現代詩代表選集 第1 1950年版 日本文藝家協会編纂

f:id:bookface:20210226171045j:plain

 1950年7月、小山書店から刊行された現代詩アンソロジー。編者は日本文藝家協會。編集委員は、安西冬衛小野十三郎北川冬彦草野心平高見順壺井繁治西脇順三郎三好達治、百田宗治、吉田一穂。

 

目次

  • 惡婦 高村光太郎
  • 白鳥 吉田一穗
  • えなの歌 金子光晴
  • 日本の濕つた風土について……日本の農のアジャ的樣式について 真壁仁
  • 常磐線風景……またはじまった……時間……止まらない時間のなかを……悔恨……時空 山之口膜
  • 敗北……侮辱された列車 近藤東
  • 海邊の虹……東天……ともづな……生命の疼き 高橋新吉
  • 永眠……はだか山……すべては許されてゐる眠りの歌 青山鶏一
  • 折盡……安眠妨害 扇谷義男
  • 田園について……使徒行傳 岡崎清一郎
  • 詩三つ……處刑 北川冬彥
  • 西班牙……百年の家具 安西冬衛
  • 春の漂流……午後……枯草のなかで 村野四郎
  • すれちがう物質のスピードの中で……二つの眼 池田克己
  • 影の空間 北園克衛
  • 夏から秋へ……冬の會話 西脇順三郎
  • 牡丹の花びら貝……散りしいた花びらの上に……山の網膜 馬淵美意子
  • 一九四〇年代・夏……部屋 田村隆一
  • ソネット四章 安藤一郎
  • 氣まぐれな戀人に 原條あき子
  • 東京哀歌 佐藤春夫
  • 三十代の選手 釋迢空
  • ひとりお美しいお富士さん 深尾須磨子
  • 薔薇……マイダス王……季節のごとく 永瀬清子
  • 彷徨 千家元麿
  • 山麓……晩夏……山の宿屋にて……山の町にて……遲日 田中冬二
  • 果樹園……枯れた葡萄蔓の……私の名 笹沢美明
  • 夫の精神 緒方昇
  • 雷と泥鰌……發狂……えびとたこ……媚藥……坂 淵上毛銭
  • 岩礁……平原うすばかげろふの炎天……碧天女 日高てる
  • 天……苦しみ……飽きない木……僕だけの光り……黒 高見順
  • 播州不野……世界……野蠻な鐵道の中で……過ぎゆくものへ 小野十三郎
  • 古い機織部屋……雨……海峽 大江満雄
  • われらの五月の夜の歌……長靴 三好豊一郎
  • 永日……新春……天體圖 丸山豊
  • 私の心に……瞬く星……日暮れて……心のな かで……新橋……愛するものの 野村英夫
  • 雷とひよっ子……子供の繪 伊東静雄
  • 見えない顏……考へる石……警報……柱のしるし 竹中郁
  • 陸……ランプ・マン……緑なる實存 丸山薫
  • 恢復期 佐沼兵助
  • 駱駝の瘤にまたがって 三好達治
  • 牛車 島崎曙海
  • 「日沒街道」より二篇 藤島宇内
  • 父となる日……一週間 吉塚勤治
  • 榮山江……又榮山江 許南麒
  • 時間 壺井繁治

詩壇展望 北川冬彦
後記 三好達治


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索