1994年1月、恒文社から刊行された長見義三(1908~1994)の散文集。長見義三作品集3。付録栞は栗坪良樹「正しい資質の人」、藤本英夫「長見さんの視線」、小檜山博「大先輩」、加納均「長見先生のこと」、庄野誠一「長見義三への手紙」、田村義也「『長見義三作品集』装丁雑記」。
目次
・北の暦
- 夏――むっちゃんは偉いぞ
- 秋――菓子クルミ
- 冬――消え残っている雪
- 春――友の愁いに
- 老いての兄妹
- 柳の子犬
- ふみよみ知ろう
- 書くことの意味
- たずねること
- 北の女心
- 子供のころ
- 失われた幼き日
- 女に負けるな
- 雪恋
- ヒグマに注意北海道
- 妹
- どんぐり
- モロッコは始まる
- ネッキ遊び考
- クロユリ眠る
- 永遠の記憶
- 花を捧げる
- 土砂流防止林
- 生まれ変わる
- こわい女学生
- SLカネツ
- 雪像の頃
- はちまきトンコ
- わたりの路
- ”連山”飛ばず
- 撃つなMP
- なんでも一ダース
- 小さな雪穴
- 漁師の家系
- 密漁者が逃げる
- イラクサの手紙
- カタクリの歌
- パンの匂い
- 舟で来る
- 札幌の踊り子
- フキの葉につつむ
- 八木義德に
- 海を見る、雪を見る
- 痴漢の出る橋
・千歳百景
- 運河と海峡
- 鶴と鹿
- 橋と鳥
- サイロと砂利穴
- 虹と落葉
- 駅と空港
- ママチとウサクマイ
- 謎の三場所――アツ石・ホタナイ・チイカイ
- たし算地名考――ニセトクの所在
- こさ吹く
・北の話
- 襟裳岬の記
- 「雪掻き」と「てっかいし」
- 終戦の冬
- スキーの思い出
- 野村尚吾とのこと
- 色丹島放々記
- 半透明の小石
- シンタランクル
- 千歳越え
- ものわすれ
- 沙流川をのぼる
- ウトナイ湖
- ウバユリ抄
- 甘酒とモモンガ
- 首飾りの振り子
- ユキノシタ
- 長万部(おしゃまんべ)の人
- 伝説のレンジャー
- ニセコ町有島
- 室蘭に酔う
- ハスコップ抄
・わが文学の故郷
- 言葉・土地・人
- 北方の春――穂別村にて
- 森林だより
- 母五十三歳
- 旧土人小学校卒業式
- 日振峠
- 懐しむ作品
- デルスウ記
- 北への旅立
- 小説の美
- 東京の子供
- 地方の作家生活
- 八木義德の『私の文学』
- 木村不二男と私
解説 小笠原克
長見義三 年譜
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