2023年5月、阿吽塾から刊行された天沢退二郎(1936~2023)の詩集。装画・装幀はマリ林。小学5年生から21歳の第一詩集『道道』前夜までの全102篇。附録栞は、天沢衆子「運命の出会い」、高野民雄「『道程』の頃」、平田俊子「夢の入口」、野村喜和夫「天沢退二郎の『死後の生』のために」、福島直哉「天の川から銀河へ」、菊井崇史「かぎりなき風景のなかで」。
目次
Ⅰ ぼくの作品集
- 朝の踏切
- 希望
- 芋の花
- 白鷺
- 無題二篇
- そよ風
- 菜の花
- 省線電車
- 木の瞳
- たそがれの海
Ⅱ 天鐘詩抄
- 四季複混詩
- 荒野
- がまぐち
- 化物国の風景
- 神秘の町
- 運命と攝理
- 六月の宇宙
- 天才が門出する朝
- 夜明けの龍
Ⅲ 手帳A
- 常緑樹
- 寂寥
- 詩の不思議
- 詩の不思議
- ある序章
- 竹やぶ
- 春のブリキ夕方
- 木立
- 孤独
- 時間
- 夜の十字路
- 黒い蛾
- 歌
Ⅳ 手帳B
- 麗日
- 雪解
- 黄昏に
- 雪と太陽
- 柿の実
- 夕暮れ
- 雪どけ
- 早春好日
- 焼きネギ
- 学校精神
- 白痴か阿呆か
- 月蝕
- 浅春
- 自転車に乗って
- 反応演出
- 早春
- 野外舞踊
- 心象の六月
- 青煙
- 花
- 位相
- 街
- 僕の水底
Ⅴ 手帳C
- 秋
- 軍団
- 六月の詩
- さざめきの渚
- 道標
- 秋の詩
- ゴシック塔の菓子
- (塀の上にみじかい草が生えていた
- (わらいながらのみちは
- (雲のようにざらりと滑かな軟泥を
Ⅵ 「道程」「蒼い貝殻」の詩篇
- 單旋律
- 蒼空に就いてのクローズアップされた關心
- 青の断層圏
- 川
- 十二月の詩
- はなばたけ
- 墓地
- 秋の詩
Ⅶ 綴じずにのこされた紙に書かれた詩篇
- 奈落
- 夏の川
- 夏
- 星
Ⅷ 少年詩篇(道道付 少年詩篇 道道補遺』 一九七八年 書肆山田より)
- 夕立ち
- 蛇と野原
- 機関車
- 風とことば
- 松樹独白 (Mental sketch copied) 00
- 薔薇
- 春の歌
- 白夢
- 焦慮
- 林とぬけがら
- 詩と林檎(interview――六月)
- 初夏
- 花について
- まひるの囚
- 力学
- 夜汽車
- ぼくのふゆ
- 報告
- 植物と友情
- 報告
- 晩夏
- 石けり
- 夜
- (ほんとうは......)
解題 概要 金石稔
天沢退二郎 直筆原稿その他図版 アルバム
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