1985年8月、小沢書店から刊行された清水昶(1940~2011)の第5エッセイ集。カバー写真は相田昭。
目次
Ⅰ
- 現代詩の実作とは
- わたしはわたしの死体を私有している
- あいうえお哀歌
- 渚にて
- 青春
- 八木忠栄ノート
- さまよえる魂
- 辻征夫氏への手紙
- 若い詩人の戸惑い
Ⅱ
- 文化としての天皇
- 語らざる他者
- 単身者の孤独
- 恐怖としての自然
- 太宰治の「破滅精神」について
- 暗闇の中の祝祭
- 「時代閉塞の現状」と現代
- 明後日雑記
- 知的戦略家としてのトリュフォー
- 政治感覚
- フランソアは何処へ行った
- にがい未来に
- 寓話と反寓話の暗闇
- 存在へ
- 詩人の死
- たたかいの終りから
- 主体なき主体を求めて
Ⅲ
- 手のひらの上の詩
- 孤独
- 接眼レンズの孤独
- 空を歩く
- 歌は死んだか
- 揺れる夢
- 暗い場所
- 腹の虫
- アリバイ
- 青春の血
- 酒と薔薇の日々
- 詩人救済委員会
あとがき