まだ空はじゅうぶん明るいのに 伊藤悠子詩集

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 2016年4月、思潮社から刊行された伊藤悠子(1947~)の第3詩集。装画は伊藤武夫、装幀は稲川方人。第34回現代詩花椿賞受賞。

 

目次

  • 焼かれていく
  • ボーク・エリカがそうしたように
  • 湖岸
  • また会おう
  • 衣類を身につけた一枚の木材は
  • 不法投棄
  • 埴生の宿
  • 空の味
  • 滔々と坂道
  • 雨が降っている
  • 小さいわたくしの知恵
  • 眠っているとき
  • 夏草
  • たくさんの黄色
  • 青果売場担当
  • オタトマリ沼
  • ひろやかに雲が
  • 返信
  • 今日会ったひと
  • 旅の荷造り
  • 竜宮城
  • 水仙
  • ランナーズ・ハイ
  • 泥と日
  • 日没
  • まだ空はじゅうぶん明るいのに

書評等
詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

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わが告白 岡井隆

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 2011年12月、新潮社から刊行された岡井隆(1928~)の私小説

 

目次

第一部 日記は、事実よりもつよい 二〇〇九年八月九日――八月二十二日

  • 自筆年譜の余白に
  • 世俗の栄誉にともなうもの
  • 「わが告白」の目論見
  • 内なる趣味 VS. 外なる仕事
  • 三鷹、M荘スケッチ
  • わたしという存在は、やはり……
  • 「羨望される者」と「羨望する者」

第二部 愛の純粋と生活 二〇〇九年十月九日――二〇一〇年二月五日

  • 自分には、あれ以外の生き方はなかったのだ
  • 皇后陛下御誕辰祝賀の会について
  • 大衆(マス)について(メモ)
  • あの暗冥
  • もうひとり佇んでいる者
  • 最大の危険
  • 純粋馬鹿
  • 過去は詩に書けるだろうか
  • 撤退しない癖
  • 夢と同じもの
  • 夢の中の話
  • 失踪についてのメモ
  • よくもあんなに独断専行する男に
  • 自伝というものの書きにくさ

第三部 〈虚栄の市〉のなかの生 二〇一〇年三月十三日――八月十二日

  • イッセイ・ミヤケの上衣
  • 断想集
  • 医と文をめぐる回想的メモランダム
  • P(わたしの中のもう一人のペルソナ)との対話(七月六日)
  • 福田節子追悼号
  • 「文学」によって占領されていた
  • 性的表現について
  • 短歌結社とはなんだろう
  • 処罰としての愛
  • 「生きた、書いた、愛した」
  • 中間的な考察

第四部 運命を抱きしめて 二〇一〇年十二月二十三日――二〇一一年七月十日

  • 何かが自分の中で変った
  • わが震災記
  • わたしたちは忘れやすい人間
  • 原子力という贖罪の山羊

余白のためのメモ

 

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注解する者 岡井隆詩集

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 2009年7月、思潮社から刊行された岡井隆(1928~)の詩集。装幀は間村俊一(1954~)。第40回高見順賞受賞作品。

 

目次

  • 個室の乳房について
  • 鼠年最初の注解(スコリア)
  • 川村二郎氏を悼む
  • 校歌についての断想
  • 鴎外「鼠坂」補注
  • ウィトゲンシュタインと蕗の薹
  • 熊野(ゆや)
  • オネーギン 付薔薇の騎士
  • 百年の後
  • リハーサル
  • 『おくのほそ道』(安東次男)注解
  • 教授と「おくのほそ道」異聞
  • 夏日断想集
  • 注解する宣長
  • 建(たける)の妻
  • 自叙伝を書く原つぱ
  • 身ごもる少年
  • 牛と共に年を超える
  • 私室
  • 年賀
  • 注解する者からの挨拶


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石川の貝 鎗田清太郎詩集

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 1984年9月、荒地出版社から刊行された鎗田清太郎(1924~2015)の第3詩集。装幀は大橋公佐。

 

目次

  • 病気町にて
  • 鳥狂い
  • 慧慈
  • 石川の貝
  • 火をつける
  • 十秒
  • 傘のブルース
  • 自転車
  • 馬物語
  • 守宮
  • トゥングタ(人間桝の田)
  • 海辺の墓地
  • 久部良割
  • 交遊録
  • 続・交遊録
  • エーゲ海の水

あとがき

 

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夕陽に赤い帆 清水哲男詩集

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 1994年4月、思潮社から刊行された清水哲男(1938~)の第13詩集。第2回萩原朔太郎賞受賞。

 

『東京』(書肆山田)以来、九年ぶりの詩集です。学生時代の第一詩集『喝采』(文童社)から数えてみると、三十一年の歳月が経過したことになります。そのことにさして感慨はないのですが、何事にも飽きっぽい自分が、よくも詩だけには飽きなかったものだと、こちらのほうに驚いています。「戦後詩」に育てられ「現代詩」に励まされつづけてきましたが、ご覧のとおりの収穫でしかありません。(「あとがき」より)


目次

  • いつか必ず
  • あさきゆめみし
  • 土曜日
  • 恋愛小説
  • マンニャン
  • 灯火親しむの候
  • きっかけ
  • 知命
  • パーティ
  • 薄明のフライパン
  • 雨季の提言
  • 梅雨という定型
  • 撃退せよ、夏の側へと
  • 時報の叙情
  • 野崎まいりは屋形船でまいろ
  • 霧と地図
  • 楽しいか
  • 夕陽に赤い帆
  • 淡い虎
  • サイレンと鉄
  • 草野球チームのための通俗的な一章
  • 水のなかのラジオ
  • 林檎箱、その他。
  • 朝の幸福

あとがき

 

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長崎まで 野崎有以詩集

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 2016年5月、思潮社から刊行された野崎有以(のざきあい・1985~)の第1詩集。第53回現代詩手帖受賞。挿画は塩川いずみ。装幀は細谷勇作

 

目次

あとがき


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迷路のモノローグ 菅谷規矩雄評論集

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 1981年3月、白馬書房から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の第11評論集。

 ここ数年のあいだのわたしの関心の所在を、できるならばひとつの全体的な輪郭のもとに浮かび上がらせてみたいとおもって、本書をまとめた。古典的な区分にしたがえば、一方に内容論の側面があり、他方に形式論の側面があるということになろうか。とはいうものの、こと文学にかんするかぎり、形式こそはもっとも内容的なるものであるともいわざるをえないのであってみれば、たやすく二分してそれですむわけでもない。(「あとがき」より)

 

目次

  • 詩型の長短をめぐる二、三の感想
  • 現代詩以前、戦後詩以後
  • 短歌的句読法

  • 無限と神聖―《死霊》三章の黒川建吉
  • 存在の革命―政治の存在
  • 吉本隆明《詩的乾坤》 
  • 吉本隆明の思想・政治論
  • 迷路のモノローグ

あとがき

 

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