2017-10-18から1日間の記事一覧

未明童話 青いランプそのほか 小川未明

1946年10月、文壽堂出版部から刊行された小川未明(1882~1961)の童話集。装幀、装画は江崎孝坪(1904~1963)。解説は阪本越郎(1906~1969)。 目次 青いランプ 竹馬の太郎 島の暮方の話 二人の軽業師 花と少年 赤い蝋燭と人魚 月夜と眼鏡 笑はない娘 木…

四季のうた 木坂涼

2000年2月、七月堂から刊行された木坂涼(1958~)のエッセイ集。表紙はエミール・ウェディッジ「ルカ」。 この日づけ付きの短文集は、一九九六年、東京新聞「四季のこよみ」(週五日)欄に一年間連載させていただいたものです。一九八六年に始まったこのコ…

紙芝居 港野喜代子詩集

1952年8月、爐書房から刊行された港野喜代子(1913~1980)の第1詩集。題字は緒方昇(1907~1985)、表紙は丸木スマ(1875~1956)、装画は赤松俊子(1912~2000)。 貧しい詩集を一冊、皆様におおくりします。私の作品については、もう何んの言いわけもござ…

タラマイカ偽書残闕 谷川俊太郎詩集

1978年9月、書肆山田から刊行された谷川俊太郎(1931~)の詩集。装画は瀧口修造(1903~1979)。 目次 Ⅰ そことここ Ⅱ さかいめ Ⅲ めざめるための穴が通じる Ⅳ 叫びは音をたてることとは違う Ⅴ 名 Ⅵ 手の指がかぞえるもの Ⅶ おおいなる暗い姿の出現 Ⅷ 悼歌 …

文章 川端康成

1942(昭和17)年4月、東峰書房から刊行された川端康成(1899~1972)の随筆集。装幀は林芙美子(1903~1951)。画像は函欠本。 目次 四つの机 純粹の聲 文學の嘘について 加藤健詩集の序 わが愛の記 末期の眼 愛犬安産 現代作家の文章 滿州の本 岡本かの子…

ノスタルジック・ポエジー 戦後の詩人たち 岡本勝人

2000年4月、小沢書店から刊行された岡本勝人(1954~)の詩人論集。表紙は三田村和男(1943~)「ある土曜日の朝」。 今日の社会の暗澹たる姿は、経済だけでなく、構造的に社会をささえてきた近代的システムの枠組みの終焉であるといわれている。 柄谷行人は…