2020-09-29から1日間の記事一覧

手 君本昌久詩集

1960年5月、昭森社から刊行された君本昌久(1928~1997)の第2詩集。装画は若林和男。 これは、ボクの㐧二詩集である。 ここに収めた詩は、一九五七年から五九年の三年間に書いたものから二十五篇をえらんだ。一部は主として手についてまとめたものであるが…

贋の破片 君本昌久詩集

1956年3月、ONLYONE詩人グループから刊行された君本昌久(1928~1997)の第1詩集。 これらの詩については作者はあまり言う気持になれない。詩に驚愕をもたらせようとしたが、こゝには驚がない。何によって読者の心を触発せしめよう。それを思うと口をつむっ…

定年記 三輪正道

2016年7月、編集工房ノアから刊行された三輪正道(1955~2018)の第5著作集。装幀は栗津謙太郎。 長年聴いてきたNHK・FM番組の日曜喫茶室で司会をつとめていた、はかま満緒氏の訃報を、帰郷していた二月十八日、福井新聞で知った。三十九年まえ、ふるさと鯖…

残影の記 三輪正道

2011年11月、編集工房ノアから刊行された三輪正道(1955~2018)の第4著作集。装幀は粟津謙太郎。 どうにか、第四創作集をまとめることができた。前著『酒中記』から六年が経ち、ぽくも今秋で五十六になる。昨春、神戸在住二十年にして会社の借上げ宿舎を出…