人生受難詩集 牧羊子詩集

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 1971年12月、山梨シルクセンター出版部から刊行された牧羊子(1923~2000)の第2詩集。装幀は開高道子(1952~1994)。現代女性詩人叢書4。


目次

序詩
・季節

  • SaisondeNoir
  • 星座
  • Saisond'or
  • DesindeMai
  • 六月の花に
  • AuneSaisonRouge
  • いこい
  • マヌカンの唄
  • もえぎ
  • 三月は

・旅

  • 変奏曲
  • 冬の城
  • 花たちの叫び
  • ヨーロッパの旅
  • 旅の岬にて
  • 冬を旅する
  • 古都
  • 思い出の夏旅


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無伴奏 岡田幸生句集

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 2015年4月、ずっと三時から復刊された岡田幸生(1962~)の句集。

 

 これは句集『無伴奏』(そうぶん社出版・一九九六年)の新版である。消したい句もあるが、青いものは青く残すべきだろう。三〇代前半だった。そこかしこが青くまぶしかったのだ。新たに六〇句拾遺し、都合三六〇句とした。私は、拙句が広く伝染することを願っていた。たとえば一○○年後、手を休めて空を仰いだ孤独な農夫をして「秋空ひとりでひろすぎる、なんてね」といわしめるような丈夫なパッケージを夢見ていた。
(「一九年後の後記」より)

 


目次

序 北田傀子
無伴奏
後記
無伴奏 拾遺
一九年後の後記


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及位覚遺稿詩集 及位覚詩集

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 1987年6月、矢立出版から刊行された及位覚(のぞき・さとる、1952~1983)の遺稿詩集。編集は永岩孝英。及位友川かずき実弟

 

このような広告を出してもらうつもりです。

『顔からして嘘つきらしい、笑うと気味悪さが正直に出た。
彼は無邪気な語らいが、ほのぼのさへと還元される前に、と一緒に侮蔑の殺し文句ばかり吐いて歩き、知人の生活に不快さ以外何一つ与えなかった。
まして彼は、死ぬ直前まで、透き通る程の色白のハンサムであり、ロマンチストだと信じ疑わなかった。
昨日彼は、俺が死んだら、さぞや知人の悲しみは、いかほどか、と鏡に自己を写し、死別の前の時間をついやし、骨にもしみる心地良さに酔っていた、と。
そうそれから、得意とする斜め4度の、すまし顔を極力おさえたあの写真を遺文の脇に私の死を良し、として凧にしてのせること。』

と、このような広告を出してもらうつもりです。

 

 

目次

  • 古里
  • 訛り
  • 盲腸の里
  • 途上
  • 愛しい時間
  • 風の子
  • 悲しい糸
  • 指輪
  • 拳統
  • 野犬
  • 僕のすね毛に美はないよ
  • 二十一歳
  • 神戸
  • ナメクジ
  • 回想

笑えない孤独 サトルのためにわずかばかりのこと 三上寛
サトル 福島泰樹
「覚(さとる)」オメデトウ 友川かずき

及位覚略年譜

 

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逃げ水 小山正孝詩集

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 1955年11月、書肆ユリイカから刊行された小山正孝(1916~2002)の第2詩集。装幀は古茂田守介。

 

目次

  • 私の指に
  • 言葉を
  • 青い麥畑の中に
  • お前に逢ふてだては
  • お前のことを
  • ナルチスⅠ
  • ナルチスⅡ
  • ナルチスⅢ
  • ナルチスⅣ
  • ナルチスⅤ
  • 逃げ水Ⅰ
  • 逃げ水Ⅱ
  • 逃げ水Ⅲ
  • 蝉のいつぱい
  • 二人は
  • ここでくちづけを
  • さまよひ歩く
  • 外套のえりを立てて
  • 樹液の
  • アフガニスタンには
  • 美しい唄
  • 小曲
  • 願ひ
  • 眞晝
  • 一日
  • その人の
  • ある汽車
  • 飛行場
  • 開業廣告
  • 肖像
  • 詩人の教へ
  • 疲れた晝
  • 寶石
  • その時Ⅰ
  • その時Ⅱ
  • その時Ⅲ
  • 晩秋
  • 栗の木
  • 墓地
  • 扇Ⅰ
  • 扇Ⅱ
  • 木の芽のことも
  • 古代の森林の
  • その日の午前の
  • お前の居なくなった室に
  • 道には新しく
  • 椅子の下には
  • たとへこの室を
  • 目を細めてじいつと
  • いつもそこだけを
  • さびしかつた土曜日
  • ストリントベルクⅠ
  • ストリントベルクⅡ
  • オルフォイスⅠ
  • オルフォイスⅡ
  • オルフォイスⅢ
  • オルフォイスⅣ
  • オルフォイスⅤ


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存在 大下一真歌集

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 1988年6月、不識書院から刊行された大下一真(1948~)の第1歌集。題簽は窪田章一郎。まひる野叢書第84篇。

 

目次

I生死

  • 生死
  • 現世
  • 生縁
  • 一樹
  • 石仏
  • 世尊の大地
  • 這いつくばって
  • 一生貫く
  • 苦悩仏
  • いずこへ
  • 白き声
  • 霜は降りいん

Ⅱ浄白

  • 月下
  • 春愁
  • 夏の陽
  • 青き闇
  • 修羅
  • 遊化
  • 夏・忌日
  • 秋と呼ばるる
  • 花匂いつつ
  • 浄白
  • 僧某日
  • 夏の生き物
  • 晩夏暁間
  • 父たり

Ⅲ存在

  • 桜ばな
  • 時代
  • 家族
  • 秋冷
  • 宗紀得度
  • 髪剃れば、
  • 人間
  • 存在
  • かの時を
  • 歲月
  • 五月山
  • 晩夏初秋

Ⅳ僧形歌

  • 僧形歌
  • 父子抄
  • 冬の樹木
  • 雪の墓原
  • 人の世の
  • 煩悩いくつ
  • 山僧抄
  • 飽食の
  • 負うものの
  • 妻子
  • 冬夜
  • 哲生
  • 刻の狭間
  • 夜行列車
  • 故郷墓参
  • 方代さん
  • 円空
  • 祖師の国中国にて

Ⅴ〈青春〉像

  • 足跡
  • 〈青春〉像
  • 十八歳のノ-ト
  • 思慕
  • 政治
  • 闇の彼方
  • エンゼルチャイム
  • 黒きリボン

大下一真との出会い 島田修三
あとがき


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いかれころ 三国美千子

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 2019年6月、新潮社から刊行された三国美千子の長編小説。装画は木村彩子。第50回新潮新人賞、第32回三島由紀夫賞受賞作品。

 

関連リンク

『いかれころ』著者、三国美千子さんインタビュー。「郷里への矛盾する気持ちが原動力に」(クロワッサン)


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