1979年9月、新日本歌人協会から刊行された山埜草平(1902~)の歌集。編集は赤木健介、井伊脩、高群郁。
目次
歌人山埜草平 序にかえて 赤木健介
一九二十年代の小山君 松本三益
無口で詩人肌の小山宗君 掘卯太郎
第二無新時代の小山宗君 高橋勝之
・『短歌評論』時代
- 習作
- 吹雪の街
- 習 作
- 「村落と春」から
- 生活抄
- 五月の歌
- ゴリキーに寄せる
- 映画――朝日世界ニュース
- コルホーズの或る日
- 蠶と百姓
- 職場で
- 情勢抄(防空演習)
- 新聞
- 情勢抄
- 流泥の部落 (1)
- 冬ごもり(雪中田家)
- 忘れてゐた手帳から
- 漂流船 大隆丸
- 墓場で
- 鮮人部落(流離の人々に寄せて)
- 解逅
- ある友情(抄)
- 戦塵
- 「風雲」から
- 驟雨
- 友田恭介を悼む
- ひとりの記録
- 戦塵抄
- 菜根抄
・『短歌時代』時代
- 炎の歌――ある婦人への独白
- 独白(ある婦人に)
- 俺と妻と
- おりにふれて
- 颱風の夜
- 冬枯(銃後歳末抄)
- 鬼薊
- 歯痛
- 野路の子供
- 無題
・『人民短歌』時代
- じんみんしんぶん
- 歴史の日
- 一九四七年十月一日
- 秋風抄
- 校正子のうた
- 寒雨抄
- 同志葬送(一)
- 病める綱夫に
- 獄にありて
- 自画像そのた
- 柳瀬正夢に
- 獄の日その他(遺稿)
あとがき 髙群郁
山埜草平の略歴