1973年3月、北方領土対策文化連盟から刊行された伊藤和夫の詩歌文集。著者は東海道日坂宿生まれ(掛川市)、刊行時の住所は藤沢市辻堂。
目次
・短歌篇
- 宿場気質
- 天地の戒律
- 流転遍路
- 人間苦悩
- まぼろしの花
- 梅花ノ賦
- 酒徒酒友
- 友の情け
- 町奴
- ふるさと
- 春の幻想
- 六月の雨
- トランペット
- 慈悲光来讃
- 誉田詠草
- 筑紫行
- 八月の海
- 銀杏
- 秋の夜
- 三の絃
- 江戸文学
- 面・茨木
- 天城路(あるおぞましき恋に題して)
- 夏の点描
- 山呼べば
- 秋知る
- 述懐
- 春草会四百歌会
- 天母山詠草
- ビルの谷間
- 大原女
- 鴛鴦美人
・北京百景
- 序歌
- 天壇
- 北京飯店
- 交民巷
- 胡同
- 都一処
- 新月
- 清陽楼
- 北館(アルバヂン村)
- 萬寿山
- 前門
- 天橋
- 京劇(北京百景・その二)
- 北海詠草(北京百景・その三)
- 香妃
- 白き壁
- 洛陽(河南さすらひの詠草の中から)
- 華北ところどころ
- 山西
- 青島
- 開封
- 雑詠(その1)
- 暁
- 台風と雲
- 風
- 破れたるところ
- 梳櫛
- 浮名
- 好色
- 夢
- 煙草の酔
- ユネスコ
- 雑詠(その二)
- 椿咲く島
- 雑詠(その三)
- 仏性
- 雑詠(その四)
- 情熱の子(髑髏の舞のおきぬに題して)
- 映画「血と霊」を見て
- 東京大震災を傷む
- 千日前
- 慎ましき君
- 歔晞
- 運命
- 宿駅有情
・詩篇
- われらの北方領土
- ノサップ岬の哀愁
- うつけもの
- 掛川城址に佇みて
- 城下の町(掛川城址に佇みて、その二)
- 甲比丹の墓(掛川城址に佇みて、その三)
- 東京よおさらばだ
- 二十才になるの、こわいわよ
- 十六夜(いざよい)ざんげ
- 春は花影に
- 北京慕情
- 波濤の女
- おじやはりなんせん
- 火焔椿
- 砂丘
- 銀座の鸚鵡
- 夢とROMANの湧くところ
- 勤王俠客(黒駒の勝藤を唄ふ)
- 黒駒まつり
- 浪人ぶし
- 峠のわらべ唄
- 峠の馬子唄
- 涙に濡れる灯
- 富士に唄う子ら
- 舗道のたそがれ
- 思ひ出の東京
- 甲州いいじやん踊り
- 辻堂音頭
- 明るい瞳
- 黄河の花
- 蒙古の旗風
- 夜のくろ髪
- 恋ざんげ
- 恋吹雪
- 銀座三銃士
- 恋のうき草
- 滝の白糸
- ハロー・チャーリー
- 孤独の放浪者
- 歌ふや楽し恋の歌
- 祇園会小唄
- しかも彼等はゆく
- 篤子の歌
- 吹けよ春風
- 春が来たかよ
- (航空小唄)スピード節
- 朔北の皇軍
- 哀しき孤児の唄
- 日本防空の歌
- 胡沙吹く風
- 兵士の妻
- 吹雪千里
- 東京往来
- 船の人
- 防空音頭
- なにさ、野暮用((江戸小唄)
- 塹壕夜曲
- 大号令の歌
- 明日は手柄を
- 笑つちやいや、泣いちやいや
- 仇討選手の歌
- 洗い髪(江戸小唄)
- プールの幸ち
- 従軍行
- 満洲国民族協和の歌
- 特別任務斑
- 浮かれ夜がらす
- 片恋の歌
- 恋は異なもの味なもの
- 恋なればこそ
- 浮名ざんげ(江戸小唄)
- 君薄命の花と散りなば
- 運命の巡礼者
あとがき
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