1953年7月、日本藝業院から刊行された牧野徑太郎(1922~)の第2詩集。装幀は棟方志功。
目次
扉 萩原朔太郎の自筆短冊
序に代えて 中谷孝雄
青黴の部室
- 天空へわたしは
- 光はこうも――私にも
- 雪寃
- 青黴の部屋
- 雷(三題)
- 一日のうちでの懐中電燈のやうな光よ
- あの岩礁で
- こもりゐ
- 夜の星のまたたきの如く
- 墨田区高架線
- 塩を含む
- 櫻花一片
- 初冬
- 朝
- 封書
- 石
- 伊東氏を悼む
鶴の義歯
- 蝉
- 鶴の義歯
- みみず
- にんげん
- 四月の金魚
- 猫
- 亀
- 火くひ鳥
- 蝶
跋 林富士馬
後記
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