否の自動的記述と一箇の料理人 小林武雄詩文集

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 1967年6月、半どんの会出版部から刊行された小林武雄の詩文集。装幀は貝原六一。

 

目次

詩集・否の自動的記述

  • 第一歌
  • 第二歌
  • 第三歌
  • 第四歌
  • 第五歌
  • 第六歌

エッセイ・一箇の料理人

解説 廣田善緒
とべない蛇
あとがき


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谷川雁 革命伝説 一度きりの夢 松本健一

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 1997年6月、河出書房新社から刊行された松本健一による谷川雁の評伝・評論集。装幀は岩瀬聡。

 

目次

Ⅰ 歴史ノンフィクション

  • 第一章 隠された札
  • 井上光晴の死――はじめに
  • 言葉で武装するひと
  • 追放されるもの
  • 戦争と詩人
  • 第二章 死と再生
  • 死に赴く生
  • 帰還
  • 美しい革命
  • 工作者の論理
  • 第三章 伝説の詩人
  • 東京へゆくな
  • 敗北をみとめない
  • 断絃のひびき――おわりに

Ⅱ 批評

  • 谷川雁の帰還?
  • 「神話」創造のほうへ
  • 『無の造型』にふれて
  • 「根」へ帰る詩人の言葉
  • 谷川雁の仕事』にふれて
  • 薄明の時――『母音』にふれて

Ⅲ 追悼

  • 伝説の詩人
  • 谷川雁が帰ってゆこうとした場所

あとがき


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サイレント・ストーン 志津麻子詩集

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 1988年10月、国文社から刊行された志津麻子の第3詩集。装幀は志津輝雄。


目次

  • はなれ鳥
  • 月を砕く
  • 公園に行く道
  • 秘密
  • 後の月
  • わたしの部屋
  • 熱帯夜
  • 塔の姿をした釘
  • ひとびと
  • 雪降りやまず
  • サイレント・ストーン
  • 女たち
  • 喪の家を出て、
  • 大声コンテスト
  • 初夏
  • 十四歲
  • 風の道
  • ある場所
  • いつもかすかに

 

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朱天 齋藤史歌集

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 1942年7月、甲鳥書林から刊行された齋藤史(1909~2002)の第3歌集。装幀は丸岡美耶子。著者は東京市四谷区生まれ。


目次

・戰前歌

  • とどろき昭和十五年
  • 秋の鳥
  • つゆじも
  • 待春歌昭和十六年
  • ぼたん雪
  • 近づく春
  • うしろかげ
  • 春落葉
  • 思ひ濃く
  • 春の茜
  • 六月
  • 雪蒼し
  • 春のをはり
  • 潮音
  • 蜥蝪
  • 秋夜
  • 使命
  • 訓練

・開戰

  • 四方清明
  • 連峯雲 昭和十七年
  • 天つ御業
  • 眞珠灣特殊潛航艇の軍神を
  • わが山河
  • 落下傘部隊をたたふ
  • シンガポール陷ちぬ
  • 南の海
  • たたかふ春
  • 御羽車
  • 珊瑚海海戰
  • 微小
  • 母をたたふ
  • 荒御魂
  • うつつにあらぬ
  • 淨め火
  • 防人を偲びて
  • 身邊歌
  • ニユーギニヤ進撃昭和十八年


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一本の格子 志津麻子詩集

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 1977年10月、時間社から刊行された志津麻子の第1詩集。企画は北川多紀。第2回現代詩女流賞候補作品(受賞作は会田千衣子詩集『フェニックス』)。

 

目次

序 北川冬彦

  • 幻日
  • タイヤの跡
  • チロ
  • 直線
  • 四角な家
  • 縁の下
  • 新しい傘
  • 祈り
  • ある誕生
  • 山梔(くちなし)花
  • 地下道
  • 夜更け
  • Ⅰ駅で
  • 若者たち
  • 背中
  • 美しいベルト
  • 仲間
  • 眩しい窓
  • 春のみち
  • 三つの点
  • 一本の格子
  • 旗とわたし
  • 雨の降る日
  • ある日
  • プランクトン
  • 逃亡者
  • ヒマラヤ杉
  • うしろ姿
  • 高原ホテル
  • 膝小僧
  • 糸巻き
  • 私の詩
  • おんな
  • ボン
  • 溜息
  • 行列
  • 埴輪
  • 濡れた傘
  • 山峡
  • 萱草(かんぞう)の花


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老齢詩抄 壺井繁治詩集

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 1976年8月、八坂書房から刊行された壺井繁治(1897~1975)の遺稿詩集。

 

 この詩集は、壷井繁治氏の十五冊目にあたり、これがさいごとなった。詩人は、生前この『老齢詩抄』を出版すべく自身の手で二種類の作品リストをつくっていた。
 共通して選ばれていた作品は十四篇で、――いずれの場合も配列のさいしょに「熊」が選ばれていた――多分、あとで追加されたとみられる作品は「新緑の林の中の赤い風船」「丘の上の野仏」「アドレスのない手紙」の三篇で計十七篇。そのリストをつくったときにはずされたのではないかとおもわれる作品は「柿の木異変」と「一本の立木」である。
 本詩集を編むにあたっては、さいごの詩集となったため、その二篇を加えるとともに、制作目録の中から詩集の題名をそこなわないものとして「神サマ」「小景」「ある銅像」「黒い鳥」「無題」「消えぬ雪」の六篇を追加、全二十五篇とした。「神サマ」は、必ずしも題名に添うとはおもわなかったが、いかにもこの詩人の作品として欠かせない含蓄のあるものなので冒頭に配列した。
 全体の配列にあたってはリズムの統一を考慮した。おおまかにいって、たとえば、前半の部分では「老人」の目を通しての批評精神の横溢したもの、後半では、どちらかといえば「死」をじっとみつめているものといったような。つまり、動的なものから静的なものへのリズムの変化を考えた。
 なお、前詩集『奇妙な洪水』と重複する作品が二、三含まれているが、詩人の作成したリストにはいっていたものであり、ここではその遺志を尊重した。また、詩集の題名は原稿のままとしたが、本文中の漢字はすべて常用漢字に直すことにした。
 詩人として、また民主的な詩運動家の先達としておおきな業績を残された壺井繁治氏のさいごの詩集が、一人でもおおくの方々に読まれることを念願してこの文を終えることにしたい。
(「編集後記/編集委員一同」より)

 

目次

  • 神サマ
  • 一本の立木
  • 新緑の林の中の赤い風船
  • 柿の木異変
  • 老人の出漁 老齢詩抄Ⅱ
  • ある招待 幻想会見記
  • 解体 幻想帰郷記
  • 丘の上の野仏 老齢詩抄Ⅲ
  • アトリエにて
  • アドレスのない手紙
  • 老いたる村 幻想帰郷記
  • 熊 大人のための童話
  • 小景
  • 黒いハンド・バッグ|
  • ある銅像 老齢詩抄Ⅳ
  • 花の旅
  • 衰える 老齢詩抄Ⅰ
  • 黒い鳥
  • 座席のない老人
  • 無題
  • 峠を越えて
  • 消えぬ雪
  • 公園のベンチ
  • ボスについて 何処かで誰かから聞いた話

編集後記


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