このブログについて

 

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bookface=本の顔=表紙=書影=装幀=装丁=装釘=装本=装画。所有している本や新たに購入した本の備忘録。新刊本よりも墓石化している古書が多い。感想文を書くことがあるかもしれないが、基本的には表紙(裸本の場合は扉)と目次と書誌情報。第○詩集という記述には不正確なものもある。

本家ブログ「(いそがい・はじめの)杉並ファクトチェック」もよろしく。(2019.2.26)

杉並区に古本屋さんは何軒あるの?
杉並区に詩人は何人いるのか調べてみました
 

ヤフオクで全額募金のチャリティ・オークションを始めました。昨年、郵送料が変わったので試行錯誤すると思いますが、ご登録のほど、よろしくお願いします。お宝があるかもしれませんよ! 出品リスト→ https://auctions.yahoo.co.jp/seller/hisogai (2019.4.2)

 衣更着信詩集『孤独な泳ぎ手』と衣更着信訳『人生摘要 英米現代詩集』を国会図書館に寄贈しました。(2019.6.11)

 

クラルテ アンリ・バルビュス/小牧近江

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 1952年6月、ダヴィッド社から刊行されたアンリ・バルビュス(1873~1935)の長編小説。翻訳は小牧近江(1894~1978)。叢文閣版(1924年)の復刊。


目次

  • 1 私
  • 2 私たち
  • 3 夕暮とあけぼの
  • 4 マリィ
  • 5 その日その日
  • 6 夕の一声
  • 7 あらまし
  • 8 叫ぶ者
  • 9 嵐
  • 10 壁
  • 11 この世の果て
  • 12 闇
  • 13 何処へ行く?
  • 14 荒廃
  • 15 まぼろし
  • 16 デ・プロンディス・クラマヴィ
  • 17 朝
  • 18 眼
  • 19 亡靈
  • 20 祭祀
  • 21 否!
  • 22 クラルテ
  • 23 顏を合せて

グループ・クラルテについて
あとがき


関連リンク
Wikipedia(アンリ・バルビュス)

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夢の顔 岡谷公二

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 2009年9月、私家版として刊行された岡谷公二(1929~)の随筆集。

 

 私は決して世間が広い方ではないが、思いがけず長生きしたおかげで、様々な人と知り合い、交際合うことになった。しかし彼らの多くは、もうこの世にはいない。私は今年傘寿になるので、これまで書いた友人・知人の追悼文や回想の類を集めて一冊にすることにした。
 ネルヴァルは、「夢は第二の人生である」と言ったが、私にとっても、夢はいくらかそれに近いところがある。だから表題の中の「夢の」とは、遠く去ったという意味では少しもない。彼らは今もいきいきとした表情をして私に話しかけたり、杯をすすめたりする。彼らとの対話は、たしかに私のもうひとつの人生なのである。
(「あとがき」より)

 
目次

あとがき


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人生斜断記 マルセル・エーメ/鈴木松子

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 1939年5月、白水社から刊行されたマルセル・エイメの短編小説集。翻訳は鈴木松子。

 

目次

  • 一、 小説家マルタン
  • 二、 俺は馘になつた
  • 三、 生徒マルタン
  • 四、 死んでゐる時間
  • 五、 女房を寢取られた男共
  • 六、 マルタンの靈魂
  • 七、 エヴァンジル通り
  • 八、 クリスマス物語
  • 九、 銅像


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まわり舞台 小泉萩子詩集

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 1961年1月、私家版として刊行された小泉萩子の詩集。

 

目次

寄せ文

・第一部 いのちのうた

  • 古都の夏
  • 父に
  • 母に
  • 小さな童話
  • 望鄕
  • 故鄕人
  • 原爆記念日
  • 空と海と風と

・第二部 季節のばらあど

  • 早春
  • 春の唄
  • 五月の絵葉書
  • 五月のことば
  • ろくがつのうた
  • 燃える七月
  • 夏の日のララバイ
  • 秋の初め
  • 秋に
  • 秋に寄せて

あとがき


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アンクル・トムの子供たち リチャード・ライト/皆河宗一

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 1955年5月、新潮社から刊行されたリチャード・ライトの長編小説。翻訳は皆河宗一。1970年、晶文社から復刊。


目次

  • 一、 ビック・ボーイの脫出
  • 二、 消えやらぬ暗い歌
  • 三、 火と雲
  • 四、 輝く明けの明星
  • あとがき


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浮気町・車輌進入禁止 清岳こう詩集

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 1996年10月、詩学社から刊行された清岳こうの詩集。装画は岩原数子。


「そのおばあちゃんには、おじいちゃん以外に好きな人がおって、死んだらそっちを向いて寝たい、言うことやったと聞いちゅう。ほんで、今でもそのおばあちゃんは、好きやった人の方を向いちゅうと。」青年は、さも愉快そうに笑い声をたてました。 百年も前の恋、その恋の結末は谷一つ隔てて今も向かい合うお墓の形で遺っているとか。この話に、私はたちまち心奪われました。その後、青年の迷惑も顧みず、すでに人っ子一人住まなくなっているという集落を何度か案内してもらいました。
 南国の空を覆い繁り上がる杉、檜。くずおれかけた家々の側を抜け、境目もわからなくなった山田の中をつっきり、昏い木立をかいくぐり、熊笹を分け、なだれ落ちる茨を払い、あえぎあえぎ登って行くと、山の中腹に墓地が開けていました。天の光を受けとめる手のひら、そこはそんな一角でした。たぶん川床の石を運び上げ刻んだのでしょう、墓石は山風の形にゆがみ、雨水のしたたりのままに窪んでいました。行年大正六年七十四歳、行年大正八年七十八歳、行年昭和三十一年八十六歳、行年大正九年四十五歳。何体かの線彫りの地蔵尊をはさみながら、それぞれの夫婦の墓が一対ずつ西向きに並んでいます。ところが、はたして一組だけ異なっているのがありました。その夫婦はお互いの墓地の両端に離れていて、妻のはたしかに谷を一つ隔てた山の中腹を向いているのです。墓石を指でたどると、夫の方が行年明治二十九年八十四歳、妻のは行年明治三十四年八十三歳となっています。江戸時代の文化・文政の頃に誕生し、明治までを生きたこの夫婦に何があったのか、直接血のつながる者にとっても、それは謎なのだそうですが。
 それからのふた月ほど、私は憑かれたようにワープロのキーを叩きつづけました。キーの間から、かすかにかすかに谷川が岩を噛む音、木立の鳴る音が漏れ出て来ました。さらに、山に生きた人達の息遣い、三椏を蒸す甘い香りが。これらの様々を書き留めたのが「お笛恋語り」です。これは滅びた集落の昔語りではなく、私の胸には現代の恋物語として響いてきてなりません。
 この作品を書き進める中で、同時に、滋賀県を舞台とした「浮気町」の作品群も噴き出すように生れてまいりました。これは、現代にあってなお男生の経済優先の論理や強者の構造に組み込まれてきた一人の女性の、一度は進入禁止の領域に入り込みながら、そこからの脱出を父祖の地に求める心の旅分吾です。私にとって、この二つの作品は現代を、過去を、方言の、共通言のそれぞれの世界を自在に飛翔する翼となりました。こうして、高知県香美郡富家村の家かたぎに端を発する恋物語と、滋賀県守山市浮気町(ふけちょう)にかつて住んだ現代の女性の旅物語とを交互にない合わせた組詩を一冊の詩集として編むことになりました。
 詩集のページをめくってくださる方々、この詩集から湧きだす声に、音に、ともに耳を傾けていただけたら幸いです。この詩集に交錯する人を恋うことの哀切を、おののきを、ともに呼吸していただけたら幸いです。
 熊本県に生れ育ち、わずか十年を過ごした高知で土佐方言による詩を編むにあたって、この土地の有形、無形の風土に触発されたことはいうまでもありません。とりわけ、土居重俊、浜田数義両氏の編になる『高知県方言辞典』に大変助けられ、謝意を表するしだいです。なお、学問上は断定を避けてひらがな表記となっている単語にあえて漢字を当てるなど、変則的な方法を採りました。この点に関しましては、作品の性格上の表現としてご寛恕いただきたく存じます。また、高知方言による表記に関しましては、現在、高知でもかなり年配の方しか使い分けのできなくなっている「じ」と「ぢ」や「ず」と「づ」を言葉の本来の音を大事にする意味で「ぢ」、「づ」を必要に応じて用いています。さらに、詩篇中の固有名詞も基本的には一致させていますが、創作上の理由からいくぶんかずれを生じているものもありますので、どうぞご承知おきください。
(「あとがき」より)

 

目次

  • お笛恋語り ゆきの香が
  • お笛恋語り おていの骨の内側を
  • 浮気町・車輌進入禁止
  • お笛恋語り はつ夏が廻うて来るごっとに
  • お笛恋語り かえで紅葉はぜ紅葉
  • 浮気町で鮒鮨を漬ける
  • お笛恋語り 内紫を握らせて
  • お笛恋語り 月のひかりを身にあびて
  • 浮気町に秋が来た
  • おな語り 道おしえ
  • お笛恋語り あの人の強い目の光から
  • 浮気町・鮒鮨のうまい春
  • お笛恋語り 鶏歌いの時分まで外
  • お笛恋語り あめご二匹
  • 浮気町の木下闇から
  • お笛恋語り つくつくぼうしつくつくぼうし
  • お笛恋語り 遺言
  • 浮気町・近江商人成功談
  • お笛恋語り 百歳を
  • お笛恋語り HONDA・白ながす鯨
  • 富家村で富家村の寿司を
  • お笛恋語り 星の嫁入り
  • 明日は百笑へ


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