清水昶

自然の凶器 清水昶

1979年7月、小沢書店から刊行された清水昶の評論集。装画はV・ヴェルコヴィッチ。 目次 Ⅰ 病む夢への旅 精神のナショナリズムを あの者たちの神 Ⅱ 充たされぬ精神の飢餓 解体期の詩と思想 深まる時代の中の空白感 死後に電話が鳴る時 裏返された戦後 苦い空…

夜の詩人たち 清水昶

1975年7月、青土社から刊行された清水昶(1940~2011)の評論集。装幀は宮園洋。 なんという題名の小説だったか、もう忘れてしまったが吉行淳之介の小説に「いずれ、あいつもこんなふうになる」といって煙草の吸殻をひねり潰すように灰皿にねじ込む一描写を…

新しい記憶の果実 清水昶

1976年1月、青土社から刊行された清水昶(1940~2011)の詩集。 目次 開花宣言 記憶の果実 告別のとき 紅葉 峠にて 時の鉄橋 恋する人 音楽 夜の国家 若い死者 いのちのように 海と暗殺 杉のように 荒涼として 決着 満月 ひとり幻影の壁にもたれて 青銅の額 …

芭蕉 清水昶詩集

1997年1月、砂子屋書房から刊行された清水昶の詩集。装画は支倉隆子、装本は倉本修。 目次 長州草稿 深夜ビールを飲みながら 平成遙かなり 春雷 菊の笛 サリンのように 神の初夜 談話室にて あるいは不如帰 灰 雁渡し そして人類の秋 芭蕉 あとがき NDLで検…

ぼくらの出発 清水昶

1987年1月、思潮社から刊行された清水昶の評論集。表紙・扉絵は安西水丸。 目次 Ⅰ 私記一九六〇年代 京都へ 「十五歳の異常者」の登場 「東声会」はどこへ行った 夢想する埴谷雄高氏 詩的亡命者の道 黒田喜夫まで 愛の哀しみ 京都の夜 妄執の写真家 土門拳 …

天皇陛下の銀時計 清水昶

1995年5月、邑書林から刊行された清水昶の評論集。 阪神大震災が起こり、五千五百余名が亡くなった。東京の地下鉄サリン事件では十二名が死に五千人をうわまわる中毒患者が出た。 なにか、日本列島が不吉である。 その中で詩を書くひとりとして、不安なので…

百年 清水昶詩集

1990年6月、思潮社から刊行された清水昶の詩集。写真は高梨豊。 目次 ひまわり 繭 ペンギン 柘榴 ゆうひ 蟇 出版記念会 百年 落日 帰る日に そして名もなく 青春 写真 穴 恋 駅 ザ・ジャパニーズ 願望 町 ネリカン・ブルース 独楽 あとがき NDLで検索Amazon…

詩人の肖像 清水昶

1981年8月、思潮社から刊行された清水昶(1940~2011)による詩人インタビュー集。「現代詩手帖」1979年9月号から1980年11月号まで連載。写真は宮内勝、装幀は菊地信義。 それぞれの詩人諸氏の項の冒頭の作品は、恣意的に選んだ。年代的にもさまざまで、その…

詩の根拠 清水昶

1972年11月、冬樹社から刊行された清水昶(1940~2011)の評論集。装幀は三嶋典東(1948~2012)。 荒涼とゆうやけがながれている。濃霧で汚された東京で唯一残されている美しいものはこの荒涼たるゆうやけぐらいのものだろう。いままで首都にもゆうやけがあ…

野の舟 清水昶詩集

1974年8月、河出書房新社から刊行された清水昶(1940~2011)の第6詩集。装画は駒井哲郎(1920~1976)、装幀は田辺輝男。 わたしが詩を書くときに、いつも衝きあたらざるをえなかったひとつのものは恐ろしいまでに単独な精神の位相のあり方についてでした。…

詩は望郷する 清水昶

1985年8月、小沢書店から刊行された清水昶(1940~2011)の第5エッセイ集。カバー写真は相田昭。 目次 Ⅰ 現代詩の実作とは わたしはわたしの死体を私有している あいうえお哀歌 渚にて 青春 八木忠栄ノート さまよえる魂 辻征夫氏への手紙 若い詩人の戸惑い …

楽符の家族 清水昶詩集

1985年8月、思潮社から刊行された清水昶(1940~2011)の第14詩集。 風激し麦藁帽子両手からナイフと痩せる少年院 夏 異母姉妹 視姦の司祭とむつみあひ 股間の水曳く花瓶コスモス 春雷や かつて少女の耳愛す血を売らぬ青年たちの桜桃忌 目次 楽符の家族 花の…

ガリバーの質問 清水昶

1993年、五柳書院から発行された清水昶(1940~2011)32冊目の著書。1988年から1993年までに発表された44の短いエッセイ。 ある時代、ある思想に、慣れあうことを、きちんと拒絶することは大変な個人的な「仕事」である。今日のゲンダイシが、ちっとも面白く…

少年 清水昶詩集 1965~1969

1969年永井出版企画から発行された清水昶の第三詩集(書影は新装版)。跋文は石原吉郎。 この数年、わたしは青春の神話のなかで迷っていたような気がする。しかし、神話のなかで育ってきた者にとって、それは生の原質となって重く精神の深みに棲みついてしま…