2019-06-16から1日間の記事一覧

死の色も少しだけ 谷郁雄詩集

1990年12月、思潮社から刊行された谷郁雄(1955~)の第1詩集。装幀は宮川隆。 目次 靴音 リスの話 「すこん」 アンコモン・プレイス 死の色も少しだけ 白線 高層アパートの窓から 夢の町 人間の都市 週末 好きなロックの曲でも 外科医 タバコの味 夕焼け空 …

新しい詩の作り方 小野十三郎

1950年4月、平和出版社から刊行された小野十三郎の詩論集。 目次 まえがき 中野重治 1 だれが詩を書いているか 2 苦しい生活の中で 3 ある少女たちの場合 4 夢を見る知新 5 借ものの頭では詩は書けぬ 6 「瞳は精神よりも欺かれることが少ない」 7 子…

三界交友録 金子光晴

1976年3月、新評社から刊行された金子光晴(1895~1975)の回想録。速記は岡田真美、口絵写真は細川隆平。 死の直前まで、白いシーツを渾身の力で握りしめることのかわりに、筆を執りつづけてもいた金子光晴だが、さすがにいくつかの未完稿をのこした。本書…