1935年6月、むらさき出版部から刊行された今井邦子(1890~1948)の散文集。題筌は鷹見芝香。むらさき学芸叢書第1篇。
目次
- 春樹集
- 末摘花
- 初夏近し
- 信州漫筆
- 浮世ごと
- 欅の四季
- 木曾の秋
- 未知の山川を迪りつゝ
- 珈琲及び皿の記憶
- 七草の思ひ出
- 文學に現れた山岳の美
- 奧多摩に遊びて(短歌)
- 芥川さんの記憶
- 萬葉的玩具を讃へる
- 寺院の蟬
- 元旦の歡び
- 山の朝(短歌)
- 枕草子を讀みて
- 日本古典と花(濱木綿と馬酵木)
- 水木の花
- 古歌謠の味
- 伊豆の春(熱海から吉奈まで)
- 山櫻と倭民族
- 讃皇太子殿下(短歌)
- 昨日の薔薇(詩)
- 靑波集
- 萬葉鑑賞の道(日本古典の再認識)
- 神無月(短歌)
- くろんぼ(詩)
- 花と太陽(詩)
- 忙中に閑を見出す工夫
- 親に罪あり
- 私の母性愛觀
- 結婚後の戀愛
- 歌を語る
- 小曲(詩)
- 靑道心抄
- 若き女性と社交
- 時代の犧牲者
- すぎたる愛
- 感ずるまゝに
- 若菜摘(短歌)
- 若い奧さんよ(詩)
- 訪問者に就て
- 朱葉集
- 鄕土の香を慕ふ
- 野のかをり
- 門松偶感
- 歎異鈔とわたし
- 山の秋祭
- 雨月物語について
- 和田峠の道
- 上京當時をしのびて
- 盛夏夜話
- ある日の日記
- 原始の安住
- 少女の日
- 鞭を落して
- 鄕土唄(日本靑年館の民謠をきいて)
- 夏の夜の銀座
- 木・花・人
- 病詩人・夜雨先生の靈前に語る
- 常陸野(短歌)
- 長旅(聖書物語)
- 處女の名殘の新年
- 爐邊夜話
- 玉松ケ枝(古典小說)
- 山村夜話
- 空想畫(古典小說)
- 明治座を見る(「愛情の價値」に就て)
- 中村吉右衞門へ
- 本郷座見物記
- 子役廣太郞のこと
- 律子について
- 「九條武子夫人」を見て
- 初夏雜詠(短歌)
- おぼん
- 片目のソロモン
- 惡魔の壺
- 眼がさめたお地藏樣
- 少女の賦(詩)
- 卷末記