日用。釦ナド たかぎたかよし詩集

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 1998年9月、編集工房ノアから刊行されたたかぎたかよしの第5詩集。刊行時の著者の住所は明石市


目次

  • 物指
  • 蝶番
  • 止まり木
  • 顔料
  • 切手
  • 把手
  • 発条
  • 押花
  • 図面

後記


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夢の飼育 山崎富雄詩集

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 1986年8月、木精書房から刊行された山崎富雄の詩集。

 

目次

  • 出発
  • 夢の飼育
  • ひとに
  • こいうた
  • 街角で
  • 航海
  • 海よ
  • 恋歌のために
  • 潮の記憶
  • 我が埋葬
  • 彷徨
  • 林檎を齧らねば……
  • 日常
  • 贈る言葉
  • 海・断想
  • 旅へ


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エフェメラの夜陰 林美脉子詩集

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 2015年1月、書肆山田から刊行された林美脉子(1942~)の第7詩集。装幀は亜令。


目次

  • エフェメラの夜陰
  • 月虹
  • 招きのリル
  • 水葬の花
  • 神韻・魂揺らし
  • 鳥の聲

  • 窖の舞
  • 想牢夢
  • 風の廃墟
  • 秋の河口
  • ナソリ
  • 雪昏
  • 密告
  • 陰刻のおんおんおん
  • 死の罠


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僕の詩と眞實 森本忠

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 1968年7月、日本談義社から刊行された森本忠(1903~)の自伝。装幀は乙葉統。

 

目次

  • 一、美しき日日
  • 二、青春の決算
  • 三、新しき出発
  • 四、或る激情
  • 五、新舊の友
  • 六、戦中作家の一例
  • 七、戦時下の往来
  • 八、実際家の群
  • 九、爆弾の下
  • 一〇、最後のあがき
  • 一一、疎開の友
  • 一二、無一物
  • 一三、終戦

あとがき

 

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西けらく駅 根本明詩集

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 1992年1月、ミッドナイト・プレスから刊行された根本明(1947~)の第5詩集。装幀は金城秀明。付録栞は中上哲夫。著者は宮崎県生まれ。

 

 前詩集を出した後、「荒涼地帯」という連作で、東京湾東岸の埋立地の風景を描こうとした。だが、ふりかえるとそれらの言葉の多くは瓦礫のようにみえた。世界と幻想のねじれのなかに自己の身体と生を見出すというもくろみは、未だ迷路にあるということなのかもしれない。
 ここ数年の私たちを取り囲む風景は激しく変化している。以前の光景を思い出すのが困難なほどの根底的な変化のようだ。それは意識よりもはるかに速い。今、どこにいるのか、私たちとは誰なのかという問いがますます私の中でせりあがってくる。
(「後書き」より)

 


目次

  • 水槽愛
  • 赤い靴はくその人を
  • チキン、ドランカー
  • くれないの煮える港へ
  • 西けらく駅 
  • 三十八歳の幻滅
  • 澪。赤ちゃんの道 
  • あかね浜という名も美しい 
  • 鐘が打たれる 
  • 家族は神話となる
  • 緑の血の中に横たわってしまった。草野という林ですが
  • 哀しい快速電車 
  • 手をつなぎ、そこに立っている
  • 失われて、渚
  • 失われて、渚2
  • 望郷
  • ともにある 
  • ユーウツなる千葉市

後書き

 

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蛙の寝言 荒木精之

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 1964年3月、日本談義社から刊行された荒木精之(1907~1981)の随筆集。カバーは伊藤研之。

 

目次

・蛙の寝言

  • 漱石夫人投身事件
  • 文豪の書斎のランプ
  • 草枕」と熊本人
  • 湯田にて
  • 松陰と鼎蔵
  • 萩の町 
  • 秋芳洞の中で
  • 熊本名士劇
  • 大空武左衛門
  • 相撲界の大恩人
  • 吉田司家
  • 旧婚旅行
  • 一本の標木
  • 地蔵と橋
  • 八雲旧居騒動
  • 松江と熊本
  • 石仏の首
  • 東大病院失態事件
  • 西郷本陣跡
  • 走馬灯と海老原画伯
  • 無名作家ということ
  • 泣き出した林芙美子 
  • 岡野屋のおかみ 
  • 徳富愛子髮塚由来
  • おてもやん
  • 「灰燼」のモデル 
  • 蘆花の平和思想
  • 東雲のストライキ
  • 紅灯奇人伝
  • 歴史上の人物
  • 望郷子守唄の碑
  • 高群逸枝さんの本
  • 相良家古文書始末
  • 瀬の本高原 
  • 中山義秀さんのこと
  • 鍋屋横丁の家
  • 古事来歴の楽しさ
  • 大津街道の杉並木
  • 城址に立つ 
  • 同姓同名
  • 霊犬の墓 
  • 神風連義犬の墓
  • 他山の石 
  • 純潔な青年像
  • 若き日の蘇峰
  • 熊本城の石垣 
  • 熊本の酒
  • 清正公の真筆
  • 宮本武蔵の墓
  • 阿部一族屋敷発見
  • ・蟹の念仏 
  • 出版記念会
  • 署名本
  • 署名本再論
  • 一冊の本
  • 碑の文字
  • 来客恐怖症
  • 花輪族・電報族
  • 発売禁止
  • 人名録
  • 他人のそら似

・吹きだまり

  • あの時のこと
  • ある祝賀会顛末記
  • ペン供養
  • 忘れえぬ人―横光利一
  • 湖畔の家―尾崎士郎
  • 私の先生―阿部知二
  • 火野葦平の死 
  • ある日本学生代表の話 
  • 年齢を忘れる
  • わたしの年賀状
  • 正月頭
  • 雨の山鹿
  • 五木の里
  • 一日職安所長記
  • 焼け残りの一通の手紙
  • 社会は病んでいる
  • ある文化功労者の葬儀 
  • 母の法要 
  • 熊本図書館と私 
  • わが水難記.

あとがき


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分別の盛り場 奥村真詩集

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 1996年11月、白地社から刊行された奥村真(1949~2009)の第4詩集。装幀は間奈美子、写真は安田有。刊行時の住所は杉並区阿佐谷北。

 

 「詩は人間に一対一で話しかけ、仲介者ぬきで人間との直接の関係を結ぶ」
 「亡命は、普通なら一生かけて辿り着くようなところに、一晩のうちに連れていってくれる」
  (ヨシフ・ブロッキー『一九八七年ノーベル賞授賞講演』沼野充義訳)

 インターネットは仲介者を飛び越える(ことを可能にする)。インターネットは中間管理職を飛び越える(ことを可能にする)。インターネットは仲買人を飛び越える(ことを可能とする)。インターネットは手続きを、解説を、段取りと根回しを飛び越える(ことを可能とする)と言われている。
 インターネットによってはじめて可能になったと言われていることを、詩はそして亡命は遥か以前から実現していた。その意味で詩はそして亡命は一種の奇跡であり飛躍だ。
 インターネットで遊ぶことがコンピュータに関する知識とはまったく無関係なように、詩もまた詩をもて遊ぶ知識とはまったく無関係だ。
 詩はインフラだ。詩は電気、ガス、水道以前から生活必需品だった。詩は一方的な断言であり、一方的な主張の交差する互連網絡だ。民主的な詩などない。詩は言いっぱなしであり書きっぱなしであり、まったく反省がない。詩には正しさも誤りもない。アクセスするかしないか、身を乗り出すか顔を背けるかのどちらかだ。詩は秩序を軽んじ、礼儀知らずだ。なぜなら詩には資格取得がなく、考課者訓練もなく、昇級試験もなく、総じて人事査定がないからだ。では詩は自己申告制なのだろうか? といえばそうでもない。あえていえば相対評価ではなく、絶対評価だ。
 だから詩は、
 「全人類の幸福の熱烈な擁護者や、大衆の支配者や、歴史的必然の宣伝者たちに嫌われる」と前述ブロッキーは言っている。果たして、インターネットはどうか?
(「後書き」より)

 

目次

・バリアリーフ 

  • バリアリーフ
  • パラダイス
  • 世界樹
  • モンスーン
  • ネオン
  • 蜃気楼
  • だれにだって汚点はある
  • 達成された高み
  • 復活
  • 夢虫 
  • 野良男
  • 暗渠
  • 火を起こし小屋を建てて
  • 家路
  • エイジング
  • ファミリー・ツリー
  • 愛知(フィロソフィア) 
  • 分別の盛り場

・アカーキェヴィチ

  • テーブルマナー
  • 種蒔く人
  • 八月のアカーキー・アカーキェヴィチ
  • わたしの生涯
  • 児童遊園
  • 阿吽の息
  • 東京指南
  • トレード 
  • 肥泥ベッド
  • ヒロヒトデッド
  • 一括売りビルの幼虫
  • 当座の会社法
  • オフィスの跡形
  • 豚の遺言
  • ヌーディストクラブ

・イウォル

  • 湿地の眼(やちまなこ)
  • 高い山(リ・シリ)
  • 夏の集落(サク・コタン)
  • 定住
  • 水(ワッカ)
  • オホーツクの紙屑
  • ゴンザの言語
  • 猟場(イウォル)
  • 神の庭(カムイ・ミムタル)
  • 東方の人(チュプカンクル)

後書き


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