2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

けさの陽に 新川和江詩集

1997年6月、花神社から刊行された新川和江の詩集。挿画は嶋岡蘭。 目次 Ⅰ シーサイド・ホテル けさの目覚め 窓 月蝕 かもめ 同じ森に日は沈み… あけがたの虹 男の声 その朝も けさの陽に Ⅱ 両国 はてしもなくて 野分 除夜 夕景 法 Ⅲ 骨つきハム その他 影 梅…

水の相聞 光岡良二歌集

1980年5月、雁書館から刊行された光岡良二の第3歌集。装幀は小紋潤。 歌集は歌だけでよく、どんな文もつけ加えず、ただ作品だけを黙って差し出す、というのが、私の本つくりの年来の憧れであるけれど、そのような幸いは、名もない歌つくりの私には、まだ当分…

宿命の愛 鈴鹿俊子

1949年10月、実業之日本社から刊行された鈴鹿俊子の歌文集。装幀は岡村夫二。「老いらくの恋」。 目次 ・暗燈記 日記の中より(一) 飛鳥路 運命の日 日記の中より(二) こころの歩み おもひで 新生活の斷面 ・素香集 悲戀 破鏡 新たに生きて 過去の日に おくが…

國鐵歌集1957 司代隆三編

1957年1月、国鉄歌集刊行会から刊行された国鉄労働者の歌集。編集は司代隆三。装幀は小田切恭通。 国鉄のなかで短歌の制作にしたがう人たち、いわゆる国鉄歌人の数はけっしてすくなくありません。その人たちのなかには歌誌の主宰者がおり、選者、編集者がお…

富田木歩全集 富田木歩

1935年9月、素人社書屋から刊行された富田木歩全集。 昨年刊行した「木歩句集」、「木歩文集」が絶版になり、丁度今年が故人の拾三回忌に當るので、記念出版として右二書を合冊して、新たに「木歩略年譜」及び「木歩に關する文献一覧」を加へ、玆に「富田木…

動物の世界 岡田三郎

1941年11月、豊国社から刊行された岡田三郎の随筆集。 目次 動物の世界 盛衰記 生理 木炭 冬日 刀と飛行機 短刀 茂次郎の話 銀杏の實 蟇口の話 慾の極樂 妻の幻影 指環 玩具の勳章 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

暁は美しく 大田洋子

1943年3月、赤塚書房から刊行された大田洋子の随筆集。装幀は高岡徳太郎。 目次 曉は美しく 小さなノートより 女の小説家 讀者 于氏のお土産 厨 馬 不幸な讀書 男性について 晶子の歌 藤村の「東西南北」より 男を教はる少女たち 男 男の美しさ 謎 島 勤勞の…

ビルマの竪琴 竹山道雄

1948年10月、中央公論社から刊行された竹山道雄の児童小説。装画は猪熊弦一郎。ともだち文庫24。 大島欣二(テニアン)、島田正孝(タラワ)、田代兄弟(硫黄島、沖縄)……。私の知っていた若い人で、屍を異國にさらし、絶海に沈めた人たちがたくさんいる。そのうち…

学校詩集 一九二九年版 復刻版

1929年、学校詩集発行所から刊行されたアンソロジー。編集は伊藤信吉。1981年12月、麦書房が復刻。 年月の流れの装飾的表現として二十五年を四半世紀といったり、五十年を半世紀と言ったりする。数えてみると『学校詩集』刊行の昭和四年(一九二九)は既に五十…

肉身譜 天野忠詩集

1934年11月、丸善京都支店から刊行された天野忠の第2詩集。編集は藤井滋司と上羽憲治。 目次 活動寫眞 深夜 笑ひ 風物 齒 𧮾間 冬の日 街 賣子 野道 悲劇 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索