このブログについて

 

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bookface=本の顔=表紙=書影=装幀=装丁=装釘=装本=装画。所有している本や新たに購入した本の備忘録。新刊本よりも墓石化している古書が多い。感想文を書くことがあるかもしれないが、基本的には表紙(裸本の場合は扉)と目次と書誌情報。第○詩集という記述には不正確なものもある。

宿なしまり子 室生犀星

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 1962年5月、角川書店から刊行された室生犀星の中編小説。1948年6月~8月、西日本新聞北海道新聞に連載。連載時の表題は「唇も寂しく」。

 

目次

  • 頬とペンキ
  • 宿なしまり子
  • この女を見よ
  • しこめ
  • 合歓の花

解説 奥野健男
附 室生朝子

 

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白い青春 精薄処女たちの部屋 不二昌男

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 1956年12月、虎書房から刊行された不二昌男によるルポルタージュ。不二は文化評論社社主。

 

目次

序 北畠八穂

  • 十三人の生徒たち
  • 白い道
  • 精薄の弟「柱さん」
  • H学園の思い出
  • 上野公園の娘
  • 堕ちゆくもの―春枝のかなしさ―
  • 下宿学園誕生
  • 森田家とT先生
  • お福さん
  • やりくり物語
  • 精薄児は殺すものだ
  • 怪文書騒動記
  • クリスマス
  • お正月休み
  • 入浴
  • 夏休みの悲しい話
  • ふじ子とみよ子
  • 危機に立つ学園
  • 学園の生活いろいろ
  • 白い花々
  • チリンチリンの鈴子
  • 人形に添寝する娘
  • 八頭身美人
  • 私も妾になる
  • 悲しい孤児勝子
  • 五十六年の精薄生活
  • その他大勢の子供たち
  • 精薄児と性の問題(座談会)
  • 精薄女子は守られているか
  • 優生手術と結婚について
  • むすび

あとがき


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陶古の女人 室生犀星

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 1956年12月、三笠書房から刊行された室生犀星の短編小説集。装画は恩地邦郎、題簽は畦地梅太郎、奥付印刻は宮地嘉六。装幀は著者。

 

陶古の女人
 私はときどきかういふ作品を書いて、小説にある私の浮沈のすがたを眺めることが好きである。書くことの愉しさは「優しきとき」「倖せは」などとくらべて見ても、もろともに愉しい。

ゴシップ稼業
 これも時間的にいえば今年の初夏に書いたものである。悲しみは妙な處にもあるものだ。文學少女といひ文學青年といふ言葉があるが、この文字づらを永く見てみると、えもいはれない美しさがあつた。こんな言葉の立派さを人びとは軽んじすぎたせいがある。ゴシップ稼業一篇は名を爲さざる人の墓碑銘の類であらう。

藝術家の生涯
 これはこの物語だけの表題ではない。私の現はしてゐるものの全部に断つての表題として見たい。あれもこれも人間の生きることは、生涯の藝術をきづき上げるに均しい。さればこそ私は十年前五年前の作品よりも、きのふ書いたものがしたしい。きのふよりも、けふ、いま机の上でしらべてゐる人生が大切なのである。なぜ、あなたがたは死んだか。

倖せは
「倖せは」は「倖せは來りぬ」をあらため、「倖せは」にしたのである。映畫館の埃を永い間見てゐるうち、私は倖せといふものを見ようとし、百萬人のなかの一人の少女に、その形を現はしてみたのである。

優しきときもありしが
 此のよわよわしく、また逞しいやうなすがたは、誰でも持つてゐる生きる詩の一せつであつて、この詩が對手にとどいてゐても、もはや朗詠しがたいものであつて、止むをえないことだ。そしてそれを行分けにして詩として見るのも、私くらゐのものであらう。

藍女
 このような切れ端の一せつが、私が仕事をするときにしばしば、しつこく邪魔をしに来る。書くまでうるさく私をいぢめに來て書けといふ。書かざるをえないところまで趁つてくるものである。このねぢくれた情意。

紙幣の博説
 偶然といふものが果しなくつながり、そこから決定されるものがたくさんにある。餘りに小説といふものに不用意に這入つてゆく私のくせが、ここにもある。

消えたひとみ
過失のうれひ
 かういふ愁ひがしばしばあつて、そのために或る時期には、身の慄へるやうなものが若い人にあつた。それもやはり詩の一章であって揉み消すことの出來ないものである。

奥醫王
 この「奥醫王」は戦時中の作品で集中唯一つの古い作品である。奥醫王は故郷の山、十九の時に山登りをした最初の最後の山である。ゆめに通ふといふとかさだかだが、それほど好きな山である。「醫王山」といふ二十年前の作品にあきたらないでゐたものだが、ついに本篇のごとく別の一つの物語に爲したものである。山といふものも人生とのなれあひが私に生じて來てゐて、はなれないことも不思議である。
(「解説」より)

 


目次

解説

  • 陶古の女人
  • ゴシップ稼業
  • 藝術家の生涯
  • 倖せは
  • 優しきときもありしが
  • 藍女
  • 紙幣の傳説
  • 消えたひとみ
  • 過失のうれひ
  • 奧醫王


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闘い・女の宿 譲原昌子

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 1988年12月、同成社から刊行された譲原昌子の著作集。扉画は大谷静子。


目次

作品

  • フユの略歴 闘い・第一章
  • 母の記録 闘い・第二章
  • 父親
  • 世俗
  • 小鳥も帰る
  • 菜の花
  • 雪崩
  • 雪の道づれ
  • 焚火
  • 働蜂
  • 章子という女
  • 母の夢
  • とこんぼ時計(遺稿)
  • 女の宿

詩歌

感想

  • 自嘲
  • 白系ろしやの人たち
  • 光る水
  • 童心の感謝
  • 移住本能
  • 行列と荷物
  • 郷愁
  • 樺太のことあれこれ

研究資料

  • 譲原昌子著作目録 山野井みち編
  • 年譜追記 山野井みち編
  • 参考文献 山野井みち編
  • 鶴は故郷の空へ翔んだか――譲原昌子について 久鬼高治

作品集によせて

  • 譲原昌子の一愛読者として 福田久賀男
  • 遺骨の証言 渡辺菊雄
  • 樺太と譲原昌子と私 山野井洋
  • 譲原さんと私との因縁 山野井みち

あとがき 岡崎元哉


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純情小曲集 萩原朔太郎詩集

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 1925年8月、新潮社から刊行された萩原朔太郎の第4詩集。

 

目次

珍らしきものをかくしてゐる人への序文・室生犀星
自序
出版に際して

  • 愛憐詩篇 
  • 夜汽車 
  • こころ 
  • 女よ 
  • 櫻 
  • 旅上 
  • 金魚 
  • 靜物 
  • 蟻地獄 
  • 利根川のほとり 
  • 濱邊 
  • 綠蔭 
  • 再會 
  • 地上 
  • 花鳥 
  • 初夏の印象 
  • 洋銀の皿 
  • 月光と海月 
  • 鄕土望景詩 
  • 中學の校庭 
  • 波宜亭 
  • 二子山附近 
  • 才川町 
  • 小出新道 
  • 新前橋驛 
  • 大渡新橋 
  • 廣瀨川 
  • 利根の松原 
  • 公園の椅子 
  • 鄕土望景詩の後に 
  •  I 前橋公園 
  •  II 大渡橋 
  •  III 新前橋驛 
  •  IV 小出松林 
  •  V 波宜亭 
  •  VI 前橋中學

跋・萩原恭次郞


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朔北の闘い 譲原昌子

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 1985年11月、同成社から刊行された譲原昌子の著作集。扉画は大谷静子。

目次

作品

  • 朔北の闘い
  • 抒情歌
  • 岩香蘭
  • やどかり
  • 山は霙
  • 金歯
  • 雪の駅逓
  • つんどらの碑

感想

  • 冬の花
  • 作家の眼
  • 小説のむずかしさ
  • 高い壁

研究資料

  • 譲原昌子さんについて 宮本百合子
  • 四十年向うからの手紙 木全圓壽
  • 『故郷の岸』が出るまで 高木秀子
  • 年譜追記 山野井みち

作品集によせて

  • 船橋きよのさんと私 佐久間キミ
  • 「朔北の闘い」四十年 岡崎元哉

譲原昌子年譜
追記山野井みち


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