1978年6月、小沢書店から刊行された吉増剛造のエッセイ集。装幀は中西夏之と菊地信義。
目次
- かつては幻であった都市のなかの
- それをすみだ河といふ
- どこかの裏町の角にある煙草屋の
- 星をさがして裏町を
- わが心宮の奥には一軒の古びた写真館がある
- 窓、西の窓でも北窓でもよい
- 数日前、通勤時の新宿駅構内
- 窓口というのは不思議なものだ
- 近頃悲しい一つの事故が
- 路次でおもしろいのは北京ですよ
- 週刊誌の広告をみると
- 七時起床。透谷ノートを。
- 阿佐ヶ谷の谷川さんの家へ
- 風の吹き溜まりのやうなところへ
- 牛久沼の雷魚様
- もしボクシングや相撲の
- 浮き桟橋をとんでゆき
- 多摩川の川辺で水遊びをしながら
- ときおり福生の実家に帰るとき
- 自覚的に詩を書きはじめたのは
- 巨人伝説
- ヒロちゃん
- 昭和二十年
- 霊魂のかたち
- いまでも世田谷迷路という
- 都市の余白を読むように
- 雪のなかを旅してきた
- 三陸沖に海上風警報が出ています
- 不思議な「折口」
- 恐山への道
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