1976年7月、大和工房から刊行された小野連司(1918~1978)の詩集。著者自装。刊行時の住所は北海道亀田郡七飯町国立療養所。
目次
・序
- 入
- 函館港
- 開港百年祭
- 藤江雁追悼
- 竹似草
- 蛇娘
- 雁風呂
- 太洋彷徨
- 活けフグ
- 冷凍魚
- 地球
- 十勝沖地面
- 空中の人
- 地中の人
- 永久凍土
- 古井戸
- 謡曲『松風』
- 血の井戸
- 悪魔の屁
- 表裏
- 孤独な桜
- ニワシドリ
- 橋場のばんば
- 石狩平野の苔
- 殺人ゴケ
- 第一目的・第二目的
- 砂漠の花
- はまなす
・破
- 破
- 地下のバー
- 死んだ兵隊
- 砂糖
- ジョッキのボート
- 蝶の道
- 骨の蝶
- にせもの
- 心体一如絶対境
- 蝶
- ザ・ピーナッツ
- 枕許のピーナッツ
- 冬の旅
- ストリップ・ショー
- 七月十七日のヌード・ショー
- 盗視者
- 追跡
- 地獄
- 弱者
- レズビアンの告白
- レズビアンの悲哀
- クリスマス・イヴ
- 無用の用
- かくし味
- 白いスワン
- 黒いスワン
- 落ちる
- 白鳥の湖
・急
- 離
- 深谷葱
- 雑踏の中の孤島
- 體
- 天泣
- シルエット
- 迷子石
- イワナの石
- 石の花
- 死の塔
- ガンジス川の自画像
- わかれ
- 祝婚歌
- 畳エレジー
- 滝
- 夜のブランコ
- 凧とブランコ
- 正月
- 碇屋エレジー
- 闇
- 猫
- 南泉斬猫児
- ネコの城
- 洋楽器による能楽
- ボレロ
- 火葬場にて
- 大燈直船
- 燈籠流し
- ローソク
懺悔録 小野連司