1950年6月、十二月書房から刊行されたアンソロジー詩集。編集は日本前衛詩集編集委員会。
目次
序文・金子光晴
第一部 哀しい季節
- 異國の春のうた・たむらただや
- 囚人・關根弘
- 灯のない街へ流れ・甲斐田健
- 黄昏の札幌にて・根谷洋二郞
- 砂漠の攻撃・小林照夫
- 二つの頭・岡林至人
- いもうとよ・かめだぶびと
- 須磨・病む冬に・きくちさかり
- ゆうやけぐも・橋本郁夫
- 朝のうた・逸見由紀
- 元朝連小學校長の詩・許南麒
第二部 死んだ人と生きのこつた人と
第三部 ふたたび風のなかに
- ひそひそと語られる噂・岡田芳彥
- 東寶の同志に捧げるの詩・若松德次
- 風・木崎郁
- 手・石神哲
- 受難・伊藤正齊
- 春の噂・吉田美千雄
- 二十世紀往生要集・小倉又夫
- 大掃除のうた・田中久介
- 悲しくなろうとは思うまい・出海溪也
あとがき
略歴