川信夫賞候補作。


目次

  • 居留地
  • 屋台料理
  • フェイジョアーダ
  • 岩石海岸
  • 磯焼け
  • D突堤
  • ノース・ドック
  • テレーザ
  • レギアン
  • 宮益坂
  • アンコールピース
  • 視線の写真
  • 観念の壺
  • 字引と女
  • 石音
  • チェロを背負う人
  • 木版
  • 陰翳の花
  • 青い楓
  • 十号の森
  • 筆触、風
  • 水の名前
  • 樹木のたてる音
  • 白百合
  • 遺された部屋
  • 机上の軍人
  • モルフェ
  • 観想の部屋
  • 灰色の馬

 

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