2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくらの出発 清水昶

1987年1月、思潮社から刊行された清水昶の評論集。表紙・扉絵は安西水丸。 目次 Ⅰ 私記一九六〇年代 京都へ 「十五歳の異常者」の登場 「東声会」はどこへ行った 夢想する埴谷雄高氏 詩的亡命者の道 黒田喜夫まで 愛の哀しみ 京都の夜 妄執の写真家 土門拳 …

オーロラ抄 今井義行詩集

2005年10月、思潮社から刊行された今井義行(1963~)の詩集。 目次 枯露柿を知る その心の中にひろがって 静かなる洪水の朝 もうすぐ立春 ストーンズとサイクリング 政治とか宗教とか 普通の発車の時刻 黒人の誕生 それが愛というものだから ばねを尊ぶこと…

水半球 田村隆一詩集

1980年3月、書肆山田から刊行された田村隆一の詩集。装画は福島秀子。 目次 祝婚歌 針の穴 春 五月の詩 時が満つるまで 愛ってなあに? 形容詞三つ 人類の夏休み 真夏の歯痛と秋の光り 女性に顔があるとは…… 水半球 午後三時の詩 性の形 林の中 何處へ行くか…

海峡 呉林俊長篇叙事詩篇集成

1973年10月、風媒社から刊行された呉林俊の遺稿詩集。装幀は水谷勇夫、写真は今泉治身。 目次 朝鮮少年詩篇集成 異郷残稿詩篇集成 歳月詩篇集成 幻想望景詩篇集成 海峡詩篇集成 岩塊詩篇集成 解説 松永伍一鎮魂歌 姜舜 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の…

東京マダムと大阪夫人 藤沢桓夫

1954年2月、東京文芸社から刊行された藤沢桓夫の作品集。装幀は小野佐世男。 目次 東京マダムと大阪夫人 新婚競技 二枚の切符 チヤンスの糸 風雲急 良妻くらべ 明暗二重奏 悲しむ勿れ ひとの気も知らないで 特別手当 可哀想な良人たち 泣き落し戦術 良人の代…

愛する歌 やなせたかし詩集

1966年9月、山梨シルクセンター出版部から刊行されたやなせたかしの第1詩集。装画は谷内六郎。 いちばんはじめの言葉をかくのはむつかしいことです。なんといっていいのかよくわかりません。 友だちの漫画家谷内六郎君と電話で話しました。ボクは大いにテレ…

生涯の娼婦 池田みち子

1978年4月、日月書店から刊行された池田みち子(1910~2008)の短編集。装画は園城寺健治。 目次 生涯の娼婦 白粉花 娼婦あがり 歌舞伎町歳時記 赤提灯の女 夏枯れの季節 風のような女 十二違いの姉妹 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

逸見猶吉詩集 逸見猶吉

1948年6月、十字屋書店から刊行された逸見猶吉(1907~)1946の遺稿詩集。「歴程」共同創刊者。編集は草野心平。 目次 報告(ウルトラマリン第一) 兇牙利的(ウルトラマリン第二) 死ト現象(ウルトラマリン第三) 曝ラサレタ歌 冬ノ吃水 檻 厲シイ天幕 ベエリン…

鴫立つ澤の 岡田隆彦詩集

1992年9月、思潮社から刊行された岡田隆彦(1939~1997)の第11詩集。装幀は芦澤泰偉。 三年半ほどまえ、死ぬこともありうるような難しい手術だと医者から宣告されて、潰瘍ができた食道を取り除く胸部食道全摘・結腸再建という手術をすることになったとき、…

崖 岡田久子

1958年10月、朱雀社から刊行された岡田久子の短編小説集。 目次 崖 驟雨 冬の影 女の崖 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

グラフィティ 岡本啓詩集

2014年11月、思潮社から刊行された岡本啓の第1詩集。第65回H氏賞、第20回中原中也賞受賞作品。 目次 コンフュージョン・イズ・ネクスト 椅子 濃いピンク 8.28.1963 ペットボトル グラフィティ 腐葉土 三月 N・Dに 声 渚にて 赤い花 発声練習 NDLで検索Amazon…

誕生讃歌 よしかわつねこ詩集

1958年5月、的場書房から刊行されたよしかわつねこの第1詩集。装画は杉本善男。画像は裸本。 目次 さくらそう ふゆの光 旅 疲れ かみさまへ おもたいかお こころよ ちり紙の中の詩 あおぞらを おかあさん 物らは考えないのだろうか 五月 乾杯のうた 生活のう…

異郷 小野十三郎詩集

1966年10月、思潮社から刊行された小野十三郎の詩集。装幀は伊原通夫。 目次 雲も水も 花びら サイゴンの南方メコン川下流のデルタ 落葉の下 自然も斗いに参加する スカンボの花とチヨウデの花 紅葉1 紅葉2 シェーラの山 城砦 北越雪譜 毛先生の七律 古い…

松風 石塚友二

1943年8月、小山書店から刊行された石塚友二の短編小説集。表題作は第15回芥川賞候補作品。第9回池谷信三郎賞受賞作品。 目次 松風 郭公 星 流水 菊の秋 十年 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

望郷の日々に 北条民雄いしぶみ 岸文雄

1980年9月、徳島県教育印刷から刊行された岸文雄による北条民雄研究書。題字は森岡清流。 目次 無縁仏 彼の故郷 全生園 文学者の碑 望郷Ⅰ 望郷Ⅱ 望郷Ⅲ ひとつの風土 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

われらの見たもの 滝田夏樹詩集

1962年7月、思潮社から刊行された滝田夏樹の第1詩集。装幀は坪井功。 目次 Ⅰ われらの見たもの 此の街 急行列車と女 国立劇場訪問記 静かなストライキ 皺のある風景 墓地で Ⅱ 海浜日記 秋 稲妻 紫色の雲 私は叫ぶ 夕暮れ 労仂者 酔つぱらい男 Ⅲ 祭壇のない祭…

鬼の詩 藤本義一

1974年7月、講談社から刊行された藤本義一の短編小説集。表題作は第71回直木賞受賞作品。 目次 鬼の詩 泣尼 浪花笑草 浪花珍草紙 下座地獄 浪花怨芸譚 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

山犬 舟崎淳

1960年2月、小壷天書房から刊行された舟崎淳の長編小説。装幀は井上三平。 目次 キンシの流れ 不肖の子 蛙騒動 運命の駅 すすり泣く女便所 湯の街の大阪女 露天風呂 宵待草 名残りの功徳 男のめざめ 山麓の夜 臆病仙人 めす犬の執念 仙人ついに山犬と化す 畠…

河原者の唄 唐十郎詩集

1970年9月、思潮社から刊行された唐十郎の詩集。挿絵は林静一、楽譜は小室等、装幀は田辺輝男、写真は森真一。 目次 夜桜姫さんのうた コンコンコン…… お銀のうた 家が貧しかったので…… 〽 おっとそこゆく…… 〽 首はいらんかねえ…… 夜鷹ソング ヤヤヤヤァー …

死者の森 エルンスト・ヴィーヒェルト

1952年7月、白水社から刊行されたエルンスト・ヴィーヒェルトの長編小説。副題は「ナチス政治犯収容所の報告」。翻訳は加藤一郎。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

狂った果実 石原慎太郎

1956年7月、新潮社から刊行された石原慎太郎の第2著作集。装幀は奥野肇。 目次 狂つた果実 決勝戦 舞扇 婚約指輪 悪い夢 後記 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩でしかとらえられないもの 1910~1975詩人論 新城明博

2003年10月、文芸旬報社から刊行された新城明博の評論集。装幀カットは鈴木五郎。 目次 Ⅰ 個人の内面に沈潜した詩人 序の章「近代詩の萌芽」の重要な時期としての一九一〇年から一九一二年について (一)大手拓次について (二)萩原朔太郎について Ⅱ 詩の…

流戒十郎うき世草紙 小田仁二郎

1959年3月、新潮社から刊行された小田仁二郎の長編小説。装幀は野口昴明、挿絵は神保朋世。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

時代の壁ぎわ エルンスト・ユンガー

1986年1月、人文書院から刊行されたエルンスト・ユンガーの評論集。翻訳は今村孝、カバーは松味利郎。 目次 見馴れない鳥たち 計測可能な時間と運命の時間――占星術をめぐる素人談義 時代の壁ぎわ――現代の神話的考察 人類史的転回 地球史的転回 根源的根拠と…

愛の部屋 小田仁二郎

1964年6月、東方社から刊行された小田仁二郎の長編小説。装幀は赤坂三好。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

触手 小田仁二郎

1948年7月、眞善美社から刊行された小田仁二郎の第1著作集。装幀は加納元。 目次 にせあぽりや 触手 読者のために 福田恆存 関連リンク 小田仁二郎『触手』はどう評価されているか―その文学史的意義(「小田仁二郎と宮内」展)(移ろうままに) NDLで検索Ama…

虹 藤井重夫

1965年9月、文藝春秋新社から刊行された藤井重夫の短編小説集。表題作は第53回直木賞受賞作品。装幀は田村孝之介。 ここに収めた四つの作品は、発表順が、 『風土』「新潮」26年2月号 『世染』「文学十人」23年6月創刊号 『善界』(「文学十人」23年2月第三号…

背中と腹 小田仁二郎

1965年7月、河出書房新社から刊行された小田仁二郎の長編小説。装幀は三井永一。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

女の植物 小田仁二郎

1965年11月、東方社から刊行された小田仁二郎の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

杉田久女 石昌子

1983年7月、東門書屋から刊行された石昌子による杉田久女の評伝。石は杉田久女の娘。帯文は永井龍男。 母杉田久女について私の思うことの一端を折にふれ書いてきた。こんど「久女伝説について<検証>」の一章を加え、ひとつに纏めることが出来た。私にとって…