遠地輝武研究 「遠地輝武研究」編集委員会

f:id:bookface:20200219145515j:plain

 1968年6月、新日本詩人社から刊行された遠地輝武の追悼集。カバー画は遠地輝武。写真は、高田新、片羽登呂平ほか。

 

 この『遠地輝武研究』は、昨年六月一四日に死去した遠地輝武(本名・木村重夫)を追悼して出版するものである。ここから詩人としての、あるいは人間としての、遠地輝武の一端が把握できれば幸いである。
 はじめは、「新日本詩人」終刊号を”遠地輝武追悼号”として発刊するという案もあったのであるが、結局はこのような永く保存のきく単行本として、出版することとなった。四〇年の詩業を集大成した『遠地輝武詩集』、そのあとの死去までの作品を収録した詩集『千光前25番地』、さらには、大著『現代日本詩史』など、遠地輝武の著作と併せて読んで戴きたいと願っている。
(「あとがき」より)

 

目次

・評論

  • 遠地輝武小論 壷井繁治
  • 遠地輝武ノート 日谷英
  • 詩作品と人間道程 高田新
  • 変貌したものはなにか 西杉夫
  • 死、日常、詩と政治 野口清子
  • 遠地輝武ノート 村田正夫

・追悼エッセイ

  • 追想 阿部知二
  • 詩のおかしさ 安西均
  • こん畜性 有賀次郎
  • 遠地輝武のこと 伊藤信吉
  • 我が家の壁の風景画 伊豆太朗
  • 遠地さんのこと寸記 内田博
  • 遠地輝武 内田麟太郎
  • 『挿木と雲』考 大井川藤光
  • 遠地の千光前町 岡亮太郎
  • 二つのことがらのメモ 加賀谷春雄
  • 遠地輝武についてのメモ 片羽登呂平
  • 純血な詩人 且原純夫
  • 遠地さんのこと 川崎覚太郎
  • 絶滅はかなしい 川口克己
  • 詩の柩 菊池芳一郎
  • 遠地さんと私 近藤東
  • 心に伝わってくるもの 後藤郁
  • ぶらい詩精神のながれ 重国林
  • 遠地輝武追悼 高橋新吉
  • 遠地さんと花と 高橋フミ
  • 絢爛のいのちは辛し 高橋久子
  • 遠地さんのこと 滝口雅子
  • 千光前二五番地のあるじ遠地さんとの縁 タマキケンジ
  • 善人面 津田青楓
  • 遠地輝武のことから 富田満穂
  • 詩人の挑戦状 古川洋三
  • 遠地輝武おぼえがき 別所直樹
  • 遠地さん 松永浩介
  • 豆を煮ていた遠地さん 八木忠栄
  • 詩業の本懐 山田清三郎
  • 遠地さんのこと 柳沢君枝

あとがき 村田正夫

 

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索