2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

宮園真木詩集 宮園真木

1978年12月、思潮社から刊行された宮園真木(1951~)の詩集。装画は山本容子、装幀は菊地信義。新鋭詩人シリーズ5。 目次 反幸福論 いくたびも幸福論を読みてのち愛がうつろにただ駆けまわる もう二度と幸福論を手にしないわが身のうつつ愛に揺れども 暗号…

武田文章詩集 武田文章

2000年3月、思潮社から刊行された武田文章(1933~1998)の詩集。編者は『武田文章詩集』刊行会。会のメンバーは川西健介、坂上弘、鈴木啓介、関口篤、武田穎介、中西高志、小田久郎。武田文章は武田麟太郎(1904~1946)の長男。 目次 『記憶のなかの森』 …

太陽の川 吉増剛造

1978年6月、小沢書店から刊行された吉増剛造のエッセイ集。装幀は中西夏之と菊地信義。 目次 かつては幻であった都市のなかの それをすみだ河といふ どこかの裏町の角にある煙草屋の 星をさがして裏町を わが心宮の奥には一軒の古びた写真館がある 窓、西の…

陽のテーブルクロス 木坂涼詩集

1999年8月、思潮社から刊行された木坂涼の詩集。 十一階の私の住みかの、台所の真っ正面先に、こんもりとした木立の一郭が見える。 夕刻、その木立に、鳥たちのひと騒ぎが起こって、それが毎日窓まで届く。それぞれ全員の、寝床の準備が整うまでの啼き声らし…

憧憬 佐藤かほる詩集

1987年7月、詩学社から刊行された佐藤かほるの第3詩集。 目次 道標 人の形 瞳 吊り橋 言葉Ⅰ 言葉Ⅱ 関係 春光 くもの巣 鏡 別離 堰 糸 年賀状 ガラスの破片のように 水 見えないシャベル 祈り 残照 一人透き通って 夜更けに 予感 殿方よ ふるさと 柿の葉茶 花…

シロン85 荒川洋治

1985年3月、気争社から刊行された荒川洋治のエッセイ集。装幀は芦澤泰偉。 目次 明日から詩人になる法 夢の理髪師 お風呂が二度来る! 愛のヒント 票の重み ゼロカメ いちじく対ごはん 鵜呑みのはなし アマいラブ・ソング 太平洋は広いズム 哀しき父とアンメ…