1974年11月、紫陽社から刊行された正津勉(1945~)の第3詩集。装幀は渋川育由。
『惨事』(七二年・国文社)、『散華詩篇』(七四年・土曜美術社/詩画集『二人一集』所収)につづき、この一年、ぽつりぽつり書きためて、ここに一八篇。発表時の誤記・誤字など整し多少筆を入れて、三冊目の詩集ということです。
収録した一篇一篇についてはここにいまさらなにもいうことはありません。
(「あとがき」より)
目次
- しんくうかん事件
- 秩父宮ラグビー場
- 制裁
- 理科室地獄
- 壇金館後朝譚
- 筑豊硬崩れ怨情
- 聖家族
- 供述 Ⅰ
- 供述 Ⅱ
- 夢ながら夢ながら
- ラジオのように
- 守り札、従軍服、からんからん 腰弁当
- 美顔水、玉の肌、野球拳 母さん、クリスマス飯ない飯ないじゃんけんぽん!
- ちゃぶせちゃぶせよ
- 帰去来散稿
- 滞在 Ⅰ
- 滞在 Ⅱ
- 滞在 Ⅲ
あとがき