1981年6月、木曜会出版部(サトウハチロー記念館内)から刊行された宮中雲子(1935~)の第2詩集。
目次
月に抱かれて
- 快い反芻
- 心待ち
- 無の幸福
- 月と私
- 誕生石の謎
- 愛を計る
- 月
- ただそれだけで……
- 茫然
- 静かな愛
- バレンタインデー
- 月よ
- まだ?
- とぎれる想い
- 予感
- 透明な障壁
- 終止賦
愁いの花束
孤独のささやき
- 黒い柩
- 黒い蝶
- 初雪
- 孤独という針
- 月の孤独
- 遠吠え
- 夜更けの雨
- とある晩秋に……
- 闇を招く
- 羨望
- 悦楽のあとに
- じれったい……
心に漂いきてやさしく
- 故郷の絵――心の回り灯籠――
- 故郷の日暮れをなつかしむ
- かんかん
- 魚屋
- 鍛冶屋
- お鹿ばあさん
- 石屋
- ふるさとの祭りをうたに
- 牛鬼
- 五つ鹿
- 思い出にゆれる故郷――春のアラベスク――