2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

逝く春 長崎透詩集

1963年3月、詩学社から刊行された長崎透の第3詩集。 目次 序文 前田鐵之助 逝く春 苺子草 廃居にて アラベスクに寄せて 丘の上にて 春日 めぐり逢い 朧夜に 落花抄 晩春 こけし人形に寄する 春の夜に 春の海 おぼろ夜に 川辺にて 幼なき日の如く 春風に わす…

黒い使者 清水ゑみ子詩集

1966年12月、時間社から刊行された清水ゑみ子の第1詩集。装画は田畔照久。 目次 序奏 繭 使者 顔 第一章 鎮魂歌1 2 3 4 5 6 花 川 第二章 ある心 映像RR” 作品A B C D E F G H I J 調和(オラトリオ) 沼 第三章 鳥 紐 様相 数学 白孔雀 三つのバガテ…

青墨 佐藤三保子句集

1982年4月、俳句研究新社から刊行された佐藤三保子の第2句集。 この句集は、昭和五十三年から五十六年まで四年間の作品を収録いたしました。始めはもう少し書き溜めてからと思っていたのですが、この四年間は「俳句研究」の五十句競作に連続四回も応募した歳…

黄金比の卓袱台 米村敏人詩集

2013年7月、澪標から刊行された米村敏人の第5詩集。装幀は森本良成。 私は五、六年前から三十坪ばかりの農園を借りて、いわゆる家庭菜園なるものを手がけている。夏野菜と秋冬野菜、年二回の衣更えも労は大きいが疲れは心地よい。病気にやられたり害虫やカラ…

薔薇贄 山口ひとよ詩集

1971年10月、母岩社から刊行された山口ひとよの第2詩集。イラストは北山泰斗。 前詩集「復活祭まえに」を刊行いたしましてから今年で四年目になります。今回も「方舟」同人諸氏のあたたかな励ましに支えられて、第二詩集を刊行することができましたこ。とを…

綾垣 佐藤三保子句集

1978年5月、端渓社から刊行された佐藤三保子の第1句集。 一つの人生を確かに生きた人ならば、誰でも一篇の小説を書くことが出来ると、そんな言葉を嘗つて讀んだ記憶がある。たしか一篇だけはという限定がついていたような氣がするが、それを實際に文字に綴る…