1965年7月、思潮社から刊行された中村千尾の第3詩集。
この詩集は、無限、ポエトロア、風、ゆり、詩苑、詩学、朝日新聞、三田文学、GALA、JUANE、に発表したもので、旧作の一部と最近の詩を集録いたしました。特に「日付のない日記」の四篇の詩は亡き夫、島田昇の霊にささげたものです。この詩集の出版にあたって、村野四郎氏、藤富保男氏、小田久郎氏の御厚意を感謝いたします。
尚、表紙は娘、秀子が描いてくれましたことを付記いたします。
(「あとがき」より)
目次
- 死者の季節
- 日付のない日記
- 日付のない日記
- 日付のない日記
- 日付のない日記
- 黙示
- 夜の旅人
- 梅
- 春
- 雲のうた
- 雲のうた
- 動いている風景
- 冬の断面
- 私と細胞
- 燃えるジラフ
- 灰
- 日記風のモノローグ
- 硝子の中の夜
- 午後のレモン水
- 動いている肖像
- 夜の旅
- 忘れていた季節の歌