2017-08-09から1日間の記事一覧

詩と詩論 第2集 荒地同人編

1976年11月、国文社から新装版として刊行された荒地同人アンソロジーの第2集。オリジナルは1954年、荒地出版社から。 目次 詩篇 四千の日と夜・田村隆一 時間について・衣更着信 場所・木原孝一 私は一つのサイだ・高野喜久雄 シンデンの海・鮎川信夫 黒い白…

詩と詩論 第1集 荒地同人編

1976年3月、国文社から新装版として刊行された荒地同人アンソロジー。オリジナルは1953年、荒地出版社から。 目次 詩篇 小詩集〈六篇〉・北村太郞 季節抄・森川義信 憤怒が風に吹かれている・黑田三郞 墓場の樹・衣更着信 破片・高橋宗近 小さな夜の幸福・佐…

オーデン詩集 中桐雅夫訳 福間健二編

1993年10月、小沢書店から刊行されたW・H・オーデン(1907~1973)の翻訳詩集。翻訳は中桐雅夫(1919~1983)。解説は福間健二(1949~)。 目次 [詩篇]中桐雅夫訳 Ⅰ 1927~1932 今日は顔をあげて 旅 自由な人間 かがり火 よく考えてよみ 見に行き給え 囮 三…

集蕗の塔 宮田正平詩集

1973年4月、私家版で刊行された宮田正平の第1詩集。 詩は自分のために書くものと思い定めてきたので、詩集を出そうと考えたことはなかった。三年ほど前、秋山清さんから「このへんで一冊にまとめてはどうか」と奨められたのが、この詩集を編む動機となった。…

私は広島を証言する 栗原貞子詩集

1967年7月、詩集刊行の会から刊行された栗原貞子(1913~2005)の詩集。版ごとに内容が異なる。画像と目次は初版。 目次 まえがき 第1部 原爆創世記 原爆で死んだ幸子さん 終末 生ましめんかな 再建 8月6日が近づくと 廃墟 地下都市 ヒロシマ 私は広島を証言…

すばらしい雨 別所真紀子詩集

2014年3月、かりばね書房から刊行された俳人・別所真紀子の第4詩集。カバー装画は片山三枝子。 前詩集『ねむりのかたち』(花神社)を刊行したのは一九九二年。実に二二年ぶりの詩集となる。本書のⅡ・Ⅲ章はおよそ二〇年昔の作品で鈴木亨氏主宰の詩誌『木々』…

水上歩 丸山豊詩集

1970年4月、思潮社から刊行された丸山豊(1915~1989)の第9詩集。口絵は内野秀美。完本は筒有り。 目次 五月 夕映 言葉 詩人 投身 月の出 犯す 八月 忍ぶ 嘔気 青い牛 水の上 平穏 陸橋 牛 空砲 石の国 ひとつの声 月齢 谷間 根の国 早春 一月の獣 一月 発…

伊藤聚読本 NEW感情同人編

2000年3月、NEW感情から刊行された伊藤聚(1935~1999)読本。 目次 詩論 川端隆之 伊藤聚の詩――その主体の日本的正確と非日本的正確 小池昌代 昆虫言語のような伊藤聚の詩 河津聖恵 「詩」の「不可能性」の、魅惑 北爪満喜 終わりのあとにとどまる。気球乗…

黒いサンタクロース 池井昌樹詩集

1995年6月 思潮社から刊行された池井昌樹(1953~)の詩集。装幀は山田元雄。 目次 一万四千六百泊 家路 家なき子 なれない 雛 黒いサンタクロース 自然渋滞 糸車 息子 蛇の夢 おやすみ 糸車 娑婆は、どうかね? 日の終わりには 密会 蟻の窓 貘 オオナマケモ…

風の距離 郷原宏詩集

1976年9月、紫陽社から刊行された郷原宏(1942~)の第3詩集。 これは「執行猶予」「カナンまで」に次ぐ私の三冊目の詩集である。ここには前詩集発行後ほぼ三年のあいだに、さまざまな理由でさまざまな場所に書いた作品十五篇を収録した。この期間、私は数多…

物語の結婚 藤井貞和評論集

1985年7月、創樹社から刊行された藤井貞和(1942~)の第7評論集。カバー絵は秀島由己男(1934~)から石牟礼道子(1927~2018)に送られた絵。 目次 少女と結婚 少女の物語空間 『源氏物語』の性、タブー 蜻蛉日記と平安朝の婚姻制度 万葉集の結婚 日本の性…

唄――遠い冬の 入沢康夫詩集

1997年7月、書肆山田から刊行された入沢康夫(1931~)の第21詩集。装幀は亞令。第39回毎日芸術賞受賞。 目次 死者(たち)の眠りのための子守唄 旅の男 その他 花まつり ことば・ことば 小品三篇 ノスタルジア 妹 誤解 北国の遥かな記憶 時の経つ間 近世風…

不羈者 阿部岩夫

1981年7月、永井出版企画から刊行された阿部岩夫(1934~2009)の第3詩集。装画は加賀美勣。第15回小熊秀雄賞受賞作品。 これらの作品は、みな自分の体験を引き金にして書いたものです。ささやかな思想的な行為も、気がついてみると、犯罪としてあつかわれて…

流砂による終身刑 小川三郎詩集

2008年8月、思潮社から刊行された小川三郎(1969~)の第2詩集。 目次 松葉杖 羽影音 壁 山椒魚 段差 小鳥 釣り人 昏倒日和 要領 草葉の陰より 性 銀水録 眼底流転 空洞 風化石 墨風 蟷螂 鉛錘 盲虫幻視 義務教育 猿 花押 書評 詩はどこにあるか(谷内修三の…

どこへ 木坂涼詩集

2010年11月、思潮社から刊行された木坂涼(1958~)の詩集。 目次 Ⅰ あなたは今日も 止まる 予感 帰り道 ウィンカー 街角 軽くねじれて 一個のたまごのように Ⅱ 取り継ぐ 外出 水 ……まえ 街角――亡きドゥンビアと 声 Ⅲ 三月 名称 蛾 尺取り虫 スズランの花 動…

歌 耐へる夜の 入沢康夫詩集

1988年12月、書肆山田から刊行された入沢康夫(1931~)の第16詩集。装幀は青山香。 目次 序Ⅰ「賤しい血」およびその三つの変奏 賤しい血 悪胤 蛇の血脈 NDAの汀で Ⅱ歌――耐へる夜の 理不尽な出発 J・Nの頭文字を持つてゐた人に 賠償権 一月の詩 年賀の道化 …

風ひかる 梅崎春生

1957年1月、講談社から刊行された梅崎春生(1915~1965)の長編小説。装幀は斎藤愛子。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

春の月 梅崎春生

1956年7月、三笠書房から刊行された梅崎春生(1915~1965)の短編小説集。 目次 春の月 A君の手紙 カロと老人 凡人閑居 莫邪の一日 是好日 黑い紳士 溶ける男 小さな町にて 突堤にて 解説・島村進 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

天の糸 井上康文詩集

1956年6月、自由詩社から刊行された井上康文(1897~1973)の第12詩集。 私の著書の装幀は多く恩地孝四郎氏を煩はしていたが、この親しい友が亡くなつたので、装幀に困つたが、長男が苦心して書いたので、これをとることにした。(「あとがき」より) 目次 …