2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

短篇集 梢からの声 町田志津子

1983年6月、宝文館出版から刊行された町田志津子の短編小説集。表紙装画は山口源。 目次 信乃の記憶 霊安室へ 芥のように 海の果てに 千枝の上京 限られた空 梢からの声 棉の実 ハデスの顔 河口 七回忌 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

余白のランナー 建畠晢詩集

1991年4月、思潮社から刊行された建畠晢(1947~)の第1詩集。カバー・扉は北辻良央、装幀は大石正浩。付録栞は、入沢康夫「建畠晢氏の詩」、高橋睦郎「言葉の力」、稲川方人「差異への踏み出し」。刊行時、著者は多摩美術大学美術学部芸術学科助教授。第2回…

天の画鋲 菊池敏子詩集

1995年7月、思潮社から刊行された菊池敏子(1936~)の第7詩集。 目次 天の画鋲 わたしの鳥 音楽 阿佐谷の櫻 遠い台風 バラの下で 咲く水 消え消えする虫 いじらしい食事 てぶくろ 連凧 数え方 春の緒 居場所 れいえん 文字の墓 もし 五月が フィギュア 二十…

古いアルバムから 町田志津子

1988年6月、思潮社から刊行された町田志津子の随筆集。装幀は芹澤加寿子。 目次 Ⅰ古いアルバムから ポチとナイチンゲール これで おあいこ 形見の絹 小さなやさしい眼 舞う童子 藤の花 Ⅱ むじなの唄 ひいなの記など 蜃気楼 志太 ぼすかす だよぉ 樹について …

まばゆいばかりの 朝吹亮二詩集

2010年8月、思潮社から刊行された朝吹亮二(1952~)の詩集。装幀は中島浩。第2回鮎川信夫賞受賞作品。刊行時、著者は慶應大学法学部教授。 目次 (南風がはこんでくるもの) 贈りもの(さんの庭にはいっぽんの) 贈りもの(古いアルバムからの) 休暇(永遠の夏の)…

黒兎の家 鈴木東海子詩集

1998年6月、思潮社から刊行された鈴木東海子(1945~)の詩集。装画は小林敬生『蘇生の刻――白い朝・D』。 目次 午後の兎 冬の来訪者 生誕告知図 眠る舟 第九雛段 日のかけら 珊瑚の庭 絵日記 短耳 回転扉 肩袋 母の座 兎駅 乳(ミルク)時計 指の眼 夕焼便 …

海から海へ 町田志津子

1980年9月、塩の会から刊行された町田志津子の随筆集。 目次 Ⅰ 斜陽館 親不知 沖の石 横浜 向島 羅漢寺春色 海から海へ Ⅱ 馬の毛のベールとトーリヤ青年 ブハラのバザール ホテル ウクライナ 鼠博士奮闘記 アンダルシアで メーデーのアテネ 梟のペンダント …

花・蒸気・隔たり 河野道代詩集

2009年11月、pantarheiから刊行された河野道代(1952~)の詩集。造本は平出隆。第61回読売文学賞受賞作品。 目次 泳ぐ犬 作品Ⅰ 不変性について 葉・抽象 消失点へ向かわない線 神の原料 作品Ⅱ 雰囲気から記述へ、そしてその逆行 犬の言語 積乱雲の設計 草の…

種まく人の譬えのある風景 倉田比羽子詩集

2008年10月、書肆山田から刊行された倉田比羽子(1946~)の詩集。装幀は亜令。 本書は、「るしおる」40号(2000年5月)から64号(2007年5月)に、ほぼ連続して書き継いできた諸篇を改稿し構成したものです。ほかに「現代詩手帖」(2007年9月号)、「関西文学」53…

他人とあたし 柴田恭子詩集

1976年7月、思潮社から刊行された柴田恭子の第3詩集。装幀は草野心平。 柴田恭子と何時出会ったのか、今となってはさっぱり思い出すことが出来ない。何時の間にか、「ヴェガ」の同人でありそして「歴程」の仲間であった。 出会いに強烈な印象がなく、空気を…

にょしんらいはい 小川アンナ詩集

1970年9月、あんず舎から刊行された小川アンナ(1919~)の第1詩集。扉は青木利津子。 私が「小川アンナ」という名を作ったりして、短歌的抒情の世界を脱皮しようとしたのは、三十才も半ばを過ぎた頃だった。戦争と三人の幼児を亡くした後に、やっと私という…

流離の岸 大田洋子

1939年12月、小山書店から刊行された大田洋子(1903~1963)の長編小説。装幀は硲伊之助。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

小さなたき火 佐藤しづ詩集

1986年10月、青礫舎から刊行された佐藤しづの第3詩集。 このごろ、しきりに亡くなった人びとのことを憶い出します。 私をいちども叱らなかった父や母、そして二人の兄。結婚してから移り住んだ満洲の奉天の街で、最初に迎えた元日の朝生れた長男は、思いもか…

子音たち 西原邦子詩集

1979年12月、思潮社から刊行された西原邦子(1931~)の第2詩集。 目次 Ⅰ 子音たち 光りのうた 熱い砂の中から 埴輪の人のように 柄にもなく私は 壺の秋 藁人形 この道 Ⅱ 聖書 土偶に寄せるソネット 雨季 水仙 ここにあるもの 梅雨 Σ 人一人 言葉が遠のく日 …

表象派の文學運動 アサ・シモンズ/岩野泡鳴

1913年10月、新潮社から刊行されたアーサー・シモンズ(1865~1945)の評論集。翻訳は岩野泡鳴(1873~1920)。画像は函欠本。 目次 譯者の序 例言 エーツヘ獻捧の辭 緒言 ジェラル ド ネルワ゛ル ヰ゛リエ ド リルアダン アルチュル ランボ ポル ヱ゛ルレン…

嘔吐 伊良波盛男詩集

1978年2月、国文社から刊行された伊良波盛男(1942~)の第4詩集。 伊良波盛男とはまったく不思議な縁でつき合うようになった。七六年に国文社から出た彼の詩集『眩暈』を手にしたとき、ぼくは鈴木志郎康、清水昶の二氏と「現代詩手帖」の「鼎談時評」をやっ…

薔薇窓 天城奎二詩集

1995年6月、詩学社から刊行された天城奎二(1930~)の第1詩集。装幀は浜田正二。 天城奎二が私たちの「火牛」に参加したのは一九八八(昭和六三)年九月で、その最初の作品は「使徒行法」(「火牛」第二十冊)であった。参加した縁というのは、天城が同人村岡空…

足拍子 小山内薫

1924年7月、プラトン社から刊行された小山内薫(1881~1921)の短編集。 目次 足拍子 反魂香 朝を憎む記 總てを失ふ話 羽織 學校 蓄音機 堀田の話 粘土 梅龍の話 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

黄金の砂の舞い 嵯峨さんに聞く 栗原澪子

1999年5月、七月堂から刊行された嵯峨信之の聞き書き自伝。聞き書きは栗原澪子。 この「聞き書き」を活字にすべきかどうか、私は長いこと迷っていました。「聞き書き」といっても、これは、質問の力によって、はじめて引き出された領域のほとんど無いもので…

雅歌 町田志津子詩集

1991年8月、私家版として刊行された町田志津子(1911~1990)の未刊行詩篇集。 本書には町田志津子遺稿のなかから昭和10年から二五年の初期の作品を収録致しました。この時期約一五〇編の詩が残されておりますが、このうち三十数編の詩は最近発見された第一…

連祷騒々 山本哲也詩集

1972年9月、母岩社から刊行された山本哲也(1937~2008)の第3詩集。 目次 連禱騒々 島 影の生活 航海術 比喩論へのおかえし 終末領 薄明のオード 黙示 一滴の海で ゲーム<二、三の欠落を含む連作詩篇> 最後の唄 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤ…

女流作家 美川きよ

1939年3月、中央公論社から刊行された美川きよ(1900~1987)の長編小説。小島政二郎と愛人関係にあった。装幀は藤田嗣治。美川は画家・鳥海青児の妻。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

アハバール・アラビーヤ 田中恭美詩集

1965年11月、思潮社から刊行された田中恭美(1937~)の第1詩集。 田中恭美さんが、一年ほどまえのある日突然同人になりたいと言ってきた。そこで、同人会へ来てもらって、みんなで作品を見せてもらったり、詩についての意見をきいたりして、つぎの月から同…

HEAVENLYBLUE 早坂類歌集

2002年7月、BookParkから刊行された早坂類の歌集。写真は入交左妃。題字は池上博子。表紙デザインは古橋久具衣。 Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

友達 岩本隼詩集

1990年11月、書肆山田から刊行された岩本隼(1941~)の第1詩集。装幀は青山杳。付録栞はねじめ正一「いびつな筋肉コブ」。 目次 回り舞台 ボクシングジム 北の国 校庭 木陰 異国Ⅰ 異国Ⅱ 異国Ⅲ 海峽 田舎 牛丼屋 郊外 鳴子坂 まわり道 神宮球場 漁師町 ロー…

失題 中正敏詩集

1983年10月、詩学社から刊行された中正敏(1915~2013)の詩集。 目次 エピグラム 記憶 スゥイング・ボート 消される 消耗品 咆哮忌 あれ地 いかんのや 浮いたかひょうたん 吉兆 玉乗りと燻製 インターラプト 引き算世界 衣裳箱(ドウローワー) 騙し船 ゆか…

天獄 金石稔詩篇集

1971年9月、母岩社から刊行された金石稔の詩集。口絵木版画は日和崎尊夫、表紙装画は高橋安子。 目次 滅あるいは火昇天賦 葬 没 縛 郷 虹 夜 叛あるいは受胎余録 曳 禁 宴 令 梯 頌 饗あるいは蛮餐獄楽 塔 社 脚 闘 犠 咒 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオ…

千家元麿句集

1981年3月、皆美社から刊行された千家元麿(1888~1948)の句集。装幀は笠原須磨生。 鯡売る娘の色の黒きかな 千春美(せんはるみ) この句は明治三十七年四月二十九日、読売新聞俳句欄に投じた千家さんの作である。四十五年にわたる千家さんの文学的生涯の…

炎える時間 内山登美子詩集

1955年10月、日本未来派の会から刊行された内山登美子(1923~2012)の第1詩集。装幀は江見絹子。 目次 その饒舌のなかで その饒舌のなかで ひとりの終末 炎える時間 たそがれの街で 未来 孤独の樹 夜のなかの人 予感 愛について 夢の女 女の岸 蝶の心象 蝶…

熟慮の敗走 金石稔詩集

1967年11月、黄土社から刊行された金石稔の第1詩集。刊行当時著者は東京学芸大学3年生。 この集中、十幾篇の詩は僕がフラリと東京にやって来てから、様々な物象との関りあいのとまどいの日々、およそ十九才の頃の恐怖あるいはアンニュイの所産です。 だんだ…