はかた幻像 那珂太郎随筆集

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1986年4月、小澤書店から刊行された那珂太郎(1922~2012)の第2随想集。

 

目次

  • まぼろしの町へ
  • 在りし日の博多
  • 歸郷の記
  • 祇園山笠
  • 観世音寺馬頭観音
  • わがふるさと
  • 「こをろ」の頃1
  • 「こをろ」の頃2
  • 筑紫野・福岡の萬葉
  • 風景の記憶
  • はかた自注

  • 早春の土
  • 圍碁と俳諧
  • 一日會圓碁會の記
  • 幸田弘子さんの朗讀
  • 變幻する無償の美
  • 重層的な詩と音樂の試み
  • 柴田南雄の記念コンサアト
  • チャアリイの死とモオツァルト
  • 空海の書
  • 高野切古今集
  • 仙厓寸見
  • ヨオロッパに旅して

あとがき

 

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沼 沢ゆき詩集

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 1967年1月、ポエム社から刊行された沢ゆき(1893~1972)の第2詩集。沢ゆきは川路柳虹に師事。1921年4月に刊行された第1詩集『孤独の愛の』は島崎藤村に絶賛されたという。

 

目次

序詩
序文 能村潔

葦の葉ずれ

  • 沼にきく
  • 葦の葉ずれ
  • 永遠の恋
  • 白い光のうた
  • 淑かなつぐない
  • 水の青春
  • 久遠の礼拝
  • さざなみ
  • 湖の女
  • 雨の沼
  • 水髪
  • 水霧
  • 藻草色のこころ
  • 砂原
  • 真清水
  • 灰色の幻想曲
  • 夜と岸
  • 秋二題
  • 1 ガムを噛む
  • 2 カンバス
  • おさな名
  • 慕情

森のいぶき

  • 生物
  • おとめ
  • 月が私を紫に
  • 白磁の甍
  • 虫寺
  • コケシの空
  • 冬への答
  • 冬のデッサン

跋 大野誠夫
「孤独の愛の」序文 川路柳虹
ゆき伯母に寄せて 飯塚勲

あとがき

 

関連リンク
牛久沼の詩人沢ゆき(澤ゆき)について

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南国の秋が私をさがしている 杉尾優衣詩集

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 1990年12月、花神社から刊行された杉尾優衣(1972~1988)の遺稿詩集。解説は高橋順子。

 

目次

  • 風に吹かれて
  • 夢想家の夜
  • 枯葉の道1
  • 枯葉の道2
  • 枯葉の道3
  • 枯葉の道4
  • 枯葉の道5
  • 電話
  • 木がまぶしい
  • 私の手
  • 音信
  • もようがえをする
  • ボサノバ
  • キンモクセイの散る夜
  • 勉強したこと
  • 瑠璃色の嵐
  • バラード
  • エイトビート
  • スウィング
  • 透明思考
  • The swing of the pendulum
  • 永遠という詩
  • 大好き
  • なまいき中学生
  • 宮崎の街によせて
  • こさん竹
  • 紅茶
  • 横顔
  • 風の宿
  • 愛1
  • 愛2
  • 真夏の日の下で
  • 遠い真実
  • いたみ
  • いたみⅡ
  • 朝の光
  • 時計のネジ
  • 私はまだ何も知らずに
  • 孤独さということ
  • 神よ
  • コスモス
  • リボン
  • 川の旅人
  • こいのぼりの話

杉尾優衣年譜
解説 高橋順子

 

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凍り絵 港野喜代子詩集

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1976年3月、編集工房ノアから刊行された港野喜代子(1913~1976)の第3詩集。

 

「紙芝居」「魚のことば」から二十年め、おそまきながらの第三詩集「凍り絵」です。
 ここに束ねた作品は、年代も入りまざり、重なりあっています。日本未来派、炉、山河、詩と真実、新文学、響など、その他に発表した作品も多く割愛しました。
 私にとって詩は常に、自己への問い詰めであり、情況からの切りかえしであり、暗い予感も先立つ時代との交錯です。詩を束ねるにも重い年月でした。(「あとがき」より)

 

目次 

凍り絵

  • その二月
  • 凍り絵
  • 雪の墓は
  • ふぶき日記

春の巣わらに

  • 冬のオブジェ
  • 方角は春
  • 春の巣わらに
  • 草場
  • 花の日
  • 棺とぶ日
  • 春や春
  • 機械民話
  • 弔い旗の五月

記念写真

  • あげひばり
  • 銀婚式
  • ゆきくれて
  • 夕暮れを焚く
  • 記念写真
  • 虹になって
  • まよい鳩と
  • 熊手をもって

街角の詩展

  • さむいにおい
  • 国境
  • 町は祭り
  • 雨の中で
  • 小鳥工場
  • 五十匁のこころ
  • 青の花
  • 冷えを超えると
  • 街角の詩展

パンの試み

  • パンの試み
  • 風は散らばり
  • 風の手帖
  • 熱い石に座って
  • 幻のネックレース
  • 段段のある橋に
  • 冬眠
  • 出発
  • 再びの夜明けを
  • 霧の食卓

靴は大きすぎて

  • 靴は大きすぎて
  • 絵日記
  • 海の葬い
  • 海の盆
  • 八月十五日
  • 昼に灯す
  • お話し列車
  • 春には

ウクライナの花あおく

 

猫は熱い魚が好きなので 小野十三郎
あとがき

 

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交渉 小松弘愛詩集

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1977年2月、私家版として刊行された小松弘愛(1934~)の第2詩集。

 

目次

  • 交渉
  • ナイフ
  • 抗議
  • 嘔吐
  • 答案
  • 採点
  • 祭典
  • 式典
  • 宴会
  • 和解
  • 行為
  • 馘首

  • なめくじ
  • 六月
  • 挽歌
  • 名前
  • 不妊
  • 野心
  • 方法
  • 場所
  • 日常

あとがきにかえて―日常―

 

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隠喩の消滅 永坂田津子評論集

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 1994年12月、審美社から刊行された永坂田津子(1933~2001)の評論集。

 

目次

第一部

第二部

  • ロレンスとジョンの黙示録
  • 自然の両義性 ロレンスの『アポカリプス』
  • 彷徨する存在の牧者 サミュエル・ベケット
  • 二重の非知について サミュエル・ベケット
  • あ・い・だの詩学 サミュエル・ベケット
  • ポスト・モダン戯法叙説

あとがき

 

関連リンク
現役論 ― 永坂田津子の一周忌によせて

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幻の船 小松弘愛詩集

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 1984年5月、花神社から刊行された小松弘愛(1934~)の第4詩集。

 

 昨年十月、私はこの連作について、次のように書いた。

 前詩集『狂泉物語』(一九八〇年)以前から書きはじめていた連作『嬰児』が、この夏、最後の二篇を書き終り、合計二〇篇、ようやく一冊にまとめ得るところにきた。
「ある時は四本足、また二本足、さらに、ある時には三本足で歩く生き物は何か?」――有名なスフィンクスの謎である。むろん、答えは人間であるが、人は老いれば、四本足で「はいはい」をした赤ん坊も同様になることがある。
『嬰児』は、老人病棟で寝たきりの老女たちの、言うならば「四本足」で這うことを余儀なくされた生活を描いたものである。
「老残」ということばがある。寝たきりになり、呆けが訪れてくるということは、たしかに痛ましいことではある。が、私は連作のなかで、「死出の旅に立つ前、この世の終の場に、呆けが訪れることは不幸なことだろうか」と問いかけてみた。呆け老人をかかえた家族の辛労ということがあるが、これは当人にとっては、おのずと別問題であろう。呆けを、神の摂理というふうに考える人もある。私も、数年のあいだ老人病棟に通っているうちに、この考え方をうべなってもよいような気持ちになっている。(「後記」より)

 

目次

  • 嬰児
  • 酩酊
  • 人形
  • 記憶
  • 夫婦
  • 手伝い
  • 春日
  • プリン
  • 踊り
  • コインランドリー
  • 泊り
  • 物語
  • 船出
  • 料理
  • 記録

後記

 

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