一ドルの指輪 岩田京子

f:id:bookface:20211110085646j:plain

 2000年11月、沖積舎から刊行された岩田京子(1937~)のエッセイ集。上下2巻同梱。装幀は戸田ヒロコ。

 

 遅くとも一〇年前に出すべきであったエッセイ集を、私の怠惰のために今年出す。この一〇年以上、詩よりもエッセイを多く書いたために分厚い本になったが、一部分でも読んでいただければ幸いだ。
 各章を次のとおり掲載誌別に構成した。
 Ⅰ「PEN」及び「日本現代詩人会報」
 Ⅱ「現代詩ラ・メール」
 Ⅲ「思想の科学」など
 Ⅳ「思想の科学会報」など
 Ⅴ「幻視者」
 Ⅵ「詩と思想」など
 Ⅶ「東京新聞」など(恒川京子名で発表したもの)
 掲載誌の記載がないのは未発表の作品だ。
 読みやすさのために、各章のエッセイは逆編年体になるように努めたが、徹底していない。たとえば「東京新聞」への投稿文は編年体だ。
 やはり読みやすさのために、若干の説明を加える。
 Ⅰの日本ペンクラブの会報「PEN」には、会員の投稿欄があったときに載せていただいた。一ドルのオモチャの指輪は、一九六八年夏にロッキー山脈の峠のおみやげ物屋で実際に買った。あるアメリカの友人に「一ドルの指輪」の話をしたら「私たちは誰でも心の中に一ドルの指輪を持っている」と言ってくれた。
 日本現代詩人会報に載った小品も忘れ難い。
 Ⅱ女性詩誌「現代詩ラ・メール」の主として「ラウンジ」に載った小品は女性色が強い。この雑誌では一○年間勉強させて頂いた。この季刊誌だけは今も全四〇冊を保管している。
 Ⅲ「きのこ雲のそばで」は「戦後ってなんだったの?」の特集のために書いた。小学校二年生のときに見た原爆のきのこ雲ゆえに、私は一生平和主義者になった。
 『姑の言葉と「じいさんばあさん」』の事実も私の実人生に大きく影響してきた。この体験は一度書きたかった。
 「アメリカ、ヨーロッパをまわって」は一九六八年に職場の機関誌に載った。若書きだが、人間への関心という私のテーマは文章の最後に明確だ。_
 Ⅳは追悼文だ。
 Ⅴには武田隆子さんと山本楡美子さんの主宰される「幻視者」に載ったエッセイを収めた。この季刊誌にも本当にお世話になった。
 「詩人の妻たち」は私の読書ノートにひとしいが、夫婦の修羅への関心からまとめた。
 「研究・新聞に現れた詩」は、腕力で行った「研究」だ。見落としもあろうし、検定もしていない不完全な研究だが、新聞に現れた詩関連語のあらましは述べることができた。そしてパートⅢの「五」にあるように、作業は蟻地獄に似ていた。パートⅠの「この研究の結論は、俳句、短歌、現代詩の順に実作者と読者の数が少なくなっていくという既知の説を追認するにとどまった」は、余りにも当たり前だ。同じパートⅠの「さりげないニュースが、詩に無関係なのに、詩的なのだ」は私にとっては貴重な発見だった。
 パートⅢの、新聞に現れる「非体系的な詩関連語の使用」は、他のどのような分野の関連語を拾ってみるときにも当てはまるだろう。
 Ⅵはその他の掲載紙誌などだ。未発表の作品は削除するべきかもしれないが、私には捨てる能力が欠けているため人生全般にわたって苦労している。
 Ⅶはいわば附録であり、「神田川」を除いて恒川京子名で発表した作品を収めた。
 「東京新聞」とあるのは、発言欄への投稿だ。
 「現場からのノート大切な事実」と「スーザンの手紙」は当時の職場であった東京都社会福祉総合センターの出版物に書いた。このように文学的な原稿を出版してくださった社会福祉専門組織の雅量に感謝する。
 「七輪に火を熾して」と「『まどい』の頃」は更生保護に二三年間従事したうちの初期の頃の思い出だ。仕事の内容は特殊かもしれないが、職場の雰囲気を記録したかった。
 「あなたは狙われている」のタイトルとサブタイトルは編集者がつけてくれた(現在は廃刊)。統計は古いが、執筆当時の女性をめぐる状況がまとまっているので加えた。犯罪から自衛しようという女性への呼びかけは今も適切だと思う。
 「あとがき―『更生保護』誌」は保護司のための研修誌「更生保護」のあとがきを一編載せた。私にとってなつかしい雑誌だ。明らかに、これはあとがきの趣旨を逸脱しているが、そのためにこの一編を記憶していた。文中に「座談会の司会者の失敗で」とあるのは、司会者が私自身であったための自省の弁だ。
 最後の三編は順不同で付け加えた。「国連会議の女性たち」に明らかなように、女性であることと専門職業性(プロフェッショナリティ)は私の終生のテーマだ。
 「木馬」連載の「ホノルルの文学的環境について」(原題「アメリカの文学的環境について」)は、別冊とした。
(「あとがき」より)

 

上巻目次

  • 一ドルの指輪
  • あなたはあなたの朝食に権利がある
  • スーザンの招待
  • 私がペンにはいってトクしたことソンしたこと
  • 福永武彦の詩集の発行部数
  • 草原のなかの夫婦愛 映画「ウルガ」を観て

  • きのこ雲のそばで
  • 姑の言葉と「じいさんばあさん」
  • オバQ紹介
  • アメリカ、ヨーロッパをまわって

  • 弔辞
  • お茶と和菓子 前澤雅男氏に
  • 大江満雄さんを送る
  • 筆まめだった早川さん
  • 山口木の芽さん追悼
  • ある詩人の死

  • 三人の女性のことば
  • アニメの効用 映画「風が吹くとき」 
  • ある詩人の夫
  • 最も反詩的な事件・私の豊田商事体験
  • インサイド・ストーリーについて
  • 東中野のことなど
  • 紙と労働・ソ連回想
  • 日劇ミュージック・ホールのことなど
  • 詩人の妻たち 一
  •    〃   二
  •    〃   三
  •    〃   四
  • 小さなヒロシマ・ゆるやかなナガサキ
  • 断片の魅力・ロブグリエの世界
  • 深刻で軽いユーモア・ボネガットの世界
  • 分科会・文学と映像・七つの感想 一
  •    〃            二
  • 研究・新聞に現れた詩 パートⅠ
  • 一 目的
  • 二 研究の対象と方法
  • 三 結果 
  • 四 各紙の詩歌関連記事の特徴
  • 五 おわりに
  • パートⅡ
  • 一 パートⅡの内容と原則
  • 二 詩歌関連語ボキャブラー集
  • 三 詩歌関連語ボキャブラリー集作成にあたってのメモ
  • 四 一紙に一日に詩歌関連記事が三以上載った例 
  • 五 パートⅡのまとめ
  • パートⅢ
  • 一 パートⅢの内容と予定
  • 二 アクシデント
  • 三 コメント
  • 四 パートⅢ ボキャブラリー集と分類の尺度基準
  • 五 おわりに

  • 女性が読む女性の本
  • 図書館の本で旅に出る
  • 寅さんの情報を読む
  • 大人が読む子供の絵本 
  • 大人が読む子供の本
  • 私の「アマデウス」日記
  • 詩の翻訳のむずかしさ
  • セールス話にご用心
  • すがすがしい映画「達磨はなぜ東へ行ったのか」 
  • 謎の魅力「去年マリエンバートで」 
  • レストランでの失敗
  • ベニスの一夜
  • アンケート 仮面

  • 年齢という信仰
  • 小説「ケースワーカー」 
  • 神田川 
  • 招くことが最高のもてなし
  • 儀礼的な年賀状廃止する姿勢で
  • 余韻残す美しい映像の「眠る男」 
  • 郵便番号の7ケタ化に不安 高齢者や視覚障害者考慮して
  • 郵便番号7ケタ化でのコスト 料金の値下げという見返りを
  • 究極の不用品は
  • 亡き友を自宅に招待せず心残り
  • 連用型を選ぶコツ
  • 議論が必要な図書館利用法 
  • 個人の声の反映期待
  • 現場からのノート 大切な事実
  • スーザンの手紙
  • 七輪に火を熾して
  • 「まどい」の頃
  • あなたは狙われている
  • あとがき――「更生保護」誌
  • 他人は見てるぞ
  • 事故対策を教えて
  • 国連会議の女性たち

あとがき

略歴

 

下巻 ホノルルの文学的環境について 目次

  • 一 題は大げさだが
  • 二 ある時、大学のカフェテリアに坐っていて
  • 三 二年目の終わるころには…
  • 四 全部で何回になったかは記憶していないが…
  • 五 一口に言ってハワイは好きになれない…
  • 六 リンダが今日はレストランに招待します、と…
  • 七 アメリカの友人たちとベトナム戦争の話をすると…
  • 八 二年間のホノルルでの生活を振り返るとき…
  • 九 ロバート・フロストの詩…
    あとがき


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索

あるぺぢお詩集 No.3 1956年版 あるぺぢお詩人会

f:id:bookface:20211020122209j:plain

 1956年1月、あるぺぢお詩人会から刊行されたアンソロジー詩集。あるぺぢお詩人会は第1回H氏賞受賞者の殿内芳樹が中心。


目次

  • 堀之内辰夫 脳漿を流れるガラスの破片 
  • 簾田範雄 午後の磔 
  • 殿内芳樹 ウクレレ 

 
NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索

あるぺぢお詩集 No.2 1955年版 あるぺぢお詩人会

f:id:bookface:20211020122051j:plain

 1955年4月、あるぺぢお詩人会から刊行されたアンソロジー詩集。あるぺぢお詩人会は第1回H氏賞受賞者の殿内芳樹が中心。

 

目次

  • 紫の不条理 佐々木政治
  • フラスコの中 本多光夫
  • 退轉期 伊藤哲郎
  • 再誕之圖 奥平節一
  • 海の反語 長沼静人
  • 天の把手 殿内芳樹
  • くろい風景のなかの青春 簾田範雄
  • 脱走兵の黄昏 月岡賢二
  • 二と一の自由 寺沢見佐子

 

あるぺぢおノート


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索

日の歌 金丸桝一詩集

f:id:bookface:20211030081955j:plain

 1965年8月、思潮社から刊行された金丸桝一(1927~)の第2詩集。装幀は梅村豊。刊行時の著者の住所は宮崎県西都市

 

 「零時」につづいて「日の歌」をまとめた。これまた無用のものと思ってなお詩集の形をかりた。無用のなにかに価値があるとすればおぼろにも認識できるなにかであるはずだ。それらとおのれとを交換できないものか。この思想は多分にサン=テグジュペリに負うものではあろうが、私は私なりにそれを試したいと思ったわけである。ただ「未成熟の懐抱」を意識しながら「きょう」をみつめてきた。私にとって「きょう」は詩にかかわるおそらく唯一のものかも知れない。そう思いながら。
(「後記」より)

 

目次

  • 日の歌
  •  その1
  •  その2 
  •  その3
  • 美しいかたよりが 
  • 夏・野良犬が一匹一 
  • 奢りの旅・モノローグ 
  • 河口

  • 二月の詩 
  • 初めての児に
  •  1おまえが泣くと 
  •  2ここはどこか
  •  3青・ことば
  •  4おまえのうしろに
  •  5午後・考
  •  6葉がいっぱいある
  •  7脚から脚へ
  • 小鳥の羽毛をむしるとき
  •  その1
  •  その2

 

後記

 

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索

あるぺぢお詩集 No.1 1954年版 あるぺぢお詩人会

f:id:bookface:20211020120501j:plain

 1954年10月、あるぺぢお詩人会から刊行されたアンソロジー詩集。あるぺぢお詩人会は第1回H氏賞受賞者の殿内芳樹が中心。

 

 あるペぢお詩集はこの夏の終りに出す予定であったが、いろいろな事情で随分おくれてしまった。こういうものを刊行するのに、さほど気忙しい思いをすることもない筈だが、それでも周辺がなにかと眩暈を誘うと、やはりこういうものにもそわそわした嫌な憔悴を覚える。そのような日日が幾日かつづいた。
 この詩集がこんな貧寒な形姿をひと目にさらそうとは、あらかじめ予測していなかった。かなり豪華なものにするつもりであったわけだ。その企画もあえなく消えたが、ぼくらは外装についてはさほど気にしていない。この詩集の内部に異常なメタモルフォーゼが氾濫するように、外装もまた瀟洒な空間が崖の下のちッぽけなヴィラに転身したというほどの、そんな推移をふと味わってみる気分にすぎない。
 あるぺぢお詩人会はおなじ信州に住む詩人の親睦団体として発足したのだが、この第一集を出すまでに既に幾人かが姿を消した。知的ではあるが妙に孤独癖にとりつかれている高原の詩情のしからしめる所業でもあろうが、あるいはそれを透明と誤算する孤愁の抒情のなす業かもしれない。汚穢にまみれながらも執拗と思われる連帯の靱さがのぞまれる。こうしてあるペぢお詩人会は個々の存在位相に何の制約ももうけず、むしろ我執を伸ばすことに意をそそぐものだが、ここから何らかの主張が集団として提出されるなら幸いこのうえない。このような消極的な在り方を示しながらも、ぼくらは未来のユマニテのために敗北的ユマニテを拒否する。合理主義を人間の内部へ転化せしめる透徹した知性のために、合理主義によって歪曲された知性を否定する。個を尊重しながら、庶民的造型と造型のための造型をきびしく峻別する。歴史性を内包する批評的創造的現実と非対象的創造的現実とを識別する。ぼくらは詩の非形象的空間性を排し、窮極において生に繋る対象的実体性を追求する。ある日にぼくらが非形象的であり非対象的であるとしても、それはぼくらの目的的詩観へとそれらの詩法を融合させようとする意図のあらわれであるにすぎぬ。たしかにぼくらは無制約の個の集合であり、進んで集団的主張をなすものではないが、これらの地点でぼくらは共通している。創造的現実のそこに歴史性を意識し存在の終末的意味をさぐることが、ぼくらのポーズをひとつに結びつけている。存在の真意を問い、喪われた生を奪回しようとする日に、科学を向上的人間像のがわにひきもどそうとする日に、造型のための造型のかたわらでパイプの手入れをするわけにはいかぬのだ。
 科学と人間との対置。二律背反的な物質関係性のそとから生ずるインフェリオリテ・コンプレックス。逃避。ペシミズム。それらに支えられた造型的造型と詩的現実。それをどのように理論づけようと、つまりは「詩人」の所業に価しない。逃避的心情のかげで描かれたはかない一枚の花辯を「詩」と呼ぶならわしは既に喪われた。「詩人」の所業はいまいう「対置」と「物質的関係性」の根源をつき、未来を予見し指向するものへと繋る。未来の存在と批評のためにのみ、ぼくらが創造し造型するという真意またそこに繋る。ぼくらが文明を超克するというのは、いうまでもなく原始的人間像への回帰を意味するのでなく、世界的新人間像への到達を意味するのだ。
 あるペぢお詩人会がこのようなパターンを形成するのは、より多く将来のことに属するかもしれぬ。あるペぢお詩人会のメンバーはすべてネオ・リアリズム運動を通過してきた詩人ばかりであり、ネオ・リアリズムの詩法をさらに執拗に逐いもとめようとしている。こうした点から、ぼくらの詩観なり性格なりはある程度はつきりしているわけではあるが、さらにもろもろの変型とあたらしい提言とが逐次形相を整えるにいたるだろう。
 さりげない出発である。ガラスのような硬質の非情へ閉じこめられようとしている高原からの、なにげない出発である。この非情のそこで非情を自らの內部へとりこみ、パトス的灼熱へと転化せしめる意慾をぼくらはもつ。この意慾は、ぼくらの未来への意識であり歴史への意識であり生のための予見的創造の意識でもある。このような投影がいくぶんかはこの詩集にみられる筈であるし、第二集では、さらに鮮烈にその軌跡が描かれるに違いないのだ。
(「あるぺぢおノート/殿内芳樹」より)

 

目次

  • 伊藤哲郎 櫻の国
  • 内川美徳 森が割れると
  • 月岡賢二 トルソーの貌
  • 殿内芳樹 デルタ抄
  • 長沼静人 單純な機会
  • 西田道雄 黒い獨房
  • 堀ノ内辰夫 坐標
  • 本多光夫 水の中の思考

あるぺぢおノート


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索

ひらけごま 荒木文雄詩集

f:id:bookface:20211020120321j:plain

 1967年3月、文童社から刊行された荒木文雄の第6詩集。

 

 リードからの記事は、過日大谷大学の学報のために書いたものである。それをそのままこゝにのせるのは少しぎこちない気もするが、リードの詩論は現在私の最も親近感を感じるものであり、また印刷上の好機という理由もあって、リードには迷惑なこと、は思うが容赦してもらうことにした。私は目下いわばリードの芸術論に魅せられている状態なので、うのみにしている点も多いと思う。そういうところ、私の貧しい詩作品にあわせて御批判いたゞければ有難い。例によって山前実治、大野新両兄に印刷の面倒をみてもらった。さらにこの詩集は天野隆一ほか「ラビーン」同人諸氏の友情によって生れたものである。
(「まえがき」より)

 

目次

まえがき

作品1 夢のうた

  • 金魚のうた
  • 因果な羽のために
  • 石よ
  • ひらけごま
  • 眠りが裂かれる
  • 空也上人
  • 回光返照

作品2 花のうた

  • 紫雲英
  • 牡丹
  • きんぽうげ
  • コスモス1
  • コスモス2
  • 矢車草

詩作おぼえ書

 


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索

砂の戸 西原邦子詩集

f:id:bookface:20211102223653j:plain

 1986年7月、思潮社から刊行された西原邦子(1931~)の第3詩集。著者は香川県生まれ、刊行時の住所は港区三田。

 

目次

  • 時計小記
  • ビルの巨人
  • 青林檎
  • 白菜譜
  • 干瓢を煮る
  • 桑実記
  • 桃想
  • 秋果
  • 砂の戸
  • 空車考
  • 草笛を吹くのは
  • 水の街
  • この夕景
  • 外の気配
  • 寒苦鳥に異ならず
  • むずがゆい朝
  • 泥魚譚*
  • 冷たい水の上で
  • 月蝕
  • 帽子の女
  • 歩行者の影を
  • 三日月よ
  • 化石たち
  • 氷菓時代
  • 跡切れ跡切れの子守唄
  • ダイダボッチの朝を
  • 霧の行く手に
  • 鳩の朝
  • サーカス模様
  • 発端の水

 

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索