2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

田螺の唄 石塚友二

1973年5月、永田書房から刊行された石塚友二(1906~1986)の短編小説集。 目次 田螺の唄 流星――小説 石田波郷 夕光 古り行く その一夜 あとがき 田螺のつぶやき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

鳥類学フィールド・ノート 小笠原鳥類詩集

2018年6月、七月堂から刊行された小笠原鳥類の第4詩集。編集・装幀は榎本櫻湖。 目次 魚の歌 日付を題名にした詩群 ワニとゾウ 日付を題名にした詩群 とてもよい成分 すべてが野鳥になる 日付を題名にした詩群 パンダとサギ NDLで検索Amazonで検索

あかいパラソルをさしたフランケンシュタイン 筏丸けいこ詩集

1990年9月、思潮社から刊行された筏丸けいこ(1950~)の第2詩集。装画は牡丹鉢ぬき、装幀は桜井久。 目次 如虎 熱海デ音頭トル人間彫刻 浴衣音習 ナッツパラダイス とかげの反転 モデル 櫻吹雪 脱・めりけんこ 晴ればれ太陽伝 お坊ちゃまの領域 ミセスRを去…

死霊の憂鬱 ぐろてすくとあらべすく 上田周二詩集

2000年10月、沖積舎から刊行された上田周二(1926~2010)の第2詩集。装幀は戸田ヒロコ。 目次 Ⅰ プロローグ 繁華街の夜Ⅱ 狂った男Ⅲ 酔客のひとりⅣ ホームレスⅤ 自画像Ⅵ 恐怖Ⅶ 追放者(アウトロー)Ⅷ 聖なる娼婦Ⅸ 老人彷徨Ⅹ 変身譚Ⅺ 妄想Ⅻ 世紀末病理ⅩⅢ 昇天…

水の上の落葉 井上究一郎詩集

2000年3月、小沢書店から刊行された井上究一郎の遺稿詩集。 父の詩集のこと 昨年晩秋の一日、病床の父の傍でぽつねんとしている時のことであった。父は私に、書斎から一冊に綴じた手書き原稿の詩集を持ってこさせ、読んでみるようにといった。「水の上の落葉…

ウォーターカラーズ 小林泰子詩集

2002年5月、ミッドナイト・プレスから刊行された小林泰子(1962~)の第3詩集。 小林泰子は Watercolorsで日常のキラキラする透明で美しい、すこしさみしい、あるいは哀しみの涙にみえる水晶体の世界を幼ない子供たち、赤ちゃんを登場させてスケッチ風にヴィ…

淵へ 小林富子詩集

1971年1月、風社から刊行された小林富子の第1詩集。 老いてなお詩を書く、という生き方の姿勢がわたしは好きだ。が、さて自分をその場に据えてみるとひと筋に詩を書いてこられた方とはちがって、わたしは謂わば素人で、六十の手習いのたどたどしさが誰よりも…

風の祭り 関口フサ詩集

2009年6月、あざみ書房から刊行された関口フサの第4詩集。装画は黒沢芳男。 目次 Ⅰ 二月の風 金木犀 日常のかけら 柿落葉 やもり 道 秋 Ⅱ 背中 カフェ 野の牛 葬送 扉 Ⅲ 無言 早春 そのとき ビラまき 水玉 季節 はざま 金魚 タンポポ 柿 春の雪 Ⅳ 椅子 蝶 キ…

絶景ノート 岡本啓詩集

2017年7月、思潮社から刊行された岡本啓の第2詩集。著者自装。第25回萩原朔太郎賞受賞作品。目次無し13篇の作品集。 関連リンク瀬崎祐の本棚 NDLで検索Amazonで検索

ドリナの橋 イヴォ・アンドリッチ/松谷健二

1972年2月、恒文社から刊行されたイヴォ・アンドリッチの長編小説。翻訳は松谷健二。装幀は朝倉攝。アンドリッチは1961年のノーベル文学賞受賞者。 目次 アンドリッチの人と文学 木村彰一、栗原成郎 ドリナの橋/アンドリッチ 松谷健二訳 わたしの作品論 佐…

ひとつの流れ 吉田静代

1979年8月、光風社出版から刊行された吉田静代の随筆集。装幀は難波淳郎。 明治人の一面 和田芳恵 この本の著者は、いまから六十年あまり前に女性編集者だった。婦人記者や女性編集者が、珍らしかったころのことである。明治の終り近い女学校の人情生態や、…

風俗 近藤東詩集

1960年11月、飯塚書店から刊行された近藤東(1904~1988)の第7詩集。装幀は鳥居良禅。 目次 Ⅰ あかつき 昼 敗北 眼鏡 白い砂漠 白い牡丹 彼 黒い花びら 深夜の人 月匂う 正門 男 侮辱された列車 悪い夫 Ⅱ 墓 女 港町ニテ 香水 愚かな街 眠っていない町 偽天…

水中花 田窪与思子詩集

2016年12月、ふらんす堂から刊行された田窪与思子(1953~)の第2詩集。装幀は和兎。付録栞は吉田文憲と野村喜和夫。 目次 Ⅰ 水中花 しあさって シャボン玉 キャリアウーマンのハイヒール イルカ 老夫婦 犬と怖そうなお兄さん イーッ! 雀 犬と星空 足跡 鏡 …

狸の匣 マーサ・ナカムラ詩集

2017年10月、思潮社から刊行されたマーサ・ナカムラの第1詩集。装画は小笠原あり、装幀は奥定泰之。付録栞文は朝吹亮二、中本道代。第23回中原中也賞、第54回現代詩手帖賞受賞作品。 目次 犬のフーツク 柳田國男の死 おわかれ 遠い山 発見 背で倒す 石橋 貝…

田中佐知・花物語 田中佐知詩集 

2016年6月、土曜美術出版社から刊行された田中佐知の詩集。編集は田中佑季明、装幀は直井和夫。 目次 Ⅰ 私の花束 カンナ 百合 梨の花 ケシの花 けいとうの花 くちなしの花 芍薬の花 Ⅱ 薔薇の心 孤独 花束 (バラ……) バラの心 薔薇 Ⅲ 花物語 植物と砂粒 紫の…

石の額椽 寺門仁詩集

1956年5月、青い花発行所から刊行された寺門仁の第1詩集。 この詩集は詩作の初期一九五〇年から一九五五年末までの六年間に作ったもの三○篇をあつめたエチュードである。 この第一詩集を踏み台として護るべきものを高く支えつ、更らに強力な実験に歩みたいと…

ふるさとの海、岬、白い灯台 山本沖子詩集

2010年9月、書肆青樹社から刊行された山本沖子の第8詩集。装画は常田健。 目次 Ⅰ ふるさとこの海、岬、白い灯台 潮 早春 村上春樹 春の雪 絵ハガキ 母と叔母 ぶらんこ 我が家 ウェディング・ドレス 学生達 釘をうつ音 港町 テレパシー 授賞の夜に Ⅱ 夢三夜 …

草虫観 広瀬大志詩集

2010年8月、思潮社から刊行された広瀬大志(1960~)の第10詩集。 目次 I 草虫観 草虫 外耳 鳥光 彼此 安息 川岸 迷宿 視点 浄化 場所 寓意 霊位 帰路 導木 Ⅱ 現世紀 孤独 構造 傾向 政経 論理 変容 物流 営業 関係 新興 管理 実体 生態 到来 選択 光環 回復…

ロックンロールは死んだらしいよ 山﨑修平詩集

2016年10月、思潮社から刊行された山﨑修平(1984~)の第1詩集。装幀は中島浩。付録栞文は、黒瀬珂瀾と中尾太一。中原中也賞候補、小熊秀雄賞候補作品。 目次 乾季のみ客を受け入れる街の隅に置かれた毛布はひとつの哲学 美しい日々 天使の跳躍 スンの近く…

紙の刃 菊池敏子詩集

1983年9月、紫陽社から刊行された菊池敏子(1936~)の第4詩集。第8回現代詩女流賞受賞、第34回H氏賞候補作品。 目次 Ⅰ 春の魚 藍を買う アイスキャンデー 柿をほめる 秋の酒 飾り包丁 自然薯の唄 でっかい唄。 夕餉 鮟鱇のうた 今日の買物 Ⅱ 紙の刃 壁 夜半…

文字の憂愁 後恵子詩集

2005年10月、編集工房ノアから刊行された後恵子(1945~)の第2詩集。表紙画は上嶋恵津子。 目次 Ⅰ ラウンジのピアノ曲 バラが散った 血ぬられた歴史 南アイルランド風景 文字の憂愁 トルコ紀行 死海 人間思考の複雑さ もつれた思い Ⅱ 途切れた知識 希望さが…

官能検査室 岬多可子詩集

1991年6月、思潮社から刊行された岬多可子の第1詩集。付録栞は高橋順子「未知の海へ」。第7回現代詩ラ・メール新人賞受賞作品。ラ・メール選書9。 目次 Ⅰ 立入禁止区域 休み時間 三時間目 放課後 三学期 始まり 連係 研究棟 音 立入禁止区域 境界がにじむ Ⅱ…

女神の痣 若狹麻都佳詩集

2006年4月、思潮社から刊行された若狹麻都佳の第3詩集。写真は新良太。秋田現代詩人賞受賞作品。 目次 Ⅰ おさんぽの… 二重写しのトロンプルイユ 続・二重写しのトロンプルイユ 続・続・二重写しのトロンプルイユ Amazing planet Kの正体? グノーシスの眼球 …

海の日 山本純子詩集

2007年8月、花神社から刊行された山本純子の第3詩集。装画はルイコ。 目次 満月 月 あんぱん考 観察日記 手をつないで 対湖楼 どこかへ 六月 男の子が三人 少年 竹林を歩くと 海の日 海の日 海の日 いざ 夏 風下に 柵 角 落書き このごろ 葉書 電車の窓から …

光の果て 渡辺めぐみ詩集

2006年4月、思潮社から刊行された渡辺めぐみ(1965~)の第2詩集。第57回H氏賞候補作品。萩原朔太郎生誕120年記念前橋文学館賞受賞作品。 目次 待望 源泉 雪満ちる 禁令 気道 零 轍 序章 ヒルロイド 夜行 印象のない湖 夜景 邂逅 順化 透過率 道標 国道 聖歌…

草刈 丸山豊詩集

1957年11月、昭森社から刊行された丸山豊(1915~1989)の第7詩集。 目次 新春 野の元旦 未亡人 永日 靴みがきの指で 癩園暮春 五月の丘 海女 沖仲仕 森から来た ある痛烈 ある肖像 稲妻 馬糞との対話 青冷小品 秋怨 接近 赤い崖 十一月 水の駅 天体図 秋色 …

未來 大木實詩集

1948年12月、さ・え・ら書房から刊行された大木実(1913~1996)の少年少女向け詩集。 目次 1 川のゆくえ 火 愛 屋根 あしおと 麦の穗 時計 子供の家 約束 子供泣く 未來 未來 2 若葉は美し 花のいのち 花 路地 路地の井戶 そのひとつは 雪のゆうがた 猫 ひ…

ヘルデルリーン詩集  吹田順助訳

1949年3月、蒼樹社から刊行されたヘルダーリンの翻訳詩集。翻訳は吹田順助。世界詩人叢書6。 目次 靑年期の詩より 自然に ヘルクレスに ディオティーマ 頌歌より 朝 夕暮の空想 ハイデルベルク ネッカル河 夕暮に 歸鄕 ランダウエルに 縛められたる流れ 哀歌…

朝起きてぼくは 金井雄二詩集

2015年7月、思潮社から刊行された金井雄二(1959~)の第6詩集。装画は辻憲。第23回丸山薫賞受賞作品。 目次 椅子 おたま 台所 毎朝の素描 蓋と瓶の関係 子どもが見た怖い夢 朝起きてぼくは 姿と形 夾竹桃の枝に 石でもあれば ぼくの降りる駅 階段の満月 風…

詩と詩人 堀口大學

1948年10月、大日本雄弁会講談社から刊行された堀口大學(1892~1981)の随筆集。装幀は東郷青児、扉カットはアポリネールのカリグラム。 目次 序 佐藤春夫 I ジヤン・コクトオ 1 コクトオ・ノオト 2 コクトオの見た日本 3 コクトオの見た中國 ランボオ三章 オ…