2018-02-23から1日間の記事一覧

古本小説集 埴原一亟 山本善行撰

2017年8月、夏葉社から刊行された埴原一亟の選集。撰者は山本善行。 「日本近代文学大事典」で、埴原一(はにはら・いちじょう)を調べてみると、浅野洋氏によって、以下のように紹介されていた。 小説家。山梨県生れ。実家は宿場本陣の家がらだが、大正元年春…

妻の温泉 石川桂郎

1954年7月、俳句研究社から刊行された石川桂郎の創作集。表紙画は粛粲宝、題字は木津静一。表題作は第32回直木賞候補作。 目次 序 久保田万太郎 妻の温泉 雪の夜 夢 花冷え 年玉稼ぎ ハナクラゲ 鶴川日記 ロケーション 千松 卒業歌 鶇 ひと夜 二重橋 九合五…

北原白秋詩集 吉田一穂編

1947年12月、鎌倉書房から刊行された北原白秋詩集。編集と解説は吉田一穂。装幀は恩地孝四郎。画像は裸本。 目次 邪宗門 思ひ出 東京景物詩抄 白秋小唄抄 白秋童謠抄 白金の獨樂 眞珠抄 水墨集 海豹と雲 白秋について 吉田一穂 NDLで検索日本の古本屋で検索…

左の国 本間容子詩集

1992年6月、詩学社から刊行された本間容子の第1詩集。カバー木版画は本間要一郎。解説は新井豊美。 目次 潜水夫 金色の小鳥 魚の町。 魚 自分の魚 言わないでいるもの 闇の国 待つ 夜の道 空っぽの部屋 部屋 旅の支度 思案 泥のように 黒い傘 黒い鯉 うさぎ …

大地 塔和子詩集

2002年10月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。 すべての始めは大地からです。土と水と太陽からです。母なる土 のないところからは、なにも始まりません。 大地の上のひとつである私という生きものも、喜怒哀楽すべての 感…

鳥葬 梅原彬暉詩集

1975年12月、牧神社から刊行された梅原彬暉の詩集。函絵は飯島章嘉、扉絵は飯島章嘉と岡島宋次。 目次 第一部 邯鄲 喪失 乾いた夏 女 わらう 紙飛行機 スカラベ・サクレ 哀歌 錦の御旗 愛 裸婦有 極印ある者 復讐 ラグビー・ボール お家がだんだん遠くなる …

夕刊流星号――ある新聞の生涯 足立巻一

1981年11月、新潮社から刊行された足立巻一のノンフィクション。大阪の夕刊紙「新大阪新聞」の創刊から廃刊まで。季刊誌『歴史と文学』に発表したものを大幅に補筆。装幀は櫻井昭治。 第一詩集『夕刊流星号』のあとがきで、これを散文で記録したい、と書いた…

Night Down 高見沢隆詩集

1999年2月、思潮社から刊行された高見沢隆の第2詩集。挿画は太田圭。栞解説は入沢康夫。 目次 夜の序詩 反夢 影 穴 叫び セラピスト 絶壁にて ある畏敬の思いのなかで 山の潮騒 悪の華 森の断章 沈黙の位置 through in the burning night 月明カリノ…… 東京…

やわらかい檻 川口晴美詩集

2006年5月、書肆山田から刊行された川口晴美の第9詩集。写真は田村尚子。第14回萩原朔太郎賞候補作品。 誰と話していたときだったか、アンケートの項目に「あなたにとって家族とは何か」という質問があったんだよね、という話題になって、私だったらどう答え…

地球詩集 第3集 1957年版

1957年12月、地球社から刊行された「地球」同人のアンソロジー。装幀は菊地貞三。扉絵は嶋岡晨。 目次 登攀 秋谷豊 蟬 荒野 読書 登攀 秋の遠方 歳月 繊い枝 新川和江 誕生 森へ行く ありふれた略図は 自叙伝 chanson 存在と劫罰 大野純 異のない天馬 僕はど…